小伝馬町『馥や』

 7月にオープンした小伝馬町のお蕎麦やさん。
 最近小伝馬町で仕事があってよくウロウロしてるんですが、素敵な門構えと「新そば」の文字にひかれて入ってみました。


 まずそば茶とおしぼりが。丁寧なお店ですね。そして蕎麦やで蕎麦茶が出されるの、私はけっこう嬉しい。ルチン摂取。

 こんな感じの店内。2階のお座敷に通されましたよ。

 1階は満席だったけど、2階は私だけだったので、めずらしく店内ショット。 

 そして見た目からしてみずみずしいお蕎麦が登場!

 うーん…美味しかったなあ。群馬・深山の新蕎麦は香りも極上。しゃっきりとした良い打ち方で、「これぞ江戸蕎麦」という歯ざわりとのどごしの良さ、久々に堪能しました。

 ご主人は築地『布恒更科』で修業されたかただそう。たまたまちょっとお話できましたが、まだお若い感じで、現代的なイケメンさん。

 つゆが個性的。亀節とたまり醤油で作られているそうで、醤油の旨辛感が際立つ。好みが分かれそうだけれど、「自分の味を作りたい」という店主の創意性が感じられて、それがなんとも好ましかっった。薬味に大根おろし、ネギ、本わさび。

 もり(840円)だけじゃ足りないかな、と思って、ランチのみの小かきあげ丼(400円)をオーダー。ところがどっこい、蕎麦の盛りが結構いい。うれしいなあ。サラリーマンの町というのを意識されてるんだろうか。

 ただこのかき揚げ、エビがゴロッと入って贅沢なものだけれど、もうちょっとカラッと揚げていただくほうが私は好み。でも、もう一度行ってみてから判断したい。

 これからいろんな産地の新そばを入れて提供していくとのこと。楽しみ!