レイ・デイヴィス 流石としか

AMERICANA

AMERICANA

しばらく振りの新作がきました

企画物なんかはいくつか出してましたけどオリジナルとしては年月が経ちましたね

一度聴いただけなら地味さもあり手応えが弱い印象だったんだけど

やっぱり聴いていくうちに充実した内容が明確になってくるw

なんというか妥協をしない人だと改めて思った

メロディや幅の広さ、ユーモア、女性ヴォーカル起用など素晴らしいものが詰まってます

聴き込めるというのが一番なんだけど

この点で多くのソングライターを凌駕するんだよね やっぱり

ロックをするけどポップスセンスを兼ね備えてるところが羨ましい限りです

無意識に口ずさんでしまう曲があるのがレイ・デイヴィスの凄さなんだよね

今回ジェイホークスというオルタナカントリー系のバンドが

レコーディングでアシストしてるようなんです

私は聴いたことはなかったんですけどアルバムを聴く限り成功してると思います

やっぱりレイはバンドサウンドの中でより活きるソングライターなんだなと

改めて感じました

サウンド自体シンプルなんで一聴したくらいでは効果まではわかりにくいんですが

アルバム全体を明るくテンポがあってキックのある展開も可能になってる気がします

レイ自体はこのところオーケストラやメタリカなんかと競演して楽しませてましたが

バンドで出す作品が一番よくなる人だと思う

とりわけキンクスの活動は厳しいのかなぁ

デイブも息子といろいろやってるみたいだし困ったもんだ

キンクスには名盤があり過ぎるからなんだけど

このアルバムもレイのチープな曲調まで完全復活してて楽しませてくれます

日増しに引きずりこまれていくこの感覚がホントに嬉しい