ワーグナー「ラインの黄金」

ヤノフスキ指揮 シュターツカペレ・ドレスデン(1980)
ヴォータン:テオ・アダム
フリッカ:イヴォンヌ・ミントン
フライア:マリタ・ナピアー
フロー:エバーハルト・ビュヒナー
ドンナー:カール・ハインツ・シュトリュツェク
ローゲ:ペーター・シュライヤー
ミーメ:クリスティアン・フォーゲル
エルダ:オルトルン・ヴェンケル
アルベリヒ:ジークムント・ニムスゲルン
ファゾルト:ローラント・ブラハト
ファフナー:マッティ・サルミネン
ヴォークリンデ:ルチア・ポップ
ヴェルグンデ:ウタ・プリエフ
フロースヒルデ:ハンナ・シュヴァルツ
さて、待望の(笑)ポップのヴォークリンデである。超一流歌手がラインの乙女をやると、どれだけ場が引き締まるかのいい見本であろう。ただし、真摯かつ品行方正に過ぎるか(笑)
ヤノフスキはかなり早めのテンポで切り込みも激しい。躍動感が心地よく、こういうワーグナーもありであろう。
歌手陣も間然するところがないが、ミントンの若々しいフリッカ、意外に芸達者だったシュライヤーのローゲが印象深い。