Hatena::ブログ(Diary)

Classic 8-bit/16-bit Topics

Classic 8-bit/16-bit Topicsでは、海外での出来事を中心に、旧世代のコンピュータ/ゲーム機に関する雑多な話題を書き散らしています。ただしゲームミュージックやチップチューンなどに関してはVORCで専門に扱っていますので、ご興味がおありのかたはそちらもどうぞ。

2014/05/29 長年放置しておりまして、申し訳ございません。ここやVORCで書いていたような研究は現在、主に各種『ゲームサイド』誌に書き綴っております。よろしければご覧くださいませ。またそのほか最近の動向に関してはtwitter:@hallyvorcにてお知らせしております。いずれ更新を再開したいとは思っております。



2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 |
2014 | 07 |
2015 | 12 |

01.23.2005

[][] Reaper vs. Creeper

前回ご紹介した「クッキーベア」ですが、一時期の史料では、これを指して世界最初のコンピュータワーム/ウィルスとしていることがあったそうです。(一部のハッカー以外には) 長きにわたって「感染」元が謎に包まれていたようですから、そう信じてしまったのも無理はありません。ほんの数分端末を離れただけで知らないプログラムが組み込まれるなどということは、当時の常識ではあり得ないことでした。

本物のコンピュータワームが世界で初めて発生したのは、奇しくも「クッキーベア」登場の翌年のことでした。「クリーパー」と呼ばれるそのワームは、PDP-10で動作するTenexというOSで製作されています。開発者はボルト・ベラネック&ニューマン (BBN) 社に務めていたボブ・トーマス氏。BBNはArpanet (のちのインターネット) の通信装置を一手に担っていた会社で、トーマス氏もそのエンジニアとしてさまざまな研究に従事していました。

「クリーパー」は最初からワームの姿をしていたわけではありません。もともとはArpanetにおけるプログラム転送の実験として作られたもので、他のTenex機を探し出し、そこに移動して自動起動、「私はクリーパー」というメッセージを残してさらに別のTenexに移動…という動作を繰り返すだけのソフトでした。自分自身のコピーは残さない、純粋に移動だけを目的としたプログラムだったのです。

「クリーパー」が出回りはじめた次の年、同社のレイ・トムリンソン氏はArpanetで利用可能な電子メールプログラムを発明しました。これが今日のemailの原点となるわけですが、「クリーパー」に自己複製を残させるようにしてワームへと進化させたのも、面白いことにこの人物だったのです。emailの父がwormの育ての親でもあったというのは、なんとも因縁めいた話ですね。

トムリンソン氏は後始末の道具として、「リーパー」という消去プログラムも送り出しました。これはネットを徘徊し、「クリーパー」を探し出しては消去するという、ワクチンめいたワームです。「リーパー」の散布により「クリーパー」は跡形もなく消え去りました。しかしこの一組のプログラムの存在は、後にさまざまな影響を残しています。まず「McRoss」という航空管制シミュレータが、この仕組みをデータ交換に応用しています。またゼロックス・パロアルト研究所では、1973年からワームの有効利用に関する研究が始まりました。彼らはその過程で 100台 (一説には250台) のAltoを起動不能にするという大失敗をやらかしたといいますが、もしかするとこれがワームによる最初の破壊行為だったのかもしれません。プログラミングをゲーム化したことで名高い「コアウォーズ」もまた、「リーパー」と「クリーパー」に触発されて生み出されたものでした。もっとも作者のA.K.デュードニ氏がこのエピソードを耳にしたのは10年近く経ってからのことで、すでに実話ではなく伝説として受け止めていたようですけどね。

参考: John Soch, Jon Hupp: The "Worm" Programs (Communications of the ACM, March 1982)

