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2006-04-25 060421 テストフライトフライトログ

hachiya2006-04-25

M-02 低高度テストフライト06 4/21(金)

フライトログなので長文です。写真とかはここ。

http://www.petworks.co.jp/~hachiya/testflight060421/testflight060421.html

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青梅にある明星大学グラウンドをお借りしてテスト。9時より作業開始。

外にこの機体を持ち出すのははじめて。万博会場やキリンプラザでは大きく見えた機体も、外ではそれほど大きく見えない。というか、組上がった状態を上から見たら、まさしくメーヴェ

ときどき学生が「メーヴェだ〜」と叫んでいるのが聞こえる。

今日はバンジー発航でのテスト。その第1回目。

今回は1mほどの高度で滑空させて、機体に曲がりクセがないか、また安定性や操作性に問題がないかの確認を行う。天気は晴れ。機体にとりつけているケストレルの風速計で計ると風速は1m〜5mほど。若干風は強いが、風が凪いだ時を狙えば問題ないでしょ、というレベル。

メガネをコンタクトに変えて、11時頃から実際のテストを開始する。

まずはブリーフィング。この中でバンジー発航をやったことある人は少ないので引き手に説明。

以下は今回のフライトのログ。

1本目。

僕自身がバンジーははじめてなので、まずは肩慣らし。

今回は走らせるだけ、と頭のなかで念じながらスタート。ゴムも弱めに張ってもらう。さすがに緊張しながらスタート。スタート直後は思ったよりも加速は速くない。十分対応できる・・・と思ったが、全然減速せず、思ったよりも速度があがって少々あわてる。グラウンドの中央あたりまで走行。

高度ゼロ。飛行距離ゼロ。最大対気速度10m/s程度。

2本目。

バンジーでの加速が少しわかってきたので、もう少し張りを強くしてもらう。

速度は前より少し速い。また、左右に風が吹いてロールしたので、修正操作を行うが、速度が遅いときは弱くなりがちで、一方速度が上がったときには過大に操作が効く。舵の効きはこのように速度で違うので、このへんは慣れるしかない・・が、やっぱりちょっと難しい。

また速度があがってくると、自然と機首があがりそうになる。スキッドが浮くのを感じて、あわてて機首を抑える。

高度ゼロ。飛行距離ゼロ。最大対気速度11m/s程度。

3本目。

3本目なので、ちょっと余裕が出てきた・・・ような気になる。調子に乗るな、と自制しつつ一方で、「この機体は信用できるっぽい」というような感覚が生まれる。午前中は浮かさないつもりだったけど、速度が乗ったら少し体重を後ろに下げて、浮かせてみるか・・・と考えてみる。

スタート後、あまり考えるまもなく、少しだけ体を後方に下げる。浮いた!あわてて前に荷重をかけて抑えるが、ぴょこんとかわいく機体がジャンプ。

スケートボードのオーリーのようだ。

高度・・・40cmほど? 飛行距離1.5mほど? 最大対気速度11m/s程度。

4本目。

ジャンプが出来たので調子に乗ってみる。先ほどのジャンプは、四戸さんによると、速度が乗る前にきっかけをつけたので、ちょっと早すぎたらしい。今度はもう少し溜めて、すこし重心を後ろに下げる・・・ことをこころがけてテスト。飛ぶ前にやや左右にふらつくが、なんとか修正して、ここだ、というポイントで軽く重心下げる。浮いた・・・・高度はないけど、明らかに飛行している感覚がある。1〜2秒か?

先ほどのは「ジャンプ」という感覚だったが、今回は「飛行」と呼んでもいいかもしんない。

自然に笑みがこぼれる。

高度50cm。飛行距離10m程度? 最大対気速度12m/s程度。

1時半くらいになったので、ここで午前中のテスト終了。

2班に分かれて、学食で食事を取る。

5本目。

昼イチで、ゴムを折りたたんで、より張力が出るようなセッティングにしてみる。

加速が急激になり、ノーズが上がってあわてる。まるでカタパルトの射出のよう!ガンダムか?これ!

