いいともグランドフィナーレ

いいともグランドフィナーレの話、先延ばしにしていたらどんどんいろんな裏話が漏れ聞こえてきました。ヘイヘイヘイでもその時の話が出ていたり、スマスマでも然り。テレビ的にもそれだけ大きな意味のある番組となってましたよね。ってこれをタイプしている今、眠る娘を抱っこひもで抱いてるのですが、急に目を開けて爆笑したからびっくり。そしてそのまま白目を剥いて再び入眠しました。
さて、そもそもいいともという番組、終わってしまうのが本当に信じられなかったのですが、そういう私も産休に入る前は当然のように見ていなかったわけです。でも、どこかで誰かが言っていた通り、子どもの頃から、風邪で学校を休んだ日にいいともを見られることはなんだか優越感みたいなのを感じていましたし、中学生とかになるとテスト期間で早く帰ったときの楽しみだったりしました。私自身は一度も観覧に行ったことがないのが悔やまれるところですが、ある日、ジャニーズに一切興味がない友人がなぜかいいとも火曜を観覧して、翌日会うなり「中居くんって超顔ちっさくて美しいね!!」と興奮しながら伝えてくれたことが印象に残ります。あと、私の大学入試のために上京した際、母親が東京についてきてくれたのですが、たまたま試験日が火曜だったため、母親が「あんたが受験してる間、中居くん見てくるわあ〜」とウキウキしながらアルタに出待ちに行ったことが思い出されます。会えなかったそうですけど。いいともの後番組、しっかり見たわけではないですが、ちょっとした情報番組ってほどでもないですけど、なんかそんなような感じに思えて、あらためていいともってなんの情報も扱わない、言ってしまえば無駄なことをしている番組だったなあと思いました。超豪華な出演陣でただただ無駄に楽しくやってるんですよ。無駄なことを一緒にしようよの世界!そんな番組が長年続いたわけで、日本のお昼は平和だったなあとしみじみ。
そしてグランドフィナーレ。これはねえ。まず、お笑いファンとしての画ヅラの豪華さにもうクラクラしてしまいました。いろんなところで話題になっているとおり、ダウンタウンウンナンが乱入してからの流れはもうねえ。豪華過ぎてなんて言っていいかわかりません。まっちゃんの「ネットが荒れる」からの流れね・・・。普通に考えたら揃うことがありえない芸人さんたちが集う様は、ほんっとに今後もうないんじゃないかな、と。さらに、その中に呼ばれる中居さんね・・・。もう中居正広という男があの中に対等にいて、そしてさらに仕切る立場にならざるを得ない(ワイドナショーでも言われていたようですが、あの状況では芸人さん以外の人が仕切らざるをえない)という事実がね・・・。お笑いファンとして楽しんでたら中居さんがやってきてSMAPファンとしてもドキドキする・・・みたいな。なんだか非常に忙しい心境でしたよ。あのメンバーの中にいる中居さんをかっこいいとも誇らしいとも思いましたが、いつもの靴をどんどん鳴らすやつだけはちょっと閉口しちゃいましたよ中居さん!!それ以外はやっぱりさすが中居さんってなもんで、あのそうそうたる顔ぶれの芸人さんたちとそれぞれ親交があるんですもんすごいもんです。伊達にいろんな番組やってきてないなー。
そしてヘイヘイヘイで慎吾がまっちゃんに「石橋さんと何を話していたんですか?」なんて聞いていましたが、それを聞く慎吾がほんとに一般人の目線でしかなかったのですが、たとえばライブのあいまに中居さんと木村さんがちょっと言葉を交わしたのをファンが目撃して、「中居くんと木村くんってなに話したの?」って聞いてるみたいだなーと思いました。SMAPファンにとっての中居木村がお笑いファンにとってのダウンタウンとんねるずなのかもなーなんて。そしてとんねるずが出てきた時の印象を聞かれたダウンタウン、「デカっ!!」ってそれ私も思った!とんねるずはああやっていろんな芸人さんと立ち並んでもでかいですね。
なんならもうずーっとあのそうそうたるメンバーでの絡みを見ていたいなあ・・・なんて思っていたらSMAPさん登場でびっくり。しかもありがとうの歌詞が心に沁みて涙腺を刺激されてさらにびっくり。泣くっちゅーねん!あんなありがとう・・・。
そしてメッセージですよ。これね・・・。慎吾のメッセージは、ほんとに反響が大きいようで。なんていうか、「羨ましかった」っていうのがもうただの子どもでねえ。よく、慎吾のことを「小さいうちから芸能界でやってきた云々」って言いますけど、そんなこと言ったら子役の子達はみんなそうじゃないかって思っていたのですが、はたと気づいたんです。慎吾は単に芸能界でやってきたわけじゃなくて、芸能界の第一線・・・どころかそれよりも前線にいたんだな、と。十代前半からアイドルとして笑顔を貼り付けて生きてきて、十代後半ではトップアイドル、二十代以降は国民的アイドルと呼ばれる芸能界のトップの立場でやってきたんですよね。そこに特異性があったことに最近ようやく気づきました。だからきっと彼は骨の髄からSMAPで、ほかのメンバーがかろうじて経験している学生生活や芸能界以外の生活を彼は知らないのか。そういった完全体の慎吾ちゃんが感情に支配されたスピーチをしたってことが世間の人の胸を打ったんですね。私にとっての慎吾は、初めて生で見たのがドリスマのオーラスだったので、あの最後の挨拶でごろちゃんにすごく素直な感情をぶつけていた印象が強いので、慎吾はそういう素直な子だ、という認識があったのですが、よく考えてみればあの場面以来の慎吾の人間的なスピーチがいいとものラストだったのかもしれない。そんなことを思わずにはいられない慎吾スピーチでした。
つよぽんはねえ、やっぱりつよぽんでねえ。愛しいですよねえ。いつも思いますが、やっぱりあらためてつよぽんは裏表なく、いついかなるときもつよぽんだなあ、と思いました。こんな天使みたいなつよぽんが慎吾の親友でよかったなあと思わずにはいられません。
そして中居さんね・・・。もうなんともねえ。確か黒バラが終わる時にも、バラエティーの終わりの寂しさと残酷さについて話してましたよね。中居さんの哲学が垣間見えます。なんていうか、やっぱり中居さんはバラエティーの一線にいる人なんだなあと思いました。
タモリさんの偉大さと懐の大きさをしみじみ感じたひとときでした。いいともが終わってしまったなんて信じられません。日本人の生活に染み込みまくっていた番組が終わってしまったんだなあとあらためて感じました。そしてグランドフィナーレは、テレビ史に残る番組だったと思います。番組終了後に語る人の多いこと!出演者の方もいろんな形でグランドフィナーレの話をしてましたもんね!