[] Elk Cloner

ワームに比べるとウィルスは一回り歴史の浅いものといえるでしょう。世界最初のウィルスはApple IIで誕生した「エルク・クローナ」であることが知られています。いまではオープン・ディレクトリ提唱者の一人として知られているリック・スクレンタ氏が、友人たちをからかう目的で1982年頃に作ったものですが、そのソースが作者自らの手でオンライン公開されていることを最近知りました。黎明期のワーム/ウィルスはほとんどがサンプルも残さず絶滅していますから、これはちょっとした驚きでした。

01.21.2005

[] セックスと切腹

スティーヴン・レビー氏は、労作「ハッカーズ」を仕上げる2年前に、その導入編ともいうべき「バイナリ世界の美しき執念」というコラムを発表していました。そこにはスタンフォード大学の学生が作ったという、「Seppuku」というジョークプログラムが出てきます。ジョークプログラムはミニコンピュータの黎明期からいろいろあったといいますが、初期の具体例が示されているのはちょっと珍しいかもしれません。

「Seppuku」はPDP-10のプログラムで、起動するとこんなメッセージを表示します。

Seppuku is not a program for honorable users. Do not

run Seppuku unless you can live with your shame. Type

y if you must run it.

(訳: Seppukuは高潔なユーザーのためプログラムではありま

せん。恥を背負って生きる覚悟がなければ実行しないでくだ

さい。使用する必要がある場合はyを押してください)

興味を抑えられない人がうっかり 'y' を押すと、画面がフラッシュして、一面びっしり「GOMEN NASAI!!」という文字で埋め尽くされます。しばらくすると、今度はコンピュータに保存してあるファイルのリストが表示され、「本当にファイルをすべて消去してもよろしいですか?」と訊いてくる。状況を飲み込めないユーザーが呆気にとられている間に、プログラムは勝手に 'Yes' を選んでしまい、ファイルは一個ずつリストから消されていく。「ファイルはすべて削除されました。さようなら。よい暮らしを」

コンピュータウイルスみたいな手口ですが、破壊的なものが世に出回るのはもっと後の話。これは実際には何も削除しはしません。同じ手合いのジョークプログラムは以降も数多く出まわっていて、Windowsにさえあります。意外と長い歴史 (?) のあるものだったのですね。

それにしても切腹とはまた突拍子もないネタだなあ―――と思っていたら、これにはオリジナルがあるらしいことが分かりました。1974年頃までに出まわるようになっていた、同じくPDP-10用の「Sex」というプログラムです。Seppukuというのは、Sexに発音が似ていることにひっかけた駄洒落だったわけですね。「Sex」のほうは最初のメッセージでゲームであることを仄めかしていたらしく「Sexのプレイは危険に満ちています。それでもプレイしますか?」なんて訊いてきたそうです。'Yes' を選ぶと思わせぶりな比喩描写が始まる。そして後はご同様というわけです。当時すでにきわどいプログラムはいろいろ出回っていたといいますが、これもそのひとつだったのでしょうね。

[] Cookie Bear 〜 Cookieの起源

ジョークプログラムに関連して、もうひとつ。

webブラウザなどでユーザー情報を保存する手段として、Cookieというものがあります。なぜCookieと呼ばれるようになったのかについては諸説あって、日本ではおみくじクッキー (fortune cookie) 由来説がよく知られていますが、今日もっとも有力なのは「クッキーベア」と呼ばれるジョークプログラムをルーツとする説です。

1970年のこと。あるところに悪戯好きなIBMメインフレームのオペレータがいました。彼はホストコンピュータから気まぐれに端末をロックアウトして、そのユーザーたちに「クッキーおくれよ」とメッセージを送り、ユーザーが 'cookie' と入力するまでは何もさせない、なんていうおふざけをよくやっていたそうです。

これはアンディ・ウィリアムズが主演する人気バラエティ番組のパロディでした。番組中にはアンディからあの手この手でクッキーを掠め取ろうとする熊「クッキーベア」が登場するコントがあって、これが当時一部のハッカーたちの間でバカ受けしていたのです (ちなみに「クッキーベア」は「セサミ・ストリート」に登場するクッキーモンスターの元ネタでもあります)。

