Hacchy’ Blog

2009-12-24

[][] Novel mutant-selective EGFR kinase inhibitors against EGFR T790M

タイトルなど

  • Novel mutant-selective EGFR kinase inhibitors against EGFR T790M
  • Wenjun Zhou et al., Nature (2009)

僕とこの論文の関係

  • 読込度:とてもあっさり(5 段階中 1 番低い)
  • 専門性:素人(5 段階中 1 番低い)

研究の背景

  • epidermal growth factor receptor (EGFR) の変異が non-small-cell lung cancer (NSCLC) を引き起こすらしい。
  • mutant EGFR の ATP 結合阻害の程度が強く,WT EGFR の阻害の程度が低い化合物が薬剤候補となりうる。
  • 既存の薬剤(候補)であるゲフィチニブ(gefitinib,イレッサ®)やエルロチニブ(erlotinib) の投与によって,新たな変異(T790M など)に基づく薬剤耐性を持つ NSCLC 細胞を生じさせることがある。
  • 既存の薬剤の阻害様式(結合様式)は既知である。

研究内容

  • molecular modeling に基づいて,EGFR T790M 特異的に阻害することが期待されるように,既存の薬剤(候補)を改変した化合物をいくつかデザインした。
  • IC50 などを指標に,in vitro および in vivo で,デザインした化合物をスクリーニングした。その結果,ひとつの化合物(WZ4002)に絞ることにした。
  • WZ4002 と EGFR T790M との結晶構造を得ることによって,期待通りの結合様式であることが確認された。
  • 既存薬剤への耐性がある NSCLC 細胞において,WZ4002 の投与によって,腫瘍縮退が誘導されることを示した。

感想

  • 基礎医学研究でも,新たな創薬プロセスの提案でもなく,製薬企業が手がけても良いのでは?と思うくらいの実用研究が Nature に掲載されたことには少し驚いた。

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