不動産鑑定士への道(受験〜実務修習) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-12-28

[]合格体験記 00:21 合格体験記を含むブックマーク 合格体験記のブックマークコメント

不動産鑑定士試験合格を目指して勉強されている方の多くは、一度は先人の合格体験記なるものを読んだことがあるかと思います。かくいう私も勉強中には何度か読んだことがあります。予備校が提供してくれるものもありましたし、早稲田セミナーが出している屐淵┘爛帖次砲覆覺嫩蟷了邯海了┿錣勉強していた図書館にあってそこにもよく、合格体験記が載っていたので必ず全部読んでいました。


合格体験記については成功事例を収集して自分なりの勉強法を確立するという意味では非常に有益な面もあります。

しかし、合格者がとっていた勉強方法が必ずしも「正しい」わけではないことには注意が必要ではないでしょうか。


私はLECからの合格体験記の依頼を断ったのですが、それは私の受験パターンが一般的ではなく、とても理想的なものとは思えず、これを今から目指す方々に発表することに意味はないと思ったからです。


結果が良かったからといって、手段がすべて正しかったわけではありません。

合格者の方であっても、より良い手段をとっていればもっと楽に合格できたかもしれないのです。

私の場合は比較的短期間で合格しましたが、運がよかっただけだと思っていますし、私の勉強方法がすばらしかったとはとても思えません。


たとえば私は論文試験の過去問を一切やっていません。それは10ヶ月という短い期間で短答論文の両試験の勉強をするのには過去問をやっている暇がなかったからです。

もし私が合格体験記を書いて、「過去問はやってません」なんて書いた場合、ひょっとしたらそれが「いい勉強法」ととられかねません。しかし本当は時間がなかっただけのことであり、できるのならばやったほうが合格の可能性は上がったかもしれないのです。

合格体験記から自分のポリシーや受験スタイルにあった情報を峻別し、鵜呑みにするのではなく、参考にしながら自分なりの勉強方法を確立していくことができる方が、合格に近づいていくのではないでしょうか。

shibashiba 2006/12/31 04:21 初めまして、26歳男性です。
合格後の話はまだ早いかもしれませんが、このブログ参考にさせていただきます。
勉強の方法って色々あると思いますが、気持ちがやっぱり大事。
と思ってがんばります。
日々勉強で大変かと思いますが、頑張ってください。

DACKDACK 2007/01/06 12:53 はじめまして、不動産鑑定士試験コミュニティを経由してこちらのサイトを拝見させていただきました。
h18_reaさまに教えていただきたいことがあるのですが、
わたしは現在LECで学習中です、h18_reaさまは過去問に手をつけなかったというのは、過去問題集などをやらない代わりに、行政法規なら「肢別」や短答答練を、鑑定理論などの論文科目は「こう書け!」や答練まわしを学習の軸にすえたという感じでしょうか?わたしが個人的に感じたのですが、特に教養科目は年度ごとに試験委員の色が強く独特な問題も入り混じっているという印象なので、もう2度と出ることなそうの問題もある過去問よりは、「こう書け!」や答練問題で、汎用的な力をつけたほうがいいのかな?と思ったりもしました。
あと、短期合格のためには、テキストをひたすら読み込み丹念に理解するよりは、ある程度、テキストや講義の内容を理解したら「こう書け!」や答練・模試を何度もまわすことに力を入れられたのでしょうか?
また、鑑定理論演習は鑑定理論の内容がある程度理解できていれば、実際の計算問題を解くことを重視して慣れればよいのでしょうか?

突然やってきて質問ばかりして大変失礼しました。
ご回答いただければ幸いです。どうかよろしくお願いします。

h18_reah18_rea 2007/01/09 10:16 みなさま、コメントいただきありがとうございます。
年末年始はブログをチェックすることができず、放置するような形になってすみません。

shiba様
私は勉強中に鑑定理論の「理論と実務」という観点から、実務は一体どういうものなのかということに興味がありました。そこで受験勉強をされている方が鑑定に対する具体的なイメージを持てるような情報を提供できたらと思ってこのブログを立ち上げました。まだまだ私自身未熟でたいした情報も提供できませんし、時には間違った情報を提供してしまうかもしれませんが何かの参考になればと思います。

h18_reah18_rea 2007/01/09 10:18 DACK様
不動産鑑定士試験コミュニティからこちらのページに来れるんですね。私自身知りませんでした。
ご質問の内容については私自身考えをまとめて今日中には回答できればと思います。今は会社であまり時間が無いものですから。少々お待ちいただければと思います。

h18_reah18_rea 2007/01/09 23:51
DACK様
まず、私は受験勉強の専門家ではありませんので、私が今から書くことはあくまで私の体験談に過ぎず、正しい勉強法をご提示するものではないことをご了承ください。日記の本文にもあるとおり、参考にしていただければ幸いです。

