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学校図書館ボランティアの読書記録

2014-02-03

『川はよみがえる―ナシア川の物語』

ここのところ、
すばらしい絵本を見続けてきたので、
申し訳ないけど、
絵も魅力的ではないし、
構成力もないように思ったし、
「物語」といいながら、
ストーリーになっているとは思えなかった。

2014-02-02

『まつぼっくりのぼうけん』

約15分。
バーナデット・ワッツは、1942年イギリスノーサンプトンに生まれ。現代イギリスの代表的な絵本作家です。
川の流れを、山から谷、田園から大都会へと描いているところは、日本の景色とも共通性があり、
親しみやすさを感じました。
うさぎやしか、きつねなど、鳥、魚にいたるまで、
植物や虫なども、色彩豊かで、細密に描かれ、図鑑のように堅苦しさはないながら、
安易な擬人化はされていなくて、清々しい印象を受けました。
まつぼっくりも、子ども向けに「まつぼっくりくん」などといってしまいそうですが、
何の変哲もない、まつぼっくりとして描かれ、落っこち、
川に流され、風に転がされ、滝に飛ばされ、海を漂流し、岸に打ち上げられます。
五つのまつぼっくり、それぞれ、自儘に行きついたところに、
「住み着いた」ようですが、その後はどうなったのでしょうね。

2014-02-01

『ちがうねん』

ちがうねん

ちがうねん

2013年、コールデコット賞、受賞。
ジョン・クラッセンは、長編アニメにもかかわっているそうです。
アニメと絵本の比較を、ある雑誌で読んだところです。
アニメでは、子ども想像力を働かせる前に、絵が動きます。
絵を動かすのは、アニメ作者の監督です。
ズームアップして、子どもが自分で視線を向ける前に、そちらに誘導します。
子どもは、おしゃべりをしている間にも次の場面に、画面は進行しているので、
黙って集中して見入ります。
子どもは、まったくの受け身です。

絵本では、ページのなかを、子ども視線が走ります。
探します。
この『ちがうねん』では、海藻ジャングルのところでは、
小さい魚を見つけようと、必死になるでしょう。
大きな魚は何をしたんだろうと、血眼になるでしょう。
また表紙を見て、小さな魚に
あっ!
と声をかけるでしょう。
だめなんだよ!やっぱり、そうことは!
と教えてやりたくなるでしょう。
「ちがうねん」って、
自分をごまかすことばだよ、って。

1ページ、1ページとめくっていって、
1枚ずつの絵は止まっているはずなのに、
子どもの目は、小さな魚のしっぽ、大きな魚の目つき、
小さな帽子、大きな魚の頭・・・・、
と泳ぎ回ります。
おそらく、絵本の中の世界をも飛び出して、
魚が泳ぎまわっている 印象を 心に、残すことでしょう。

2014-01-31

『よるのいえ』

よるのいえ (大型絵本)

よるのいえ (大型絵本)

約10分。
2009年、コールデコット賞、受賞。
<これは 
 このいえの かぎ。>
から、はじまる。
小さい子の 一人っきりの お留守番。

子どもの表情はいっさい描かれていない。

お留守番の時間が、
たんたんと流れていく。

本を開くと
鳥が飛び立つ

家の外、夜空に
鳥は女の子とぬいぐるみをともなって、飛びまわる。

月のひかり
太陽のかがやき
夜の闇・・・・
星のきらめき

その中を、鳥は女の子はぬいぐるみのくまは、
飛んでいく。

<・・・やみは うたに、
 うたは とりに、
 とりは ほんのなか、
 ほんは べっどのうえ、
 べっどは あかりのした、
 あかりは いえのなか。>

よるのいえ、
あかりを つつみこんだ よるのいえ。

だれかが そこには それぞれにいる。

たくさんの よるのいえを、
どこか遠いところから、見わたした時の、
物思いを思い出した。

2014-01-30

『かようびのよる』

かようびのよる

かようびのよる

約10〜分。
1992年、コールデコット賞、受賞。
デヴィッド・ウィーズナーも、コールデコット賞を3回受賞しています。
2002年、『3びきのこぶたたち』。
2007年、『漂流物』。
この作品も、すべて、絵に語らせています。
本を閉じたあとには、目の内側でアニメのように映像が動いています。
BGMまで聴こえてきそうです。
水の音、パトカーのまわりの人びとの喧騒・・・も。
ああ、ぶたがでてきた、と思って、ほっとしていまうのは、
もう、ウィズナーのとりこになっている証拠でしょうか?
2001年、チルドレンズ チョイス ブック アワード イラストレーター部門賞受賞の
アートとマックス』では、“ゲイジュツ”を哲学させてもらいました。

3びきのぶたたち

3びきのぶたたち

漂流物

漂流物