Plus value notebooks 有限会社Plus value社長&NPO法人サイクリストビュー理事長 森脇博史 のブログ

2008-09-21 数百年ぶりの奇跡。

hakthakt2008-09-21

いやマジで、感動しました。本当にその時間は雨が降らなかったのですから・・・。


さて、松江城薪能の本番になりました。今日は自分のイベント人生でも、もの凄く大変且つ記憶に残るものでしたので、時間軸に沿ってお話しします。


午前5時〜9時。朝は4時に起床する。外を見ると真っ暗ながら、雨の気配がない。忘れ物などの最終チェックをして、ぐっすり寝ているこどもたちを起こさないように5時におとーさんと出発。会場には5時過ぎに着いた。5時半ぐらいから舞台スタッフと設備スタッフが来たので、準備を開始する。正式な判断は6時ぐらいでしたが、昨晩課長さんから基本的に外だからとの話だったので、松江城での施工の準備をする。で、結局松江城開催となったので、作業を継続。9時前には予定を上回るペースで施工が進んだ。


9時〜15時。9時過ぎからぽつりぽつりと雨が落ちてきた。これは予定通りだったので、昼過ぎにはやむだろうと皆で話ながら作業を行う。しかし9時半前から、雨が激しくなってきた。風もけっこうある・・・。そこからしばし作業を中断して、天を仰ぐ。しかし待てども全く改善する気配はなく、音響・照明業者さんから「これでは開演に間に合わない」と言われて、メッセでの開催を協議。でも結局課長のご判断で、松江城での開催に決定。全スタッフ雨ながらも、決まったなら徹底的に進めようみたいな雰囲気になって、雨が激しく降る中でも結構作業は進む。皆携帯の時間別降雨量なども見ながらの作業。その時は3時以降は降水確率40%位だったけど、最終的には雨が降った。


15時〜17時過ぎ。結局3時を過ぎても雨がやまない。1時に現場視察にお越しになった井上先生も、なんとかして松江城で開催したいとの事でしたが、その時点で既に3時半。でも雨はコンスタントに降っています。現場から急遽、井上先生他の皆様と道具を乗せる役目を先生直々に賜ったので、慌てて会場を離れる。その時課長から、代替え会場であるくにびきメッセでも会場準備をしてくれないかとの打診が・・・すでに椅子並べのバイトは返したばかり・・・、残ったメンバーと当社Hさん、おとーさんで向かわせる。で、ニューアーバンホテルに到着。その後先生他の皆様と道具をハイエースに乗っていただき会場に戻る。でもその時すでに4時前で、雨は継続的に降る。画像はその時のものです。雨の中何も出来ずにある会場及び舞台の図。


待てども、進まず、開場を待ちわびるお客さんからは苦情の声も出てきた。いい加減に、小雨でも開演の準備をしないと・・・でもそれはどっちの会場で?みたいな感じになってどっちつかずのまま時間が流れる。そんな時に限っていろんなトラブルが連続的に発生。サポートスタッフはすべてメッセなので、全て自分で処理する羽目になって、過去最大のピンチとなった。そうこうしていたら突然、もの凄い豪雨が会場を襲撃!!!。これには、控え室の井上先生以外の方もビックリでして、テントとテントの継ぎ目に水が10リットルぐらい貯まって、うっかりこぼれると、先生び商売道具などに多大なる被害が出るので、全員で外に水を流す作業となった。その時は皆「もう中止やな・・・」みたいな諦めモードになりつつあったんです。


控え室テント内では、溢れそうな雨水から楽器や衣装を守るべく、地謡の方や、他の先生も開演そっちのけで、雨天対策に追われる・・・。そうこうしていたら雨が小降りになって、結果メッセはナシで、松江城会場に決定。サポートスタッフもなんとか帰ってきて、客入れが始まった。しかし自分はいろんな方のお願いや、急遽対応などがあって、かなり大変なモード、なんと生まれて初めて、そんな状態でリハーサルや音合わせナシのいきなり本番という前代未聞のイベントが始まったのです。舞台はスタッフが何回拭いても乾かない。なので地謡や笛方などの皆さんには畳を敷いての開催となったんです。いろいろ細かい準備をしていたので旨く回せたのでしょう。これは経験値がなせるものでしょうね。


18時〜20時過ぎ。なんとか本番になった、この大雨のせいで、特急やくも号が遅れ、狂言の先生が開始時間に間に合わない事態も発生!オープニング後しばらく経ってから会場入りで、お客様にもかなりお待ちいただいた時間帯もあった。その間は井上先生や司会のTさんにトークをして貰いながらしのいだりと本番中も綱渡り状態・・・。で、無事に到着されて、その後は全く雨が降らず、ホント幻想的な状態で薪能は進んだ。苦労はしたけど、メッセよりは全然松江城が良かったのです。やって良かったし、火入れ式も完璧!見ていて見事な演出になりましたので、決まったら思わずガッツポーズ!。観客もあれだけの大雨がありながら、満員御礼立ち見がでる状態だったのです。


江戸時代から、数百年ぶりに復活した薪能松江市によると、市内では江戸時代の1666(寛文六)年6月30日に祝賀能が演じられたのが文献に残る最後で、明治以降は行われていないというそれを、やらせていただけた、近代初めての企業になれた事も含めて、今回の仕事は一生の記憶に残るものとなりましたね。大雨から大逆転の完全開催!まさに奇跡です!感謝感謝です。そんな感動的な1日でした。