機首があがってしまうのを抑えるので精一杯。速度はあったが、浮かせる余裕はなかった。

高度50cm。飛行距離5m程度? 最大対気速度12.8m/s程度。

6本目

張力が上がったのに対抗して、最初は特に前方に重心を置くように心がける。この機体では座席がないので、体が後ろに下がらないようにGに耐えるには、腕の力しかない。前方に重心を置くよう心がけるが、今度は浮かすタイミングが取れない。

ちょっとだけぴょこんと浮くが、フライトの感じはあまりしない。

高度60cm。飛行距離5m程度? 最大対気速度12.9m/s程度。

着陸後急ブレーキがかかった感覚があり、停止後機体が後方に傾く。外翼の後縁を壊さないかと心配になる。どうやら後方の索が射出の勢いで前に縮み、車軸に絡んでしまったようだ。

7本目 このままの張力でまたやるのは問題がありそう、ということでゴムを午前中のセッティングにもどして、その分後ろまで引っ張って調整することに。しかしさっきと比べると遅いこの速度には慣れてきた。3秒ほど滑空。ただし、ロール方向の制御があまくて機体が少し曲がる。また引き起こしが早すぎた。

高度60cm、飛行距離10mほど 最大対気速度12m/s程度。

8本目 とにかく機体をまっすぐ飛ばすことを心がける。また、機体を浮かせるのも少し遅めに。そうすると、高度はさほど高くないが、50cmほどのところを滑るように滑空。

3〜4秒ほど飛んだ気がする。飛行距離30mほど? 最大対気速度12m/s程度。

今回は滑空した、という実感があった。

9本目 滑空の感覚が少し出てきた。高度1mほどのところを滑空。

5秒ほどは飛んだ気がする。飛行距離40m〜50mほど? 最大対気速度11m/s程度。

かなりテストフライトっぽくなってきた気がする。思わず自分で自分に拍手が出た。

10本目 速度には慣れてきたので、張力を少しあげてもらう。タイミングも少し計れた気もする。お。さっきより明らかに高い。視線が2m以上にある。高度1.2m程度で滑空している。飛ばしながら、横風でロールする機体の制御もする。なかなか上手く行った、と思ったら最後の方でノーズが浮いてしまい、スキッドが地面に当たった反動でバルーニングを起こしてしまう。速度ゼロなのに、その場でぽーんと1mほど浮く。びっくりした。

高度1.2m 飛行距離50mほど。 最大対気速度12.5m/s程度。

11本目 時間的にいって、今日のテストはあと1〜2本といったところ。もう最後、ということで、さっきよりさらに強くゴムを牽いてもらう。とにかく飛行中はノーズを抑えて、あと着陸時には強めにブレーキ、と頭のなかでイメージしながらスタート。スタート直後、少し向かい風が入った?

今回は自分で浮かす、というよりも機体速度が上がって自然と機体が浮く。今までにない高度だ。

頭が地上3m程度のところにあるような気がする。しかし機体の姿勢は悪くない、と思う。

ほっとくとノーズが浮くので、ダウンダウン・・・・と唱えながら(実際しゃべっていたようでビデオに録音されていた)機首を抑えることに集中。おや?ずいぶん飛んだ気がする。50mは超えたな・・・高度が少し下がってきたたので、ランディングのタイミングに集中。ちょっとだけフレアかけて、タイヤが接地すると同時にノーズを抑えこむ。つい「がーっ」とか声で効果音を出してしまう。

無事着陸。歓声と共に向こうからみんなが走ってくるのが見える。一瞬ほっとするが、どう考えても本日の最高のフライト。今日ここまで出来るとは思ってなかったな。

(後で四戸さんが、「最初のテストフライトでこんなに上手く行くことはほとんどない」と言っていた)

なんか90m〜100mくらい飛んだ気がする。(公式記録としては控えめに80mにしておくが)

このフライトで、この日最高高度を記録。高度2m程度、飛行距離80m以上、滞空時間9秒を達成

風速計を見たら、最大対気速度15m/s程度になっていた。浮いて抵抗が少なくなったこともあるのだろうけど、きっと綺麗な向かい風が入ったのかもしれない。

あと、今回も着陸後のタキシング距離が短かった気がしたので、みてみたら車軸にロープが絡んでいた。時間的にはもう1本飛べる時間はあるが、さっきのフライトに満足しているし、痛んだロープを使うと事故の可能性もあると思うので、今日のテストフライトはこれで終了。

記念撮影をして、機体をばらす。

皆さん、お疲れさまでした。特にゴム索ひいてくれた男子の皆さん、ありがとうございます。

あ〜本当は終わった後にビール飲みたい・・・けど、今回は車の人が多いので、デニーズでお茶打ち上げ。

この感覚を忘れる前に、またテストしたい。