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庄司創のブログ

2016-12-11

【感想募集中】サインハザード1話ネーム

漫画の第1話ネームを読んで感想をくださる方を募集 - 庄司創のブログにてご要望があったので貼りました。

画像を直接貼って、クリックすると次へ進むやつにしてみました。できてますでしょうか。

見開きで読めるこちらのマンガボックスインディーズの作品ページのほうを、いちおう推奨とさせていただきます。アプリ抜きで、こちらのはてなフォトライフから左の「<prev」リンクでたどって読んでいただくこともできます。

もともとそんなに読みやすくないですし、64Pですしネームですから、ちょっと読むのに集中力を要すると思うんです。意味がわからないとせっかく読んでくださった方の苦痛になってしまうので、ちょっと気にしております。

いろいろ申しましてすみません。では、ご覧ください。




以上が1話ネームです。

お読みくださった皆様、ありがとうございます。

感想募集に関しましては、ちょっとしたことを書いていただけるだけでとてもありがたいのですが、以下のことを書いていただけるとはなはだ幸いです!

  • 最近購入された漫画のタイトル (どういう漫画を買ってらっしゃる方が読み通してくださったのか、それだけで参考になります。またお好みがわからないとあんまりご意見を参考にできないかもしれません。現在漫画を買われる習慣がございませんでしたら、買ってる漫画なしとお伝えください)
  • この作品の話の続きに興味が持てるか。(途中で読むのをやめられた場合は、途中でやめられたとお教えいただければ)
  • ダメ出し、要望、期待する展開など。(意味がわからなかったところなど、基本的なご指摘はありがたいです)

いろいろありましてすみません。この記事か元記事のコメント欄か、ツイッター(@hajime_shouji)か、この記事へのはてブか、マンガボックスのコメント機能にてご感想をお書きください。

どうぞよろしくお願いします!

2016-12-10

漫画の第1話ネームを読んで感想をくださる方を募集

どうも庄司創です。

こちらの「サインハザード」という新作漫画のネームの感想を募集しております。ブログの更新はろくにしていないけれど! みなさまのお力がたよりです。

サインハザード扉絵

1.もしご興味がおありでしたら(あると助かります!)、

からご覧ください。いちおう、アプリが必要ですが読みやすいマンガボックスインディーズが推奨です。

2.お読みになったあとにこの記事のコメント欄か、ツイッター(@hajime_shouji)か、この記事へのはてブか、マンガボックスのコメント機能にてご感想をお書きください。

3.以下のことを書いていただけるとはなはだ幸いです!

  • 最近購入された漫画のタイトル (コメントをくださった方のお好みがわからないとあんまり参考にできないかもしれません。現在漫画を買う習慣がございませんでしたら、買ってる漫画なしとお書きください)
  • この作品の話の続きに興味が持てるか。(途中で読むのをやめられた場合は、途中でやめられたとお教えいただければ)
  • ダメ出し、要望、期待する展開など。(意味がわからなかったところなど、基本的なご指摘はありがたいです)

たぶん、上のことを書いてくださった何名様かのご意見を参考にネームを描き直し、もうちょっとキリの良い所まで描いて編集さんに持って行くと思います。(ネットでネームを見せてもいいということは一応許可をもらっています。)

なにかちょっとしたことでも言っていただけると、私のほうでいろいろ気がつくこともありますので、お気軽なご意見をお待ちしております。「鳥山明にくらべるとぜんぜんなってない!」というような、無責任にあーだこーだ言われる漫画になるのが目標です。


補足

なぜこういうことをするのかと言いますと、言い方がいいかどうかわかりませんが、やはり一般性を持たせるためですね。

私は言いたいことが先にある漫画描きで、とくにマニアックなことをやりたいという気もちはないんですが、だいたいだれが読むのかわからない、非常に売り出しにくい作品になってしまうことが多いんです。

