はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

有機的な巣


シカゴ郊外の上空からこの住宅地を見て、ぎょっとした。見渡す限りの平原に、突如として複雑怪奇な文様が。アリの巣か、マスクメロンか、ナスカの地上絵か。
ちょっと気持ち悪いな。でもアイレベルで見れば、シークエンスの変化や迷路性のある面白い宅地なのかもしれないね。地形的必然性はほとんどなさそうだけど。
で、ランドスケープの方にちらっと聞いたところ、これはアメリカの不動産開発と販売手法を、アメリカのランドスケープデザインで処理した結果生まれたものだとのこと。50年くらい前から発達してきている手法なのだそうな。
なるほど、商品化というプロセスが生み出したカタチなのか。