オリジナル小説
キロはイデア先生の言葉の意味について考えていた。
イデア「あなたは、あと一年で死ぬかもしれない、でも大事な役割があるわ」
キロ「役割?」
イデア「あなたは、白い剣をどうするか決めなければならない」
イデア「誰かに託すか」
キロ(そんなことをすれば、その人物の寿命も1年になる・・・)
イデア「どこか人目のつかない場所に捨てるか」
キロ(そんなことをすれば、悪魔に対する対抗手段がなくなる・・・)
キロ「どうするべきですか?」
イデア「・・・あなたは、ひとの意見ばかりを頼りにし過ぎるようね」
キロ「・・・すみません」
イデア「これは、あなたに決める権利があるし、義務だと思うわ」
・・・そのことを忘れないで
キロ「どうすべきだろう・・」
使い魔「あなたは、ひとの意見ばかりを頼りにするんですね」
キロ「おんなじセリフをゆーな!」
使い魔「天使さんがいればガツンと決めるんでしょうけど」
キロ「・・・」
使い魔「私の意見としては、悪魔退治でがっぽり儲けるという案はいかがでしょうか?」
キロ「・・・嫌だ」
使い魔「悪魔祓いを商売にする輩は数あれど、どれも偽物、本物はキロさんだけなんですよ。有意義じゃないですか」
キロ「そんな商売してるやついるのか?」
使い魔「カルデラのあたりでは、規制が厳しくて、あまりいないですけど、
インバースのあたりでは結構メジャーなんですよ、悪魔祓い・・」