言いたいことが言えればじつは中身はけっこうなんでもいいところがありますので、皆様のお声を聞きながら大胆に調整していければと思っております。

余談ですが普段のネームはもっと雑です。背景や微妙な表情などは字で説明してしまうのですが、今回は演出方向性をふくめてすべて絵で表現したので、おそろしく時間がかかりました。

さて、ご協力くださる皆様には以下のリスクがあります。

  1. このネームの続きは出ないかもしれない。
  2. 連載になった場合も、キャラやストーリーが変更されたものをもう一回読みなおすことになる。

方法がないのでこのブログで募集をかけますが、いつも私の作品を追いかけてくださって新刊が出れば必ず買ってくださるような皆様は、じつはあんまりご参加いただかないほうがいいかもしれません。

どうなんだろう。読みなおした時にキャラがちょっと変わってるとか、私だったらかなりイヤなんですね。

本当に意外と心の負担になってしまう場合もあるかと思いますので、くれぐれもご注意ください。ネームを公開なんかしてすみません。あと新作はこのくらい遅れてます。すみません。

ご意見をお待ちしています!

2016-08-22

「白馬のお嫁さん」(3)が発売です。

先日もお伝えしましたが、8/23に最終巻となる3巻が発売になります。(今回からkindle版にリンクしてみます)

カバー下の描きおろし漫画が2ページ、本編に追加が2ページで、その他ちょこちょこと描き直しをしています。よろしければご覧になってみてください。


更新がこれだけだとなんなので、軽い気持ちではてブで盛り上がってる記事に言及してみます。


私が婚活女子に対して常々思っているのは、相手を知る前から選り好みし過ぎてはいませんか?という事なんです。

「結婚したいのに結婚が出来ない」は本当なの?選り好みし過ぎじゃないか問題。 - 仲良し夫婦の家計簿

これね。ブコメにもありましたけどこちら、婚活女子の「食わずぎらい」を指摘するお話なのに、「高望みするな」ととれる表現もあって煽ってしまってるんですよね。

「高望みしなければ、うまくいく」は、

「就職できないって言ってるやつは、選ばなければ仕事なんてある!」

「世界にはまずいご飯だって食べられない子どもがいるんだぞ!」

も同じような話なんですけど、「幸せの基準を落とせば、だれでも幸せになれる」という理屈だから、そうは問屋がおろさない。

そんなかんたんに幸せの基準が変えられたら、感情なんていりませんし。まあ、ご友人だったらじかに話せば思いが伝わるということはあるでしょうけども。市の就職相談窓口なんかだと、志望ランクを落としてみたらって話はどんなふうに伝えるのかな……。

ですから一般的にはやはり、食わずぎらいを指摘するにとどめたほうがいいんじゃないでしょうか。「きらいなものでもちょっとずつ食べてみたら」的な。「ほんとにイヤだったらやめればいいじゃない」的な。


わあ、ほんとに結婚テーマの記事にただ感想をよせるだけだった。


白馬のお嫁さん3巻は大宝寺さんという独身の人が唐突に出てくるんですが、その人がお話の後、幸せに暮らしていけることを暗示させるようなコマを追加したかったな、でもページがなかったな、ということを上の記事で思い出しました。

結婚できなかったらアンハッピーというふうにはしたくなくて、それなりに充実してる人を描きたかったんですよね。あんまりそうはならなかったんですけど……。

2016-05-26

昨日の記事の補足

講談社でLGBT関係の漫画を描くのって実際どうなのという話について。


このサイトとしては大きな反響をいただきましたので補足しますと、まず、漫画の性差別表現を糾弾しまくっているLGBT団体は今現在いないと思います。

私が知っている範囲でのLGBT関連の訴訟も、会社でのあつかいなど、もっと生活内での重要なことに関するものばかりです。


この記事のような自主規制はどちらかと言えば、人種差別問題などへの取り組みが遅れたことから人気マンガが絶版や回収となった過去への反省と、近年の欧米でのポリティカル・コレクトネスの盛り上がりに同調する動きに基づくものだと思っています。あと編集者個人の裁量も大きいですね。作品によっても違うでしょうし。

