PLUTO 7巻

長髪の美少年エプシロン。
哀愁漂う表情の彼が表紙で、出ましたPLUTO第7巻。


次々と破壊されていく世界最高峰のロボットたち。
残されたのは…


ネタバレは自分の信念に反するので詳細は書きませんが、あいかわらず浦沢直樹はすごいです。
ストーリーの構成、1話1話の流れ、完成度高すぎです。
毎回読んでて、この1話はこの流れ以外ないなって感じさせる。
すごいです。


PLUTOは言わずと知れた手塚治虫作「鉄腕アトム」のリメイク作品。
おれは原作を読んでないけど、ストーリーはそのまんまなんだろうか?
浦沢直樹のことだから、話の流れはそのままでも、伏線回収なんかの見せ方はかなり変えてるんだろう。
たまにあとがきに掲載されている、原作をリアルタイムで読んでいた人たちのコメントを見ても、全く違う漫画として大絶賛してるとこを見ると、きっと新しい漫画として楽しめるに違いない。
PLUTO最終回まで読み終えたら、ぜひ原作も読んでみたい。


PLUTOは次巻が最終巻。
プルートゥ、ゴジ、ボラー、すべての謎が明かされる第8巻は6月発売!
見逃せない!!



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ヴィンランド・サガ 7巻

宇宙を舞台にした人間の成長物語「プラネテス」に出会って数年。
幸村誠の新しい作品が連載中だとは知っていながら、単行本を集めるまでにはいたってませんでした。


潔く言います。すいませんでした!!
文句なしにおもしろいです、コレ。


主人公の活躍の場。
プラネテスでは宇宙。
このヴィンランド・サガでは地球、さらに限定されて北欧〜イングランドです。


北欧の地で略奪に明け暮れるヴァイキング
その中に復讐を目的にヴァイキングとともに生活する少年、トルフィンがいた。


生活のために街の略奪を繰り返していたヴァイキングたち。
しかし、時代の流れの中で、国と国との争いの中に自分たちの行き場を見出し、大きな戦いに関わっていくことになる。


今回の7巻にいたるまでにも、紆余曲折、多くの読者裏切りポイントを経て、おもしろくなってきている。
特にクヌート王子の変貌ぶり。
この先の大きなテーマへの流れが見えてきた気がする。


ヴァイキングの間で語り継がれるヴァルハラ(戦死した戦士が行きつくとされる伝説の聖地)。
極寒の地で暮らす人たちが夢見る豊かな草原の地、ヴィンランド。
王族の醜い権力争い、侵略と無益な殺生が繰り返される現実に嫌気がさした王子が求める理想郷。
今後の展開は読めないけど、人々が夢見る地上の楽園を目指しながら、人間の成長が見れるのは間違いなさそうだ。


笑いあり、シビアありのストーリーの中で、人間の心の成長を描く幸村誠の漫画。
堂々の殿堂入りです。



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おやすみプンプン 4巻

きれいなグリーンの表紙とは裏腹に、内容はかなりヘビーです。


プンプンが中学生になったせいなのか、作者の意図なのか。
明らかに小学生編とは違います。


雄一が自分には恋愛する資格がないと責めるようになった理由。
前半はかなりドス黒い内容。
目を覆いたくなるようなシーンは、おやすみプンプン史上初でした。
バイオレンス的なドス黒さは浅野いにおの真骨頂なんだろうけど、おやすみプンプンには他の作品よりクリーンなイメージを持ってたので、ちょっとショックでした。


中学生のプンプンは、愛しの愛子ちゃんと再び接近。
思春期真っ盛りの男子特有のえげつなさはちょっとずつ出てきてるけど、プンプンはやっぱりピュア。
欲望に任せれば楽なのに、そうはできない純粋さ。
周りから見ればかっこいい男だけど、自分の理性に逆らえずに辛い方を選んでしまうプンプン本人はキツい。
後で自分が辛くなるのがわかってても、そういう答えを出してしまう。
おれはそこまでピュアじゃないけど、気持ちはすごくわかる。
漫画の中で本人は苦悩してるけど、おれはそんなプンプンをめちゃくちゃカッコいいと思う。


おやすみプンプンは男の純粋さ、バカさがこれでもかってくらい出てる漫画だと思う。
女の子にはわかんないだろうけど、男ってどんな生き物?って聞かれたら、「こんな感じ」って渡したくなる本だと思う。
好きな子には読んで欲しくないけど(笑)


