ヨーロッパ〜日本往復日記

2008-10-09 ベルリン生活様式7(アーティストの友人たち)

halloo2008-10-09

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ベルリンに住む私のアーティストやミュージシャン友人たちは、すごく質素な生活をして、もし私が同じ立場だったらと思うと

めちゃくちゃ不安に陥りそうな、生活をしている人も多い。

(日本に住むミュージシャン友達は皆、普通に仕事をしているが。)

”今”に対する無意識的な使い方。がやっぱり違う。


アートを作るには”今”ここにある時間にすごく集中しなければ、作品はできない。

だって、今まさに自分を掘り下げ、表現しなければいけないから、今にこの時間に対して、真剣に取り組まなければ

作品は出来ない。


そうすると、多分、今が充実(苦しみももちろんあるが)しているので、

将来の自分に対する意識が普通の人と全然違う。


私のある30を超えた男友達は、ハッキリ私に「社会的地位なんてなんの意味も無いことなんだよ」って言った。

何年も何年もレストランで皿洗いをしていても、別に社会的に下の人間で辛いとか思わないんだよ。

社会的地位の欲求って男の人が本能的に持っていることって言われているけど、この人には当てはまらない。







40歳ぐらいの友人が、仕事より、将来より、自分が絵を書くことを止めなきゃいけなくなるとが不安になるといった。

彼の絵は売れたことがほとんど無いらしい。でもね、彼の生活はほんと絵が中心で、毎日毎日描いている。

彼はアイリッシュなので、少し英語の教師として日銭を稼いでいるが、生活していけるだけも稼いでいない。

彼は外国人なので、国からの失業保険などももらっていない。

月の稼ぎは350ユーロほど。たまに、博物館の手伝いとか、外国の金持ちの家に壁画を描きに行くバイトとかを

して、短期集中でお金を稼ぐ。そしてまたベルリンに戻って、作品作りをする。

そんな彼の絵を私は全く???????で微塵も解からない。




私だって、やっぱり仕事を持っていないと不安になる。今超薄給で非常勤講師として仕事を続けていても、スキルは磨かれるし、講師の仕事は経験が命だとおもうから、続けていけるし、なんの不安も無い。

普通の人は将来のためにいろいろ勉強をしたり、スキルを磨いたり、保険に入ったりするでしょ。



でもアートってほんと無限の表現の方法があって、既存の概念を壊していかなきゃいけないから果てしない無限の世界なんだよ。自分で良いと思っても、それが認められるかも解からないし。

(それがどんどん既存にある作品に近づくに連れて、普通の人にわかりやすくなっていく。

そうするとアーティストというよりか、職人になっていくんじゃないのかな。)



そんなわけのわからない世界で生きていかなきゃいけないんだけど、そのわけのわからない世界って言うのは

自分の内なる世界と外の世界の繋がりだったり。



だから、自分・今 への集中力はすごいんだ。



(それで、だからこそ、漠然とした不安がど〜〜とやってくるのかも知れないが・・・・私の友達は作品を作るのを止めてしまうほうが

将来の事を考えるより不安だと言った)


コレって言うのは

実は仏教のとても大切な考えかた

今を感じて生きるって事なんだ〜〜って思ったよ。

お坊さんはそれを修行をして、瞑想をして、今、”まさに今”という世界を感じる。未来じゃなく過去じゃなく。


人生を生きるうえで、たぶんコレが一番大切な事なんじゃないかな。







   ”今を生きる”







だから、いくら不安で、将来がわからない世界でも、人間として生きていくのに

アーティストとして生きていくのは、理想的な人間の生き方の一つなのだと思った。



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2008-10-08 気合の入った友人

halloo2008-10-08

[] 16:33

ミュージシャンの友人の話が少々続いたので、もう少しその辺を書いていこうかな。



最近、インドへ最近飛び立ったコロンビア人の友達がいる。

彼もミュージシャン。

彼ともライブハウスで知り合ったんだけど、友達友達って感じだったかな。

結構才能あると思う。何度かいったライブ、音楽は???と思うこともあったが、ライブを見ていくうちに、彼のすばらしい才能をようやく解かり始めた。


簡単な彼の経歴は、本国、コロンビアの大学で音楽をなどを教えていた講師で、パーカッションの先生もしていたこともあるし、自身もテクノやや実験音楽などを作っていた。

オランダ大学院に行く予定で、ビザも入学手続きも最終段階で、これからビザを取るのにお金を振り込もうと思ったとき、いままで、ず〜〜と思い焦がれ続けていた日本に行くことを決めた。