現状ではムダな配慮とも言えます。とはいえ、漫画はとつぜん大ヒットすることがありますし、何十年も読み継がれることがあります。あとから内容を変えることもけっこう難しいので、いま想定できる範囲のリスクを考慮しております。


あと、それほど大変ではないというのは本当でして、漫画を描いていると同じことをいろんな言い回しに変換することに長けてきますし、「ちがう案を出して」という要求にはなれっこになります。

たぶん今から漫画を描き始める方も、こういうことは自然にできるようになっていくと思います。面白い漫画を描くほうがよっぽどたいへんですので、大丈夫大丈夫。

ではでは。

2016-05-25

講談社でLGBT関係の漫画を描くのって実際どうなのという話

白馬のお嫁さん(1) (アフタヌーンKC)

今月号の月刊アフタヌーンで「白馬のお嫁さん」が最終話を迎えました。最後までおつきあいいただいた皆様、ありごとうございます。(最終3巻は8/23発売予定です。書店等でご予約いただければ。)

かわいい女の子みたいなのが沢山描けて楽しいことの多い連載でした。「このマンガがすごい!」で高野文子先生に読んでる漫画のひとつに挙げていただいたのもうれしい思い出です。高野先生に読まれるなんてまったく想像していなかったので驚きました。

次回作はまたぜんぜん違うものになるんじゃないかと思いますが、また皆様にお読みいただければさいわいです。


[まとめ買い] 境界のないセカイ(角川コミックス・エース)

で、せっかくこういう漫画を描きましたので、「講談社の雑誌でLGBT関係の漫画を描くのって実際どうなの」という点について書いてみます。

「裏方のことはあまり知りたくない」という方は読まれなくて大丈夫です。そんなショッキングが内容があるわけでもありませんので。

去年「境界のないセカイ」の連載について講談社の対応が物議を醸したこともあり*1、すでに結論を得ているかたも多いかと思いますが、ほかの新人漫画家さんなどのご参考になればと。

ただこの記事は編集さんのチェックももらっていませんし、2,3人の講談社の方たちと仕事をした一漫画家視点の話だとご了承ください。またなにか私の勘違いなどがございましたら、ご指摘をお願いいたします。


編集部の方は人それぞれ、とくにLGBTに好意的でも差別的でもないです。

アフタヌーンは今「げんしけん二代目」で女装男子のややこしい恋愛をやってますし、「月に吠えらんねえ」もゲイの要素がありますし、以前にも秋山はる先生の「オクターヴ」(ガチ百合)などがありました。もともとLGBTのテーマを盛り込んだ作品が多く連載されています。だからとは言えないかもしれませんが、編集部全体が頑迷な差別主義ということはありません。


ただし表現に注文はつきます。はっきりとした決まりがあるわけではありませんが、訴訟リスクを下げることが編集さんの仕事の一部なんだな、というかんじです。

これに関しては大手出版社は提訴されやすいからという事情があるようです。ちゃんとしたデータを知らないのですが、社会的影響力が強く、訴えられても潰れず、支払い能力のある会社が訴訟を起こされやすいというのは想像できます。


さらにそこで漫画特有の事情がからんできます。ひとつの絵、ひとつのコマ、ひとつのシーンといった局所的な部分を抜きとって問題にされることが多いのです。

すこし昔で言えば手塚作品や藤子作品の黒人にまつわる表現が問題になり、出版停止や回収・絶版にいたったパターンです。たとえ全体では人類愛や博愛をつたえるような作品でも、絵のデフォルメやセリフが問題となったりして、漫画の主張とは正反対の方向で問題視されることもあるわけです。「次のコマのセリフでフォローしているから」というようなことも通用しません。

これは作る側からすると「全体を見てよ」と言いたくなりますが、では部分のほうに責任を持たなくていいのかとなるとそうは言えません。差別的な表現を何巻もつづけておいて、じっさい読んで傷ついた人がいても、最後のコマで「今までのはウソ。差別はよくない!」と言えばそれまでの内容は問題なしになるのか、ということになるでしょう。吹き出しひとつ、カットひとつから訴訟対象になる問題にはかんたんな解決策はなさそうです。

