巨人のサムライ炎

梶原一騎影丸譲也
ダイアナ様の日記(2/3)でミトン様にご紹介いただいた(ややこしい)実在する少年合唱団のお話「バイエルンの天使」を求めて、行ける限りの古本屋を回るが入手できなかった(涙)(最近は2年ぐらいですぐ絶版になってしまうが、どうにかならんのか)そのかわり、これを見つける。なぜか星飛雄馬、花形満、左門豊作がでてて面白そうだと思って買ってみたら、「巨人の星」の正式な続編らしい。知らなかった。しかも現在刊行中の復刻版である。でも絵が川崎のぼるじゃないし。梶原一騎めんこの影丸さんじゃん。(だから他者が確立したキャラを引き継いで書くという、普通キャリアを積んだ漫画家はやらないようなことも、無理がきくのか)でもそんなに違和感が無いのはなぜ?

風のなかのクレオ

一条ゆかり
ついでにこれを購入。1970〜1971年の作品。それこそ私が「りぼん」を買い始めた頃リアルタイムで読んでいた作品。(一条ゆかりにとっても初期の転機となった重要な作品ではないだろうか)今見ると、突っ込みどころ満載であるが、子供のころは真剣に読んだものだ。前半は軽い学園ものの雰囲気だが後半やたらとヘビーになる。ヒッピー世代の自分探しの話なんだろうが、登場人物が「そんなに深刻になる必要あるの」と突っ込みたくなる程全員が全員ともやたらと過剰に深刻だ。が、面白いもので、読んでゆくとこれがまた子供時代のように真剣にはまり込んでゆくのだ。これが一条マジックなんだろうな。一条さんは、6ヶ月連続で別冊付録で長編という企画があったが、SFにしてもけっこうとほほだった「雨のにおいのする街」なんか、また読みたいなあ。どうも「有閑倶楽部」以降はけっこう目にするが、私の読んでた頃のは、とんとお目にかかれない。

トリノ・オリンピック フィギュアスケート・ペア

やたらとテレビでアメリカ代表の井上怜奈を取り上げていたので見てしまう。スロートリプルアクセルが今まで見た中で一番綺麗にきまり、若干シンクロ性に難があったすべりも今回は完璧に見えた。でもショートが終わって6位・・・・世界のレベルはすごいなあ。でも2位〜8位までそんなに点差が無いので、メダルの可能性は残っている。