そのお金を日本の語学学校費や飛行機代につぎ込んだ。

日本に来るのに、飛行機代、当面の生活費、1年間の日本語学校授業料、コロンビア人の彼にとって、大学で教えた4年間のたくわえを全てを使い切ったらしい。


それで何をやっていたかというと、週に数回のスペイン語のレッスンそして、工場で働いて生活を支えていた。彼の収入のメインは工場。

ほんと〜〜に工場で働くのは辛いらしい。


それに、月に4回ほどライブもこなす。はじめの半年は、ぜんぜん誰も知らずに、ず〜〜と語学学校と工場の往復だったんだって、それが少しづつ音楽関係の知り合いが出来て、どんどん招待されることが増え、ライブをすることも多くなってきた。

彼の部屋に遊びに行ったが、六畳2間 4畳半ほどのキッチンのボロアパートに中国人2人と彼の3人で住んでいる。家賃は3万。


本当に、最近日本に来ている外国人は、結構気合が入っている人が多いな〜〜っと思う。昔は日本語話さない英語だけで数年も通す外国人も居たが、今はたいてい日本語が話せる。



彼は日本に滞在するためビザ取得に奔走していたが、やっぱり日本政府は厳しいの南米の人にはね・・・。

やっぱり駄目で、インドへ旅たっていきました。インドでのんびりいろんな事を勉強したいらしい。

日本で辛い生活していたから・・・。f:id:halloo:20080909211314j:image


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ryoryo 2008/10/29 00:19 はじめまして。偶然このサイトに来ました。今ドイツに音楽をやりに行こうか迷ってまして。色々diary entryを読ませて頂きました、今の私が求めてるものがたくさんあって感動!

そしてこのコロンビアの人、友達です。この写真のライブ一緒にやりました。。偶然ですね。この時琴と歌をやって、彼との最後のライブでした。
このサイトの使い方よくわからないのですが直接hallooさんにメールしてもいいでしょうか?
ryo

halloohalloo 2008/10/29 19:26 こんにちはもうメールくれていますよ!
何を書こうかな〜〜と思っていたところで、このHPを読んでくれたので、話が早いです。

こちらからメールしますね。

2008-10-07 ベルリン生活様式6

halloo2008-10-07

[] 16:33


う〜〜んコレも好評を博して6回目

何にしようかな〜〜。友達の事書こうか

え〜〜。何度も書いていますが、ベルリンにはアーティストがたくさん居ます。

その中の友達で、フランスで活動していたミュージシャンでベルリン移住を決めた人が居ます。

そんな長い友人ではなかったので、詳しいことは知らないんだけど、私にラスタマンの友人って始めてだったので、

書いちゃいます☆




彼はカリブ海のマティニック出身。マティニックって言ってもどこか解からない・・・。

とても小さなカリブ海に浮かぶ島らしいです。

12歳のとき両親に連れられて、フランスに渡ったらしい。マティニックはフランス領というか、フランス海外県らしい。だから、マティニックの人はフランスで働けるで、両親は仕事を探しにフランスへ渡ったの。

20年も住んだフランスを離れて、ベルリンにやって来た。


パリに住んでいたらしいんだけど、すごく街が嫌だったらしい。その気持ちよく解かる。私も絶対パリには住みたくない。


それで、今はインターネットもあるし、ベルリンだったら飛行機代も結構安く済むからって

フランス繋がりの仕事も結構問題なく出来る状況なんだってさ。今はDJとかミュージシャンが使う音の音源のほうを作っているんだって。飛行機代が安いってね、ほんと1、2ヶ月ぐらい早く切符を予約すると

