娘のピアノコンクール

先日書いた、娘が予選を通過したピアノコンクールであるが(こちら)今日は青森市で本選である。
漏れ伝え聞くところによると、毎年予選通過者は上位入賞を狙って意気込んでいるつわものが集うそうだ。
その点娘は、参加することに意義があり(笑)経験を積みましょう、というレベルなので気楽は気楽である。
父は運転手でがんばります(笑)では行ってきます。

帰ってきました。
今回のコンクール、娘は「小学生Aの部」という枠で、数曲の課題曲の中から自由に1曲選んで弾く形。
課題曲は、アーノルド作曲のガボット、ジーグ、笛吹きティム、シュミット作曲の25番ソナチネ
娘が弾いたのはアーノルドのガボットで、しっとりとしたけっこう平易な曲なのだが、この曲を選ぶ子が多かった。
しかし、わざと平易な曲を選んで、自分のテクニックをこれ見よがしにして、テンポを速くしてみたり、奇矯なタッチで弾いてみたり、極端にヴォリュームの強弱をつけたり、といった小賢しさが目立つ子が多かった。が、元の曲のしっとりとした良さが台無しになっていた。
その点娘は、元曲の良さをうまく引き出した、実にセンスのいい演奏であった(親バカ炸裂(笑))
しかし、審査委員の目の付け所は違うらしく、何の賞も貰えなかったが、上でも書いたが、まあ、いい経験ということで良しとしよう。

ヴェルディ「椿姫」

ギオーネ指揮 リスボン・サン・カルロ劇場管弦楽団(1958)
カラス、クラウス、セレーニ
我が家には「椿姫」は、これとあとクライバー盤があるのみで、それ以上の必要性を感じないのだが、ただ一点。
このオペラは、息絶えるヴィオレッタを見守る人々が「なんという悲劇!」と叫んで(歌って)終わるのだが、この部分は無くてもいいという意見が多いせいか、歌わせない公演もけっこうある。
このカラスのギオーネ盤もそうなのだが、個人的には、ここに歌がないと、なんかちゃんと終わった気がしない(笑)