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2015-03-03

[] 高橋哲哉・岡野八代憲法のポリティカ』刊行

このたび高橋哲哉・岡野八代共著『憲法のポリティカ――哲学者政治学者の対話』を刊行しました。

いつのまにかつくられた改憲への流れ。この流れは日本社会をどこへ運んでいくのでしょうか?

批判知識人として広く知られている哲学者高橋哲哉氏と、京都96条の会代表として精力的に活動している気鋭の政治学者・岡野八代氏とが、法律論とは違う角度から改憲問題とは何かを縦横に語りあった一冊です。

今週末あたりから主要書店で発売されます。

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概要

書 名:憲法のポリティカ

副 題:哲学者政治学者の対話

著 者:高橋哲哉(たかはしてつや)・岡野八代(おかのやよ)

体 裁:四六判並製、256頁

定価:本体価格2200円+税

ISBN]978-4-7684-7958-2

内容

戦後七〇年の節目の年に、日本社会民主主義平和主義の種を植えてきた平和憲法を廃棄しようとする企てが現実化しつつある。

「本当に異常な事態です。憲法の条文が常に無視され続けていくような近代国家なんて想像がつかない。」(岡野八代

現行憲法を軽んじる政権が進めようとする改憲とは何か。

「現実を無視して自分たちのイデオロギーを押し付けようとしているようにしか見えません。」(高橋哲哉

憲法をめぐるポリティクスの背景には、いったい何があるのか。そして、この流れの先には何が待ちうけているのか。

哲学者政治学者が、改憲問題を通して見えてくる日本社会の危機を、法律論とは異なるアプローチで語りあったロング対談。

自民党改憲案をはじめ、死刑天皇制マイノリティの権利、人道的介入の是非など憲法をめぐるさまざまな問題の核心に、護憲改憲かの枠組みを越えて斬り込む。

目次より

【1】改憲問題と立憲主義

1 なぜ憲法問題にかかわるようになったか

2 「安倍的なもの」

3 これは憲法ではない

【2】日本国憲法九条をめぐる問題

1 立憲主義には九条こそが似合う

2 戦争と天皇制

3 憲法問題としての沖縄

4 九条を無効化する集団的自衛権の行使容認

【3】憲法をめぐる思想的課題

1 人道的介入のジレンマ

2 死刑の論理と憲法

3 誰が憲法をつくるのか

4 日本国憲法100年の市民革命

著者プロフィール

高橋哲哉(たかはし てつや)1956年生まれ。

東京大学大学院総合文化研究科教授、専攻は哲学

著書に『逆光のロゴス』(未来社)、『記憶のエチカ』、『歴史/修正主義』(岩波書店)、『デリダ』、『戦後責任論』(講談社)、『反・哲学入門』(白澤社)、『『靖国問題』(ちくま新書)、『国家と犠牲』(NHKブックス)、『犠牲のシステム 福島沖縄』(集英社新書)など。

岡野八代(おかの やよ)1967年生まれ。

同志社大学グローバルスタディーズ研究科教授、専攻は西洋政治思想史、現代政治理論。

著書に『法の政治学』(青土社)、『シティズンシップ政治学』(白澤社)、『フェミニズム政治学』(みすず書房)など。訳書にE.キテイ『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』(共訳、白澤社)、I.ヤング『正義への責任』(共訳、岩波書店)など。

刊行記念イベント

なお、来る3月11日に本書の刊行を記念して、東京神保町東京堂書店さんで、高橋哲哉さんと岡野八代さんによるトークイベント「憲法の何が問題なのか」が開催されます。

お申し込みは東京堂書店さんの店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)へお願いいたします。

東京堂書店さんのサイト↓

http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=7816

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