税金込みでベルリンーパリ間なんて5000円で行けちゃうんだよ!マジで。この辺のヨーロッパの短距離飛行機の

からくりってすごい。ひどいのなんかロンドン発パリ着とか、99ペンス(税金で15ユーロほど取られる)とかあるんだよ。不思議。


話はもどして・・・・。

最近こういうアーティストが多い。ベルリンが気に入って、ベルリンで創作活動をして、売り込みは海外っていうのね。地の利を生かしてというか、ベルリンじゃお金にならないから、そうしなきゃいけないというか。でも良い傾向だよ。だって、ベルリンだけじゃ駄目だから、がんばって海外に行くとそれだけ、自分の作品が広がっていくんだからね〜。


彼は私にミュージシャンって言っていたけど、自称ミュージシャンはベルリンにたくさん住んでいるから

どれくらい真剣に音楽にたずさわっていたか最近まで知らなかった。

ライブとかはベルリンではやっていなかったし。一回ギターと弾き語りをやるって見に行ったんだけど、気分が乗らずに

ほとんど何もやらなくて。。。アラって感じで。


そしたら、ネットで彼がライブで歌っている姿を最近見て、民族音楽系のフランスでは結構集客力のある歌手だったって知った。

あれだけお客さん呼べるぐらい知名度あったのに、フランスはなれるのは大変だったんだろうって思う。


彼女はカリブ人のダンサーなんだけど、ドイツで育ったんだって。

多分一緒に住むためにやってきたんだね。そんな良い音楽をする環境を築いたのに、またベルリンで一からはじめるんだよ〜。ミュージシャンだって人との繋がりも重要だからね。ほんと情熱的だね。でも最初のほうかなり大変だったと思う。やっぱり歌手ってね、自分ひとりじゃなくてやっぱりバンドが必要なんだよね。一緒に音楽作るのにさ。自分に合う人が見つからないとね。ベルリンレゲエ系というか、民族系のミュージシャンはとても少ないと思うから、やっぱり、ライブとか出来ない状況が長く続いていたんじゃないかな〜。ベルリン芸術家は多いけど、スピリチュアル系のミュージシャンは余りいないと思うな。




そんな彼とは、野外の川沿いの広いオープンスペースなレゲエバーで知り合った。去年の夏は私のお気に入りでしょっちゅう行っていたのね。


まあ普通に良い友達って感じになって、私の家によく遊びに来て、彼がギター弾いて適当に私が歌うって事

をよくやっていた。

彼の私生活の事は良く知らないんだけど、大体家で音楽を作って過ごしているって言っていた。それから

友人とレゲエクラブに行くの。


すごくスピリチュアルな事をいつも話していて、世界のエネルギーの輪みたいな話を良くしていた。内容は余り無かった気がする。覚えていないな。

拳法とかも好きでやっていて、虫とかねいると気で追い払うんだって。殺気を出すと虫って大体逃げていくらしい。そんな取りとめも無い話を良くしていた。

そういえば彼がね、まだ世界は異文化人同士が理解できるほど混ざっていないって言っていて。

そうかもね〜って私も思った。12歳から異文化に住んでいる人が言う言葉だよ。考えるよね。



これは彼が歌っているビデヲです。


tid conçert palestine - Vidéo dailymotion


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2008-09-29 ベルリン生活様式4

traditionaltraditional 2008/10/06 22:59 はじめまして、偶然辿り着きました。私もドイツを含めヨーロッパには過去に2回音楽活動で行ったことがあります(1回目はデモにも参加しました)。音楽というジャンルで日本とヨーロッパのサポートの違いは180度違うのが身に染みて分かります。まぁ、違いというか日本は国からほとんどサポートというサポートは無いんですが、その分自分達自身で音楽活動そして生活を支えていかなければならないのでDIY精神と忍耐力がおのずと付いてくるのも良いものかと。ちなみに来月にもドイツで活動を行ってきますので何かと楽しんで参りたいと思っています。引続き、日記頑張って下さい。

