ボンタンアメ

子供の頃、手塚治虫の「バンパイヤ」をコミックスで読んでいて、ロックが悪巧みにより相続した遺産の使い道について、久々に会った幼馴染の西郷が「おいにそんな金があったら・・・・ボンタンアメをかうど」というセリフがある。
当時の私にとって「ボンタンアメ」は未知のお菓子であったので、ずいぶんと憧れたものだ(中学時代には、もう食べていたが)
なので、時折無性に食べたくなるのであった。

スメタナ 連作交響詩「わが祖国」

クーベリック指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1990)
スメタナの「わが祖国」は実は第2曲「モルダウ」しか知らなかった。
マタチッチの全曲録音があると知って購入したはいいが、どうも超スローテンポの個性的な演奏のようで、やはり初めて聴く曲はなるべく標準的なのをまず聴いておきたいということで、名盤との世評の高いクーベリック(数種類出ているらしいが)の最後のライブ録音が廉価だったので購入。
とにかく初めてなので、なんとも書けないのだが、面白いことに気づいた。
モルダウのアクセント付けが、今まで聴いたことがない感じだったのだが、ふと気づいたのが、これはモルダウ川の波の様子を(勿論そういう曲なのは確かなのだが)さらにリアルに表しているということだったのだ。描写音楽としての側面があると言うことを、改めて意識させられた。