この悪戯の話を聞いて「そういうコンセプトでやるなら、自動化しちゃったほうがいいんじゃないのか」と強く感じたハッカーがいました。クリストファ・タヴァレスというMITの学生です。彼は実際に、当時使用していたMultics (GE-645のOS) でプログラムを組みました。そしてセキュリティの甘いユーザが席を立った隙に起動ファイルに細工して (一行書き足すだけ)、ある時間が来ると「クッキーベア」が起動するようにしたのです。

彼の電脳熊は、5〜10分の不定期な間隔で「クッキーおくれよ」と四度せがみ、それで反応が得られないと「OK, じゃあ失せるとするよ。ダメな野郎だね」と捨て台詞を吐いて消えるというものでした。このプログラムはこっそり外部から呼び出されるため、ユーザーの手元にほとんど痕跡を残しません。その巧妙な仕掛けが評判を呼び、彼の「Cookie Bear」はまたたく間に他のMultics機にも飛び火。PDP-10を始めとする当時の主要なミニコンピュータにも次々と移植されました。タヴァレス氏によると、「クッキーベア」はペンタゴンにまで持ち込まれ、アクセス時の機密保持に応用されたそうです。

UnixにおけるMagic Cookieもまた、おそらくはこうした流れを受け継いで誕生したものなのでしょう。そしてこれが、今日のwebブラウザにおけるcookieの足掛かりとなっていくわけです。

参考:

山根山根 2005/01/28 16:59 Rolling Stone 誌の該当記事は alt.folklore.computers で
流れた他に,ゲームデザイナーの Ernest Adams が当時の掲載写真も含めて
掲載してます.

http://www.designersnotebook.com/Scrapbook/scrapbook.htm#MISCELLANEOUS

hallyhally 2005/02/02 12:23 文中に登場するErnest Adams氏自らですか。興味深いです。ありがとうございます。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/hally/20050121

01.19.2005

[] 復刻版「ギャラガ/Ms.パックマン」 2万台出荷

2万台といわれてもぴんと来ないかもしれませんが、米国におけるオリジナル「ギャラガ」の推計出荷台数が4万台だといえば、どれだけとんでもない事態かお分かりいただけると思います。で、以下は続報

米国で個人の自宅に古いゲームなどを集めた娯楽室を作るという人が増えていることについて、「ニューヨークタイムズ」は1月2日の日曜版で特集記事を掲載した。それによると、機械を購入するのは主に、80年代初め業務用ゲーム機に親しんだことがあり、現在年収7万5千ドル以上の安定収入のある35−65歳の人びとで、子どもや孫や友人を招いて楽しむのだという。家庭にとどまるかれらにとって、家庭用ゲーム機でも再現できるが、それではもの足りないため、リコンディションされた古い業務用ゲーム機やクラシックゲームを組み合わせた新品を買うことになる。お薦めセットは「ミズ・パックマン/ギャラガ」とスターン社フリッパーのいずれも新品で計6,550ドル(約67万円)。年収の1割近くだが、それほど人気がある。全体からするとまだ小さい市場だが、スターン社では出荷先の2割がこういう個人になっており、フロリダ州のある中古機業者の04年売上げも2倍の4百万ドルに増加した、報じている。

年収7万5千ドル以上というと、いわゆる富裕層に分類される人々です。クラシックカー道楽のヴィデオゲーム版ともいうべき市場が、アメリカでは出来あがりつつあるわけですね。日本から見るとやりすぎの感が否めないと思いますが、当時の熱狂ぶりを今の子供たちにそっくりそのまま体験できるようにしようとする姿勢には、いろいろ見習うべきところもあるはずです。世代間コミュニケーションの下手糞な日本のオタクには、なおのこと。

