ファミコン版ハリー・ポッター (Famicomania-X)

東南アジア市場では、近年でもまだ新作ファミコンソフトが発売されるらしく、これもそのひとつだそうです。一年くらい前に英語のニュースグループで、こういうのがあると言って嘘吐き呼ばわりされている人がいたのですが…いやはや、実在していたとは。一見すると欧米のNESソフトを思わせる色彩感覚で、画像的には素直によく出来ているなと驚かされます。

本来ファミコン互換機を安価に製造するために作られたワンチップファミコン (これについては近いうちに詳しく書きます) が、中国ではいまやゲーム機の枠を飛び出し、サウンド・グラフィック・インターフェイスを兼ね備える安価な汎用チップとして重宝されています。ワンチップファミコンの年間出荷個数はおよそ380万個に及び、現在の単価は10元 (約130円) 以下とのこと。

ファミコン関連以外でのおもな用途は、跳舞毯や警報機などで、今後は車載情報システムとしての活躍が期待されているとか。同チップを搭載した携帯MIDIプレイヤなんていうものもあるという話です。

…と、そんな感じで、日本ではほとんど趣味の分野にしか居場所のないファミコン専業プログラマが、あちらでは立派に職業としてやっていけるわけなのです。そりゃ技術も向上しようというものですね。

(参考: www.86x.netの掲示板)