「白鳥の歌」(短編集「リスタデール卿の謎」より)

アガサ・クリスティ
この短編は、オペラがモチーフになっている。クリスティもなかなかにオペラに詳しいのだな、と読んでいたら、かつての名バリトンが、今までこんな役をやってきた、として挙げている役の中に「アイーダ」のラダメスがあった。これはテノールである。うーん、うっかりしたのかな。こういうところをオペラ・ファンは見逃さないぞ(笑)
PS.バリトンからテノールへ、そして再度バリトンへ戻って活躍したラモン・ヴィナイという歌手もいたけどね。

ビッグ4

アガサ・クリスティ
クリスティの短編集「教会で死んだ男」を久々に読んでいて「二重の手がかり」に登場するロサコフ伯爵夫人が「ビッグ4」にも出ていた事を思い出して、また読み返したりしている。
そこでふと考えるのだが、元々新聞連載されていた短編を、つなげて長編にしたのが、この「ビッグ4」なのだが、そのつなげる前の元々の短編のままの形って、どうにかして読めないもんだろうか・・・?