100万分の1の世界(究極のムダ?)

現在の自分のセカンドマシンは
Core i7 2600/ 16GB/ 3.5TB というなかなか激しい(こともないか、今となっては)マシンである。
用途は、仮想マシンを動かすベースである。使用しているホストOSがFreeBSD/amd64であるため、動かすVMマネージャはVirtualBoxである。そこで、各種のOSをうごかしている。
しかし、そういう中で、ちょっとしたお遊びのエミュレータも動かしてみている。
まず、XM6。X68000エミュレータである。Windows用のプログラムであるので、Wine経由で動かしている。当然ながら速い。その他には、PC9801のエミュレータも動かしてみている。
しかし、今度はそれらを越えるムダの究極のようなエミュレータで遊んでみようと思う。
それは、「PC8001」のエミュレータである。PC8001は、日本でも最初のころのPCである。そのスペックは、、 CPU Z80/4Mhz(実質3.5Mhzくらい) MEM16KB(64Kまで増設可能) テープでプログラムを保存(DISKもつながるが、320KB)である。
つまり、CPU1000倍(x8 x8)、メモリ 100万倍 DISK 100万倍という環境で動かしてみるというものである。8bitマシンを8byteマシンで動かすというのも酔狂に近いものがある。ましてや100万分の1のメモリというのは、もはや隔世の感といったはなしではない。

しかし、その100万分の1のリソースでも、「PCを使う面白さ」は決しておとるものではない。「わくわく感」は、むしろその当時の方があったと思う。もちろん、今、そういうのがないのはわるいことではない。「日常になった」といういいとらえ方ができると思う。

それでも、100万分の1の世界は、十分に価値があると思う。