プンプンも雄一も幸せになれればいいけど、この先も紆余曲折あるんだろうな。
作者の作風からして。
どんな方向に進もうとも、おれは見守る覚悟です。


最後に…個人的に翠さんがめちゃタイプです。



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GIANT KILLING 9巻

ETU vs 大阪ガンナーズ終結!!
熱い監督同士の采配バトル、遂に決着です。


ぜひ自分の目で確かめてほしいので結果は言いませんが、
すごいことになってます。
それだけは言えます。


相手チームのスキをつき、常に先読みの采配を振るうタツミ監督。
今回も、超攻撃的なFW陣、日本代表が揃うDF陣をもつ一見無敵のガンナーズを予想外の采配で苦しめてます。


毎話読んでても全然読めない監督の采配に、読んでるこっちはどんな意図が隠されてるのかドキドキ。
あとで作戦の全貌がわかるとスッキリ。
なんか推理モノみたいなサッカー漫画です。


GIANT KILLINGのおもしろさは、そんな監督の作戦だけじゃない。
試合はやってみなくちゃわからない。
どんなスポーツでも共通だけど、そこにドラマがある。


アッと思わせる監督の先を読んだ采配と、監督の想像を超える選手の活躍。
その2つがあるからこの漫画は最高にテンションが上がる。


ガンナーズ戦の後には一匹狼記者藤澤の椿のルーツを探る旅も。
必見です。



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バガボンド 29巻

沢庵の肩に乗る手負いの武蔵。


インパクトのあるイラストと紫のタイトル文字が映えるカバーで、バガボンド29巻発売です。


吉岡一門との死闘をくぐりぬけた武蔵に待っていたのは、自分を見つめなおす時間だった。
戦いの螺旋の中で無我夢中で生きてきた武蔵は、沢庵とゆったりと語り合う中で何を見つけるのか。
そして、選び出す答えとは。


この巻では真剣同士で睨み合うような緊迫した戦いのシーンが少ない。
その分、登場するキャラクターが自分自身と向き合う場面が多く描かれてる。
戦闘シーンではリアルな表現が多いのに対して、内面を描く場面では抽象的な表現が多用されてる。
たとえば武蔵が心の中の自分を冷静に見つめるシーンとか。
そこらへんもバガボンドの中で作者の井上さんが身につけた表現方法な気がする。


キャラクターの表情が前より豊かになって、全体にかなり砕けた感じの絵になってきてる気がするけど、その分真剣なシーンが引き立ってまたいい。


武蔵が向かっていく境地はどんなものなのか。
できればおつうと幸せに。



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蟲師 10巻

月刊アフタヌーンで連載してきた『蟲師』、とうとう最終巻です。


高校生のときに表紙のカバーイラストとタイトルのインパクトで気になったのが出会い。
そこから大学時代にどっぷりはまり、周りの友達にすすめまくってた。


気づいてみればTVアニメ化、そして映画化。
たちまち知名度は全国区に。
売れる前から知ってる1人としては嬉しいような悲しいような複雑な気持ちだった。


いろんな思い出をくれた『蟲師』。
終わってしまったなぁ。


身近にある不思議なこと。
その原因が普通の人には見えない蟲の仕業だとしたら…
そんな目線で描かれてきた本作。


蟲をときには恐れ、ときには恩恵に与りながら生活する人の姿に、身勝手さやもの悲しさを感じる読みきりたち。


何度読んでもいい漫画です。


個人的には終わり方に満足はできませんでした。
主人公ギンコについて知りたいことはまだまだあったし。
けど作者の気持ち的には「やりきった」という感じなのかもしれない。
そこは一読者にはわかりません。


これまでお疲れ様でした。
ありがとうギンコ。
ありがとう漆原先生。



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GIANT KILLING 8巻

テンション上がる今一番熱い漫画、『GIANT KILLING』。
先月の7巻発売から早くも第8巻の登場です!


前巻から始まった首位大阪ガンナーズとの一戦。
最新巻ではさらに熱い展開が繰り広げられてます。


表紙カバーは監督タツミ率いるETUのイレブン(+コーチの松ちゃん)。
毎巻カバーイラストにしびれます。
これ見てジャケ買いした人、大正解。
内容も最高です。


漫画家ツジトモさんの絵にあこがれて、会得してやろうと真似してみたけど思った以上に難しい。
イラストっぽいのに、いざ描こうと観察すると人間の体のつくりを熟知してるってのがよくわかる。
すばらしいです。


そんな迫力満点の絵で描かれるETUvsガンナーズ
ガンナーズの猛攻に圧倒されっぱなしのETUは番狂わせを起こせるのか。
ぜひ自分の目で確かめてください。



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