タスク管理とエネルギー管理の関係について考える。
目標を達成するには、行動が不可欠だ。目標じゃなくて、単なる仕事上のゴールであっても、そこに到達するには行動が不可欠だ。
細分化をベースにしたタスク管理は、行動をイメージしやすくする。だから、行動しやすくなる。
しかし、実際に行動できるかどうかは、その時に投下できるエネルギー量に依存する。時間があっても、エネルギーがなければ何もできないだろう。逆に時間がなくても、エネルギーがあれば多少無理してでも時間を捻出できる*1。
タスク管理は目的地へ着くためのナビゲートだ。タスク管理のおかげで、道に迷わずに済む。そしてナビゲート通りに進むための原動力を継続的に与えてくれるのが、エネルギー管理だ。
では、エネルギー管理とはどういうことなのか。
エネルギーとは、普段の生活の営みの中から沸いてくるものだ。そして、普段の生活の営みとは、習慣の集合に他ならない。
習慣化された行動は意識的には行われない。ということは、習慣とは「管理する」ものではないだろう。だからエネルギー「管理」とはつまり、習慣化するまでのプロセスを管理するものだと思う。
目的地へたどり着くためのタスク管理と、継続的に前に進むための習慣を生み出すエネルギー管理。この二つを意識化におくことが、目標達成型の人間を生み出す両輪ではないだろうか。
*1:もっとも、そんなことを続ければ、遠からずエネルギーが枯渇するだろうけど