ところでこの「クラス・オブ・1981」、エミュレータで動作しているのかと思ったら、中身はなんと Z180 (Z80上位互換CPU) + FPGA という構成で、しっかりハードウェアレベルでの完全再現にこだわっていたのですね。また筐体も、20年前に「ギャラガ」「Ms.パックマン」を手がけたGrand Products社による製造とのこと。トータルな質感を疎かにしていないことが、ロングヒットの秘訣なんでしょうね。基板のみの販売を受け付けないのも、そうしたこだわりの現れなのでしょう。

あとご存知のかたも多いと思いますがこの筐体、実は隠しコマンドで「パックマン」も遊べます。

[] ヴィデオゲームをプレイする資格

時間毎の入場制限という方式を執る日本のゲームセンターの未成年対策が、海外から見ると奇妙に映るという話を、Hayashidaさんが紹介しておられます。海外でもアーケードが少年犯罪の巣窟とみなされて、未成年立ち入り禁止となったケースは少なくありませんが、日本の風営法のような中途半端な年齢制限は、確かに聞いたことがありません。それにしても、海外のアップライト筐体事情が、ひいてはゲームのレイティング問題にまで関わってくるとは思いませんでした。非常に興味深いです。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/hally/20050119

01.16.2005

[][] Radica PlayTV Legends Sega Genesis Volume 2 発売中

セガトイズとのタイアップにより「メガドライブ・プレイTV」の海外版を発売しているラディカゲームズが、その第2弾をいつのまにか発売していました。収録タイトルは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「エコー・ザ・ドルフィン」「ゲイングランド」「ジ・ウーズ」「コラムス」「アレックスキッドの天空魔城」の6本で、価格は24.99ドル。日本でいちばんプラグ・アンド・プレイ製品が充実していると思われるゲームハリウッドにも、早速入荷していますね (現在品切中)。

ところで先日、第一弾の「メガドライブ・プレイTV」が、半額で投売りされているところに遭遇しました。日本でのマーケティングに腰が入っていないなとは思っていましたが、早くもこのていたらくとは。せめてコントローラをふたつ繋ぐことのできる設計なら、「ぷよぷよ」専用機として持っておく人もいただろうになあ。

[][] Radica, Street Fighter II Play TV 発売決定

さてそのラディカゲームズが、今度はカプコンと提携し、「メガドライブ・プレイTV」のカプコン版を発売します。収録タイトルは「ストリートファイターIIスペシャル・チャンピオンエディション」と「大魔界村」の2本。プラグ・アンド・プレイものとしては数量的にちょっと物足りない感じもしますが、久々のキラータイトル登場といったところですね。「ストリートファイターII」はさすがに二人同時プレイできないと不味いと思いますが、今度こそそのあたりは改良されるのかな。価格は34.99ドルで、なんと今月中に発売されるようです。

01.14.2005

[] AppleSauce

FPGAによりアップルIIを再現しようというカナダのプロジェクト「アップルソース」のコードが公開されました。開発はBird Computer。とりあえずROM BASICは正常に動作するようですが、もともと自作6502コアの試験用に製作したものであるため、エミュレーションの再現度にはこだわらない方針のようです (とくにハイレゾグラフィックスが不完全とのこと)。

[] 偽X1 (仮)

いっぽう日本では、FPGAによるX1互換機「偽X1 (仮)」のデザインが公開されました。こちらはすでにかなり多くの市販ソフトが動作しています。開発はX1エミュレータ方面でおなじみのX1リソースセンター。これまでにも「パックマン」や「タイムパイロット」といったアーケード基板のFPGA化に成功しておられます。

MoliceMolice 2005/01/14 03:24 サイトを開店休業中にしていることがつくづく悔やまれる話題でございました。

krackmaniakrackmania 2005/01/14 09:45 FPGAによりアップルII、エミュレーションの再現度ですが、
Apple兇鬚泙箸發房汰したらバス関連の事が不味くなる気がします。その他色々。

hallyhally 2005/01/14 10:25 ふむむ、そういうものですか。同時代の他機種と比べてタイミング制御がシビアなんだろうなとは思っていましたが。MEGA-IIチップという先例もあることですし、なんとかなりそうな気がしていました。

