ティーンエイジャーの母

hacchaki2018-03-30

昨日母の写真を整理していて見つけたのです。


17歳のときの唯一の写真(これが一番若い写真)は
13歳の弟(ワイから見たら叔父さん)とのツーショット。
まだ幼い少女の表情だが
紛れもなくワイの知っている母の顔だ。
そして弟が大好きだ、といわんばかりの姉の顔。
2、3枚目は21歳と22歳のときのもの。
ワイは会うことが叶わなかったが
母のお父さん(祖父)とお母さん(祖母)
それぞれとのツーショット。
祖父は威厳ある昔の男の顔をしている。
武士の風情がある。
祖母はなんとも穏やかで優しげ。
あなたたちが存在したから
今ワイはこうして存在しているのです。
母は危篤状態になってからも
ずっと「お母さんに会いたい」と言っていた。
ずっとその思いを胸に秘めながら生きて来たのだろう。
今頃三人で団欒しているといいな。


母は、自分から見れば確固たる「母」という存在だったけど
そんな母にも当たり前に少女時代があり、青春があり
大切な家族があり、屈託なく笑ったり思いっきり泣いたり悩んだり
友達と熱く語ったり、馬鹿話したりしていたのだなあと
そんなことを思うとなんとも熱いものが込み上げて来るのでした。