カワセミ」を漢字で書くと川蝉、翡翠、魚狗、水狗、魚虎、魚師、鴗。
カワセミの特徴は、鮮やかな水色の体色です。「翡翠」と漢字で書くのがわかるような気がします。
また、カワセミが巧みに魚をとらえることから魚狗、水狗、魚虎、魚師などと書くのもうなずけます。
近頃、川がきれいになってきたので、再び町中で見ることが出来るようになってきたようです。


このカワセミ袖ケ浦公園の池で見ることが出来ます。
毎年、この時期にカワセミの追っかけをしているのですが、なかなか写真に撮ることが出来ません。
いつもカワセミにカメラを向けるのと、すぐいなくなってしまいます。
しかし、今年はシャッターチャンスに恵まれました。
毎年飛んでくるカワセミも年を取って体力がなくなったせいか(と思っているのですが)、
すぐとび立つことが出来なくなり、しばらく同じ場所にいます。


僕が若い頃、カワセミを見つけ、カメラを構えシャッターを押すまで5秒もかからなかったのですが、
カワセミも若かったのか敏捷で、すぐ逃げてしまい、今まで写真を撮ることが出来ませんでした。


それから何年経っているのかを忘れてしまった今、公園でカワセミを見つけたとき、
首からぶら下げたデジカメを手に持ち替え、デジカメの電源を入れ、カワセミにカメラを向け、
液晶画面が小さいので慌てて鞄から老眼鏡を取り出し、デジカメの液晶画面の中にカワセミがどこに写っているのかを探し、
やっと探して望遠にすると、大きくブレてカワセミは液晶画面から外れ、また、液晶画面を小さくしてカワセミを探す。
そんなことを数回繰り返してやっとカワセミに焦点を合わせ加齢による震える指でシャッターを押す。
その間、30秒ほど経っているですが、カワセミに同じ場所に止まっています。
カワセミも年を取って池を一周して疲れたのか暫く動きませんでした。
お互い年をとったものですなぁと慰めあいます。


その時撮った写真です。


カワセミ(メス・下の嘴が橙色)】


上の写真を加工してみました。(水面に反射したような写真)


(カワセミ・暫く休憩)