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Twitter上で輸血をお願いするデマ情報が拡散

Twitterの利点は情報の速さだが、時にはそれが仇となる。
今回「小学三年生の男の子が交通事故にあい、輸血のお願いをしたい。提供出来る人は病院に電話して!」というメッセージがTwitter上で転載されて、拡散していったが、実はデマだったと判明した。

今回のデマ騒動の流れをまとめてみた(数字は12月16日午前10時のもの。またデータはすべて「ReTwetter」を元にしてる)。

発端となった書き込み(現在は削除済み)

(書き込み時間 2009-12-16 00:23:36)
RT(転載)された数とビューがチェックできる「ReTwetter」では、このツイートは「2,583 views」(=2583人に配信(「RT したユーザーのフォロワー数から『のべ何人に、この発言が配信されたか』の記録数」そのため必ずしもユーザーが閲覧しているとは限らない))「10 retweets」(=10人のTwitterユーザーがこのメッセージを転載)となっている。
この時点ではまだたった10人しかRTしていないが、以下のユーザーのRTが、ますますRTを広める結果となる。


(書き込み時間 2009-12-16 00:27:07)
上記の書き込みから、わずか4分後。このユーザーのツイートは、なんと「106,142 views 110 retweets」。10万以上のビュー、100以上のユーザーに転載されている。このツイートを核として、このデマは一気にTwitter上に拡散していく。

インターネットの良いところは、誰で即座に意見・反論ができるところ。上記のツイートは「嘘なのでは?」と上記のツイートから30分〜1時間以内にツイッター上に書き込みがされ、RTされていく。


(書き込み時間 2009-12-16 01:04:11) 48,348 views 132 retweets


(書き込み時間 2009-12-16 01:16:23) 16,510 views 31 retweets


(書き込み時間 2009-12-16 01:21:59) 8,751 views 22 retweets

これに対して、デマの元になったユーザーは謝罪・修正のツイートをしている。


今回は発端が深夜であったのと、間違いの指摘が早かった、元になったユーザーが謝罪・訂正を迅速に行われたため、このデマは収束したようだ。もしそれが行われなかったら……
お決まりの意見で恐縮だが、やはりTwitter上での「RT」は慎重に行うべき! また、Twitter初心者だからといって、変なことをツイートしちゃうとすぐにRTされてすぐに広まってしまうので、要注意。

追記はてブのコメント欄で教えてもらったのだが、事故があったのはどうやら本当の様だ

9歳男児が、はねられ重体/横浜 2009年12月15日
 14日午後5時45分ごろ、横浜市西区岡野2丁目の市道で、近くに住む市立小学校3年の男児(9)が、直進してきた普通貨物自動車にはねられ意識不明の重体。
 戸部署は、自動車運転過失傷害の疑いで、乗用車を運転していた同区■■■■■■、自営業の容疑者(42)を現行犯逮捕した。同署によると、現場は片側1車線の道路。

■■■■■■の部分は引用者の伏字。カナロコ(神奈川新聞)より
また、Twitter上での指摘でもあったが、輸血のチェーンメールって確かに定番ネタだった。
インターネットにおけるチェーンメールの社会的影響 : 献血呼びかけメールの事例研究(PDF)(概要はこちら
この騒動に対してのTwitterユーザーの反応はこちらbuzztter

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