参加イベントのレポート書きの宿題があるのですが、こっちもどうしても書きたくて、同時並行で執筆していきます。
先日の調査(2011/08/20 - Saturday:http://d.hatena.ne.jp/hal_dynast/20110820#1313812304)の続き
- CNMS(頚性神経筋症候群)とは?
(医療・医学ニュース:http://medical-today.seesaa.net/article/37547393.html)
先週発売の週刊現代で特集されていた、なにやら聞きなれないこの病。それもそのはず、最近に至るまで、診断でこの病名を正式に使う医師はほんの数人だったそうです。…で、調べてみました。
頭痛やめまい、疲労が慢性的に続く「CNMS(頚性神経筋症候群)」は首の後ろにある筋肉の異常によって引き起こされる病気です。
- 頚性神経筋症候群
(Wikipedia:wikipedia:頚性神経筋症候群)
東京脳神経センター理事長・脳神経外科医の松井孝嘉が、一向に治らない不定愁訴の患者の首後方にある筋肉に共通の異常を発見したことで命名された疾患群。略して、頚筋症候群、一般には首こり病の俗称で知られる。
その、松井孝嘉博士が経営する「東京脳神経センター」のページがこちら。
- 首こり外来のご案内
(東京脳神経センター:http://tokyo-neurological-center.com/?page_id=7)
しかしこの「松井先生」、ネットで見られる評判はあまりよろしくありません。
- 東京脳神経センター 評判は?
(東京脳神経センター受診 頚性神経筋症候群が自律神経失調・不定愁訴の原因だった?:http://cnms.enjoydotlife.net/2010/12/post_26.html)
- 受診のご報告
(あきぞう日記:http://akizou922.blog34.fc2.com/blog-entry-91.html)【2006/08/22】
- 頸性神経筋症候群について伺います。
(教えて!goo:http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5690038.html)【2010/02/19】
- このまま頚性神経筋症候群の治療を続けてもいいのでしょうか?
(OKWave:http://okwave.jp/qa/q5784794.html)【2010-03-28】
- 東京脳神経センター・松井病院の頚性神経筋症候群
(2ちゃんねるキャッシュ:http://2chnull.info/r/body/1210682743/1-1001)【2008/05/13〜】
(J-CASTニュース:http://www.j-cast.com/s/2012/02/19121144.html?ly=cm&p=1)【2012/2/19】
(NATROMの日記:http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20120220#p1)【2012/2/20】
ネットで調べても、どうもすっきりとしないので、僕が通院している医者に、先日「頚性神経筋症候群」のことを訊いてみました。
「首の筋肉に負担がかかって凝ることで、自律神経のバランスが崩れて、うつの症状が現れることはある。しかし首の筋肉が凝っているかどうかは、整形外科が見る領域なので、うちでは診断出来ない。」
(かかりつけ心療内科の先生)
「この人(松井孝嘉博士)は、私の大学の同級生だよ。常日頃から威張ってる人でね、CT(断層撮影)の写真を見せては『この病状は俺が見つけたんだ』と見せびらかすような人だった。」
(四十肩治療中の整形外科の先生)
「首のこりは、パソコンや携帯電話とかで悪い姿勢を続けていると発生するものだから、病院で治療すればそれで治るものじゃ無いよ。日頃の生活態度から見直さないと根治するのは難しいね。」
(四十肩治療中の整形外科の療法士)
どうやら「首のこりが原因で自律神経のバランスが崩れ、それが原因で不定愁訴やうつ症状が出る」のは、治療現場の整形外科、理学療法、マッサージetc.の関係者の中では、暗黙の常識だったようです。
松井孝嘉博士は、それを「頚性神経筋症候群」という名前で再発見したに過ぎないと...でも、それはそれで意味のあることです。
問題は、松井博士がその臨床結果のデータと治療方法のノウハウを、広く日本中の整形外科やうつ治療の関係者に公開や普及をせず、自分の病院でしか行っていないことにあるようです。
だから2ちゃんねるとかで叩かれたり、先日僕の所に来たトラックバックスパムのように悪徳商法のネタに使われたりする...というのが、一通り調べてみた僕の感想です。
僕が情報を集めて分かったのは、「頚性神経筋症候群」と診断される不定愁訴やうつ症状は、「生活習慣病」のカテゴリーに入ることが予想されること。
ならば自分で予防したり、軽度なら自分で治療することも可能ではないかと考えます...それに関しては、次の記事でまとめてみます。
・追記:この記事の信頼性を担保するため、僕が受診して話を聞いた医者を下記に記します。