実際訴訟が起こるかどうかはわかりませんから作り手は一定の基準でリスクを回避することになりますが、「境界のないセカイ」は幾夜大黒堂先生の記事によるとweb版と雑誌で編集サイドの基準が異なり、連携に不備があったことから連載中止騒動になったようです。


では「白馬のお嫁さん」でどういうリスク回避が行われたかと言いますと

主語を大きくしない

登場人物の産む男、主馬君は設定上ゲイなのですが、作中でゲイと言う言葉は使われていません。ゲイですが。

ゲイという単語を出さなければ「主馬=ゲイ=〇〇」という主張をうっかりしないですみます。「作者はゲイ全体をこう思っているのか」という曲解はどこでどう受けるか予想しきれませんから、そもそもゲイかどうか正確にはわからない状態にしてしまいます。

「黒人差別描写を回避するために黒人自体を出さない」という悲しい状況を思わせる方法ではありますけれども、気をつけて読むとこれによって描かれている商業漫画は多いです。どのコマも、どのセリフにも、どの方向からも問題があってはならないとなると、この方法は有効なようです。

「作中でゲイという言葉を普通に使うことに意義がある、そういう作風だ」という作者さんにこの方法はとれませんが、私の場合はそこが要点ではありませんので、「作中のことはあくまでそのキャラクター個人のことなのだ」と主語を小さくすることで、ゲイの主要人物を出しやすくしました。

3巻ではゲイコミュニティーが登場しますが、こちらの人々は一時的な脇役なのでゲイという言葉を使いました。

曲解されそうな要素はシーンを分ける(3巻ネタバレあり)

20話の清隆のセリフ「いや…あいつは異性愛者で女が好きだから…」 21話の学のモノローグ「…ロボット注射のアシストがあればきっと清隆に恋することもできる」

同じく登場人物の産む男、学君は異性愛者ですが、友人の清隆の求愛に応えて性指向バイセクシャルに変化させる施術を受けるかどうか悩みます。この時代では病院でそれができるわけですが、その際「性指向医療的技術で変えられる」という表現が回避されています。

世界には“LGBTは性指向異性愛に改めるべきだ。”という主張をする人々がいて、これも白馬のお嫁さんの主張とはまったく正反対ですが、「性指向を変える」という表現が一コマ出てくるだけで、私もその人々と同様の主張をしているととられかねないからです。実際にはそんな曲解をして傷つく人は出てこないかもしれませんが、ここでも無用のリスクは回避することにしました。

そこで「学は異性愛者だ」ということを示すシーンを20話(コミックス収録時)に、「学は技術的に清隆に恋ができるようになる」と示すシーンを21話に描きました。これで彼は性指向を変えるかどうか迷っていることが読み手に伝わります。

複数のシーンを持ってきて「このように解釈できる。けしからん!」という訴えはそれほど怖くありません。それならストーリーから読み取れる普通の解釈はなんなのかという議論になって、本当に内容がけしからぬものでないかぎり、問題ないからです。

一コマを切り取られるのが一番おそろしいので、そのようにしてみました。


といったかんじで娯楽作品として皆様にご提供しているわけですが、私の場合は慣れてくるとそれほど大変ではありませんでした。

前述のように講談社にもLGBT要素のある作品を推してくれる編集さんたちがいます。ですからこれからそういうジャンルの作品を描きたい方も、選択肢としてハナから避けることはないですよ、と言いたいです。もちろん、もっと自由に描ける場所の魅力はありますけどね。ではでは。


(5/26追記)昨日の記事の補足 - 庄司創のブログを書きました。

↓白馬のお嫁さんがどういう話なのかはこちら。

Webコミックサイト モアイ - 白馬のお嫁さんの第1話無料公開はこちらです。

白馬のお嫁さん(1) (アフタヌーンKC)

白馬のお嫁さん(1) (アフタヌーンKC)