のーぶるがす

ゲームブログ。ポケモン・カルドセプト

霊獣フォルムを使用する場合の、BW2とBW1間の対戦中に発生するバグについて


https://twitter.com/HT_manatsuu/status/335040858934099968
https://twitter.com/HT_manatsuu/status/335046626261471232
Twitterで友人がバグと思われる現象に遭遇していたので、気になって発生条件を検証した結果、

2P側(試合開始時に相手より後にポケモンを出す側)がBW1の場合、1P側のBW2ロムが霊獣フォルムを対戦に使用して、場に出してからいちど控えに戻し、再び場に繰りだすと、以後の霊獣の実数値が化身フォルムの種族値で計算されたものになってしまう。

また、上記の現象が発生する可能性のある行動(BW1とBW2の対戦で、BW2側が霊獣を使用して、それを場に出してから一度控えに戻し再び場に出す行動)を含んだバトルビデオを撮影したとき、どちらのロムが1P側であるかにかかわらず、BW1で視聴するとビデオ再生時にすばやさの逆転(種族値の書き換え)が起こるが、BW2で見ると起こらない。つまり、ビデオ上での対戦経過が視聴ロムによって変わり、実際の試合展開を再現することができない場合がある。

という現象を発見するに至った。以下にその検証法を記す。

「1P」を「対戦開始時に先にポケモンを繰り出す側」、「2P」を「対戦開始時に相手より後にポケモンを繰り出す側」とする。
検証はCギアのIR対戦(シングルバトル)で行った。

1P(B2):ボルトロス(霊獣フォルム、臆病S252振り、実数値168、もちものなし)
2P(W1):ラティオス(臆病S252振り、実数値178、もちものなし)

1ターン目:
ラティオス:トリック(お互いに持ち物がないので失敗)
ボルトロス:ちょうはつ

2ターン目:
ラティオスヒートロトム へ交代
ボルトロスメタグロス へ交代

3ターン目:
ヒートロトムラティオス へ交代
メタグロスボルトロス へ交代

4ターン目:
ボルトロス:ちょうはつ(行動順が逆転
ラティオスりゅうのはどう

5ターン目:
ボルトロス:ちょうはつ
ラティオス:10まんボルト(ちくでんが発動しボルトロスのHPが回復)

6ターン目:
ボルトロス:10まんボルト(ラティオスのHPが156→117;39ダメージ)
ラティオストリック(失敗)10まんボルト(ちくでんが発動)*1

以降省略

1ターン目では素早さ実数値通りラティオスが先制しているが、交代を挟んだ4ターン目には行動順が逆転している
化身フォルムの種族値で性格・努力値が臆病・252振りの場合は、実数値が179になりラティオスより先に行動するので、交代を挟むと種族値が化身フォルムのものに書き換えられてしまっている可能性がある。
5ターン目でもわかるように、とくせいは霊獣フォルムのものから変化していなかった。
6ターン目で、C197霊獣ボルトロスからD130ラティオスへ10万ボルトを使っている。このときの最低ダメージは計算上41だが、実際は39ダメージが出たので、素早さだけでなく特攻実数値も化身フォルムのものになっている可能性が高い。このことからも種族値全体が化身フォルムのものになっているという仮説が支持される。
なお、BW2が2P側の場合は以上の現象は発生せず、4ターン目でラティオスが先制する。

また、この試合のバトルビデオを撮影したとき、どちらのロムが1P側であるかにかかわらず、BW1で視聴するとすばやさの逆転(種族値の書き換え)が起こるが、BW2で見ると起こらない。(この記事の最初に示したツイートの中のBVを参照)

BW1を使用して対戦するとかなりの可能性で起こると考えられ、試合進行そのものや試合の記録に支障をきたすおそれがあるので、混乱を防ぐために対戦オフ等ではBW1ロムの使用を明確に禁止するほうがよいと思われる。

なお、発生条件の調査には雨月さんのツイート(https://twitter.com/aitsuki_mei/status/335061063299104769)を参考にさせていただきました。(というよりほぼこれのおかげで気づいた)

*1:誤入力していたので修正