ゴースト製作は祭りだと思う

私は大元になった発言について全く同意もできないし何かしらの感銘を受けたわけでもないのだが、私の好きなデベロパさんにダメージがいってるようなのでちょっと思うところを書いとく。


フリーシェルというものは、
うっはwwwwktkrwwwwwwwww俺今すぐこれでおもしれぇゴースト作るわwwwwwうぇうぇwwwwww
というのが私にとって正しい使い方である。
つまりフリーシェルはネタフリ。
何かの代替物ではない。


http://d.hatena.ne.jp/Yagi_Mudsuki/20070728
フリーシェルを使うより絵を描こうぜ、と主張しているやぎむつきさんのあの文章から受ける違和感について考えてみる。
原因は、「絵を描きたがっているが描けない」人々へ対象を限定していると明言していないからだろう。明言し忘れているわけではなく、フリーシェル使用者は全員例外なくそうである、と決めつけているような印象すら受ける。そしてフリーシェルは「絵を描きたがっているが描けない」デペロパに努力を忘れさせ、堕落させるアイテムであるというわけだ。
自分以外の視点がすっぽり抜け落ちている。


努力に使う時間と労力が見合わないと判断する人や、最初から上手くならなくてもいいと思っている人もたくさんいるだろう。
素人が一ヶ月や二ヶ月で観賞に耐える絵を描けるようになる見込みは低い。かといってシェルを用意する目的で長期間練習するのは本末転倒である。humさん等のレアケースも存在するが、類稀な素質と効率的で集中的な努力によるもので、誰もが真似できるわけではない。
観賞に耐える絵かどうか客観的に判断できてかつ上達しない人は、自分の力量に絶望したり見切りをつけたりヘタレな自作絵を見るのに嫌気が差したりして、他の手段でクオリティの高いシェルを用意する方法を模索する。実際にそれは可能である。


自力で全て用意したくて努力する姿勢を否定するわけではない。というか別に何も否定はしない。絵(とか他の創作手段)を新しく練習し始めて、それを身に付けるのは間違いなく楽しい。楽しいが誰もがやりたがるわけじゃないということだ。
私たちは広大なネットの世界をさまよい、刺激を受け、時には他者の力を借り、自分のやりたいことを実現していく。刺激を受ける対象として、自由に使えるシェルがあれば、それは素敵なことじゃないか。
やりたいようにやればいい。
結果として、自分もみんなもシアワセになれればもっといい。
私が言いたいのはそういうことだ。


だから何かやりたくなったらやればいいのである。
きっと楽しいことがあるはずだから。