ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
- 作者: デビッドアレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2006/05/18
- メディア: 単行本
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2冊目のGTD本、読了。
「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」がHowとWhatに関するGTD本だとすると、
こっちのはWhatとWhyに関する本ですね。
全部で52個の法則について書いてありますが、
どれも本当に素晴らしい内容です。
気づきと学びだらけだ。
ページ数の割に、読み終わるまでに非常に時間がかかった。
それは、ちょっと読む度にメモをとらずにはいられなかったからだ。
- システム(例えばGTD)は苛酷な現実を目の前にしても、維持できる程シンプルでなくてはならない。
- 今のやり方で超忙しいときに、まわりそうにない所はどこだろう?
- もっと自動的になる部分はないか?
- 価値観を徹底させれば、細々とした規則は必要ない
- 価値観を共有し、意志決定と行動はそれぞれに任せる
- 企業の価値観とは、往々にして日常業務と関係ないものが多い。価値観とは、日常と密接に結びつてこそ意味がある
- 数えられるモノが必ずしも重視されるとは限らず、重視されるモノが必ず数えられるとは限らない。
- 型を重視するまでは、型は定まらない。しかし、型を習得した瞬間、それは型を越えたモノになる。
- 型を覚えるまでは、どうすれば型通りにやれるかで必死だ。しかし、一旦型を覚えると型に目的が与えられ、それを達成する手段として意味を持ち始める。
- もっと高次のコトに集中するために、仕事に型を作ろう。瑣末なことにとらわれないために。
- 私たちはワクワクするものにエネルギーを感じる。昔ワクワクしていたもので、今はそうでもないがあれば、それを止め、別のコトを始める時期がきたんだ。
- 大きな変化に見えなくても、そこに流れるたゆみないプロセスを信じよう。あなたの中で起こりつづける見えない化学反応を信じよう。その見えない力こそが、あなたの予想をはるかに越えた解決策や結果をつくり出してくれる。タイミングは自然にやってくる。やきもきしてはならない。
- どんなに忙しくても、そんな時こそ今やっていることを一旦止め、心の赴くままに行動しよう。リラックスすることで、ギアを一段上げるときが来た。より力強く進むために、今やっていることを一旦手放そう。そんなことをやっている時間はない、と感じるときこそ、スローダウンの時なのだ。
- プロジェクトといつかやるリストの違い
- 前者は「できるだけ早くやる」と決めたこと。それが7年後だとしても。
- 後者は、理由はともかく、少なくとも今は「やらない」と決めたこと。
- 本当にプロジェクトにするなら、自分が納得できる「次の行動」を割り当てなければならない。それができないならば、それは一旦、いつかやるリストに移すべきだ。
- 20%の違い
- 人は、自分の能力よりちょっと多いだけの仕事を引き受け、10%の遅れを出してしまうと、自分のコトをクズのように感じてしまう。
- ところが、110%の仕事をこなすことができれば、別人のように世界を支配しているかのうような気分になれる。
- 両者の違いは20%しかないが、片方から片方へ移動することは大いな飛躍だ。
- GTDはその20%を可能にすることに集中している。
- GTDは小さいことの積み重ねを続けることで、大きな成果を呼び込む。注意しよう。最高の結果が小さなコトの積み重ねで生まれるように、最悪の結果もささいなことの繰り返しから生まれるのだ。
- 本当の知識は、意識的に行動を起こすことによってのみ得られる。何かが分かるまで行動するのをやめよう、というスタンスでは、何かが変わることもないし、何らかの行動を起こすこともないだろう。
- 失敗は恐るるに足らず
- 間違っても軌道修正し続ければいいのだ。目的地にたどり着くまで、思う存分間違ってみよう。
- ゴルフのコーチの言葉。
- スコアを気にすることはないよ。池にはまったっていいじゃないか。こう考えてみよう。つまり、プレイし続けていれば、ミスショットも打つだろうが、もっといいショットも確実にたくさん打つんだよ。それさえ分かってれば、いいんじゃないかな?
- 今年は去年より多くの素晴らしいショット打つことにしよう。そういう態度でいれば、ゲームを投げ出さずに、じわじわ上達できる。