先日は公園にやってくる渡り鳥「オオバン」について書きました。
今日は「オナガガモ」について書いてみたいと思います。
オナガガモ」、名前通りオスの尾羽が長いのが特徴です。
人懐っこい鳥で、餌をやると人間の近くまできておねだりをします。
公園の池には「オナガガモ」集団、「カルガモ」集団、「マガモ」集団がいますが、オナガガモは池の端っこに集団で羽を休めています。いつでも餌を貰えるようにしているのです。


先日、公園でちょっとした出来事がありました。
天気は晴れ、風もなく暖かな日でした。オナガガモがゆったりと漂っていました。



















平和な時間が過ぎていきます。と、突然、オナガガモのメスが隣のメスに襲いかかったのです。
襲い掛かった原因はわかりません。メス同士の闘いです。怖いですね。
襲い掛かったメスの「今朝の目覚めが悪く機嫌がよくなかったのか」、「いつも餌を横取りされているのでこの際とっちめてやろうと考えたのか」、「ちょっかいを出したのでムカッとなったのか」、それとも「恋人をとられた腹いせにいじめてやろうと思ったのか」。
しばらくの間、お互いの首・背中などを突っつきあい壮絶な闘いをしていたのですが、そのうちくたびれたのか、仲直りしたのか離れていきました。
オナガガモの世界にも癪に障るカモがいることを知りました。人間と同じで同性同士はどうも諍いが絶えません。













人間の世界にもこんな人がいますよね。「突然、怒り出して他人に迷惑をかける人」が。「この人、馬鹿じゃない」と言われるのがオチですが。
オナガガモの世界も気を使いながら生きていかなければならないんだね。
でも、後で仕返ししようとしても、鳥類は皆同じ顔をしていますので喧嘩の相手を探すのは不可能であり、同じ相手と二度と争いをすることはないと思いますがどうでしょうか。
この点、人間の世界は陰湿です。


桜の咲く時期、四月頃までこの池で過ごします。