2012-02-03 清清しく 酒をのみほす清清しさで1月が過ぎた。 とはいえ、年明け京都で呑んだ原酒の咆香が、 まだ口元に残っている。 未練がましいのは私で、流れ去る月日ではない。 老いさらばれるのは私で、流れ去る月日ではない。 毎夜寒さに震えながら家路に着き、 一杯の酒に安堵する。 咎める人もいるが、 なんぞ人生かと問う。 百八つ数えるうちに人生は移ろう。 明日はまた数え直し、 今宵の肴にしよう。