サイクルモード(その7)5links

まだまだ続く幕張サイクルモードレポート。(←ネタを小出しにしてブログを継続しようという魂胆。サイクルモードはネタの宝庫だ。)

今日はあの5links(ファイブリンクス)。(下の写真は5linksのサイトから拝借)


5linksファイブリンクスのブースを見つけました。発明者の五百住(いおずみ)さん(この方の本業は歯医者さん)はお客様の対応に忙しそうでご挨拶もできず、ブース見学するだけ。今年の6月の荒川土手での試乗会では5linksに関するお話をいろいろとお聞きしました。



この折り畳み自転車の折り畳み構造は秀逸。前輪と後輪がピッタリと重なる技術思想はパシフィックのIF MODEに似ている。5linksの機構については5件ほど特許出願が出されている。特許庁のサイトから特許公開公報(PDF)を無料でダウンロードすることができます。(特許庁のサイトは大いに利用すべし。欧州特許庁(EPO)の公式見解によると、世界中の技術情報の8割は特許公報の中にあるらしい、)


日本発の名車5linksは、最初のアイデアの発想から昨年の販売まで苦節7年。よくぞここまでやりました。立派な方です。日本発の折り畳み自転車の名作だと思う。僕も感動して試乗会のあとに衝動買いしてしまった。

ところで、この5links、もう少しフレームを細く軽くコンパクトにできたらいいのになあ、と思う。チタンとカーボンを使って。今や4キロ台のロードレーサーが出来る時代だもの。(これは非現実的な妄想か。)いずれにしても今後の進化に期待したい。


5linksの基本理念がなかなかいい。
5linksのホームページより引用)

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5LINKSは、単に「小さくなる折りたたみ自転車を作ろう」という発想で開発されたものではありません。

全世界的にCO2の削減、健康な生活が叫ばれる昨今、「従来の交通機関を利用した 人間の移動スタイル そのものを変えよう」そんな発想から「今までより、もっと便利で、もっと早く、もっと健康で、地球環境にやさしい移動手段はないか?」という命題を設定。

これを解決する交通機関をPUV(Personal Urban Vehicle) と定義し思考を重ねるうち「簡単に携帯できる自由自在な自転車を作る」という結論が導き出されていきました。

その結果、普段使いによく、簡単に折りたため、軽く、運びやすく、他の交通機関に積載しやすい現在のデザインが完成しました。

ですから5LINKSのネーミングには「5LINKSに乗って走るもよし、携帯するもよし、電車に、自動車に、船に、飛行機にも積んで、世界の5大陸を移動しよう」という願いが込められています。
(引用終わり)