立春の日に

こうして記しても記さなくても時は流れて、知らず知らずにさまざまな感情が通り過ぎていった。
みる景色も少し変わり、家族ができて、今ここにいる。
目の前のことに集中していたのか、あまり深く物事を考えないようにしていたのか、言葉を綴ることから離れてしまっていたけれど、なんとなく、再開してみようと思う。
立春にふさわしい暖かな一日。散歩に出かけ、途中、木蓮の蕾がぷっくりと膨らんでいるのを見つけた。ぽかぽか陽気に背中を押され、うれしくなって歩きすぎてしまった。そんな些細なことを、また記していけるといい。