さて、本文にもあるとおり、私が過去問をやらなかったのは論文科目です。したがって行政法規は過去問(LECだとウォーク問?)は繰り返しやりました。過去問と同じ問題が出題される傾向が減ってきているとはいえ、行政法規は過去問まわしがやはり有効じゃないでしょうか。

私が勉強に使った教材は
・短答
行政法規:テキスト、ウォーク問、肢別、答練、模試(3校)、自作ノート
鑑定理論:要説、論文対策講座のテキスト、LECの短答予想問題集、TACの問題集、答練、模試(3校)

・論文
各科目:テキスト、こう書け、的中答練等(LECのみ)、必修論点総ざらいのテキスト、直前の対策講座、模試(3校)
+鑑定理論は要説

大体こんなもので基本的にはDACKさんのおっしゃるとおり答練等の問題をまわすことを軸にすえたといえるかも知れませんが、もちろんその前にはインプットが必要で、私の場合10ヶ月で短答、論文の勉強をする必要があり、5月の短答試験の時点では短答対策と論文科目のインプットしかできていませんでした。
論文科目のアウトプットの練習は短答後の6月からで、2ヶ月しかなかったことから過去問には手を出せなかったということです。本当はやろうと思って鑑定理論と民法についてはLECの過去問を買いましたが、結局手は回らず、他の科目も買いませんでした。この2ヶ月は毎日1通は何らかの科目の論文を書いている様な状況でした。

過去問をやるかどうかについては、私はやる時間が無くてやらなかっただけなので正直なんともいえません。しかしLECのこう書けなどは、ある程度過去問を織り込んでいるようなので、重要な過去問についてはこう書けで網羅できるのかも知れません。
また、今年の経済学の第1問は過去には出たことがある論点らしいので、その点では過去問をやっていたほうがよかったともいえます。結局過去問をやることの是非については個人の主義や置かれた状況によると思います。

あと、上記のとおり、私は10ヶ月の勉強期間のうち、8ヶ月を短答対策と論文科目のインプットに割いています。丹念に理解するよりもアウトプットか?とのことですが、私は自身は「よくわからないけどそのまま暗記」という状態は好きではないので、特に鑑定理論についてはLECのテキストでわからなければ質問カード、要説、WEB、図書館においてある早稲田セミナーのテキストなども総動員し徹底的に理解し自分の中で納得できる結論を出すようにしていました。
(このブログの受験中の記事にも一人であれこれ考えた結果をまとめたりしてます)

鑑定理論演習はLECの講義を聴いて、答練と模試を数回まわしました。まずは類型ごとの鑑定評価手順が理解できていること。体裁として整った解答を身につけること(字下げ、必要な項目の忘れを無くす)。そしたら後は問題を繰り返し練習してとにかくスピードを上げること。が重要だと思います。

以上になりますが、書いてみて改めて特殊な状況下での勉強であり、一般的な回答にはなっていないと思います。何か参考になる部分があれば取り入れていただければと思います。

DACKDACK 2007/01/10 00:31 お仕事お忙しい中、詳細かつ丁寧なご回答を本当に有難うございます。非常に有益なお話を伺えて感激です。h18_reaさまからいただいた貴重な体験談をふまえて自分自身で今一度、自己の学習方針をしっかり再検討します。
本当に有難うございました。

PS 先日のわたしのコメントは少し言葉足らずでした。
正確には不動産鑑定士試験コミュニティの情報交換掲示板でのh18_reaさま
の書き込みを拝見し、そちらでの書き込みからの経由でもう一方のブログから、そこをさらに経由してこちらのブログにたどり着かせていただきました。
混乱を招く表現をしてしまい申し訳ありませんでした。

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