halloohalloo 2008/10/07 01:16 私の友人は日本でもミュージシャンが多いんですが、日本で活動しているミュージシャンのほうがストイックですね。それで、二足わらじで社会生活もきちんとできる人たちも多いです。まあ職人気質な感じでしょうかね。まあ、それでも制作したいっていうアーティストとしての本能でしょうね。でもね、中にはほんと結構社会生活不適合者の人がいるんですよ。まあ甘えてるって云うんじゃなくて。そんな人でも生きていける社会ですよね。ヨーロッパって。社会に不適合でもアーティストとして社会に貢献できるんだからね。アーティストって社会的に意味がすごくあるから。その辺をヨーロッパの人は文化的に知っているんでしょうね。
とにかくドイツでの音楽活動 めっちゃ楽しんでください☆

2008-07-30 アメリカ人の友達

halloo2008-07-30

[] 16:34

私の長年の友達、かれこれ知り合って7年ぐらい、付かず離れず、ある一定の距離を保って、そしてとても

つながりが深い友達ベルリンに居る。

彼はとても興味深い人物なので、彼について書こうと思う。


彼は現在30歳 私が始めて彼にあったときはまだ23歳だった。

その当時は音楽を作っていて、もうすでにベルリン滞在が2年だと言っていた。カリフォルニア州出身。


出会いはハロウィーンパーティー。その時彼は自分の音楽のテープを持っていて聞かせてくれた。初めて聞いた時絶対この人才能ある!って思った。とてもハイクオリティーナものだった。


私は彼の音楽を褒めちぎり、彼もとってもそれが嬉しかったようだ。すぐ友達になった。

その当時かれはほとんどライブはしていない状態だったけど、毎日毎日音楽をパソコンで作っていた。


そして仕事は皿洗い。彼が言うにはカリフォルニアでは生活するために、仕事を週に4日しなくちゃならなくて、

ベルリンは週2,3日働けば、生活できる。その他は音楽に時間が掛けられるから、ベルリンは住みやすいと言っていた。



ある日私は、ず〜っと皿洗いの仕事をしていて辛くないのか聞いてみた。

だって、皿洗いってなにか社会的地位がとても低い仕事で、それを30近くまで続けているのはどう思うのかと率直に聞いてみた。

彼は、私にとって目にうろこの答えを言ってくれた。

「皿洗いはね、お皿を洗っている間に、次の僕の作品はどうしようとかこうしようとか考えられる。とてもクリエイティブな仕事なんだよ。そして、立って体を動かすということは、コンピューターでいつも座っている僕には

とても良い仕事なんだよ。そして僕にとって社会的地位なんて何も気にならないんだよ」


あ〜この人は本物のアーティスト体質なんだな〜〜って。


私が知る限り、この7年間に彼女はたった1人、2年ぐらい続いただろうか。ポーランド人の絶世の美女だった。

やっぱりアーティスト美意識が高いのね〜。


それで彼はよく、物事にのめりこんでいた。のめりこむとその集中力はハンパじゃない。


私が知る彼がのめり込んだ事。


音楽。 光を使った映像。 反ブッシュの政治活動。 ハーバルドラッグ。  瞑想。 中国医学。


彼は、はじめ音楽を作っていたが、数年前止める。その後、光を使ったアナログな装置での映像作品を作り始めた。

ずーっとコンピュータばかりいじっていた反動だろう。それからどんどんアナログ世界へ進んで行き

たどり着いたのは中国医学。今は気孔や マッサージ 中国漢方を専門的に勉強している。


今、彼にその辺の雑草のことを聞いても、どんな効用があるかよく教えてくれる。


そして彼はよく瞑想などもするのだが、よくアメリカに居る友達瞑想で連絡を取り合うらしい(?)


いろいろ、2人で実験しているらしい。そんな不思議なことをしていても、彼の性格はエキセントリックなことは

なくいつも淡々としている。


とてもいい人なのだが、友人が少ない。あまり他人に心を開かないのかもしれない。

私は彼の数少ない長い友人の一人として、それを誇らしげに思う。


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