01.09.2005

[] The Woz Wonderbook 公開

アップルIIリファレンスマニュアル (通称「レッドブック」) の原本ともいえる、スティーヴ・ウォズニアク執筆のテクニカルドキュメント集が、「ウォズ・ワンダーブック」の名の元に再編集され、PDF形式の文書ファイルとしてダウンロード可能になっています。直筆部の文字が薄くて読み取りにくいので、正直なところ何が書いてあるのかよく分からないのですが、こういう貴重な内部文書が公開される海外の状況は、ともかくも羨ましい限りです。

ところで、ユーザマニュアルが後になってから整備されたことからも分かるように、最初期のアップルIIは決して使い勝手に配慮しているとはいえない製品でした。そもそもアップルIIは、最初から今日知られているような完成型マシンとして売られていたわけではないということをご存知でしょうか。大々的な製品発表が行われる少し前に、アップルIIはまずマザーボードだけで先行リリースされていたのです。

1977年第一四半期に出回った申込用紙を読む限り、どうも当初の予定では、アップルIIはまずワンボードマイコンとして完結するはずだったように見受けられます。ケースはあってもなくてもいいオプション扱いになっていますし、だいたい一体型の発売を仄めかすような文章が、どこにも出てこないのです。そんなアップルの販売態勢が急変するのは、同年4月の正式発表前後でした。コンピュータフェアでのお披露目までに、完成品としてのアップルIIに申し分のない注目が集まっていたということなのでしょうね。同時期の価格リストを見てみると、早くもマザーボード版が姿を消していることに気付きます。

今日のパーソナルコンピュータの原型を作り出したのはアップルIIである―――という主張をよく耳にしますが、こういう経緯をみるとむしろそれは逆で、時代の必然がアップルIIをあのようなスタイルへと導いたといったほうが正しいのではないかと思えてきます。考えてみればTK-80やSOLにだって、ワンボードから完成型へというベクトルが作用していたわけですからね。

from A2Central.com

SckopSckop 2005/01/13 20:54  「ケースの金型代を捻出するためにApple 1と同形態のものを先に出してみた」と想像することは無理があるでしょうか?
 フライヤーにはオプションのケースも含めて供給する予定があるように書かれていますし...完成品の出荷の方が多くなることは想像していなかったみたいですが。

hallyhally 2005/01/14 09:52 いわれてみると、そういう可能性もありそうな気がします。もっとも、アップルII誕生の背景にはマイク・ マークラ氏による25万ドルの増資があったわけですから、もし一体型の必要性を最初から感じていたのであれば、その辺は巧くやりくりできていたはずではないかな…とも思うのですけどね。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/hally/20050109

01.03.2005

[] Yeahronimo, Tensleep Technologiesと合併

コモドールブランドを電撃的に買収したばかりのヤーロニモ・メディア・ヴェンチャが、今度はテンスリープ・テクノロジズなるサーバ関連の技術系企業との合併を発表しました。社名はヤーロニモで継続となるようですが、ブランド商売の方向性がますます顕著になっていきそうな予感がしてきました。

[] MD 8BIT CONVERTER 発売

メガドライブでセガマークIIIおよび海外版マスターシステムのソフトを遊ぶことができるという、メガアダプタの進化型のようなハードウェアが、ルーズロジックより数量限定で国内発売されました。オリジナルは旧世代機ハード方面では有名なトトテックの製品です。

(掲示板にて村雨氏より情報提供いただきました。ありがとうございます)

[] Chris Crovell の SEGA Hacking Page

そういえばクリス・クローベル氏も先日、かなり込み入ったマークIIIの実験サイトを立ち上げていましたね。ゲームギアのヴィデオ出力改造海外ソフトを日本のマークIIIで動作させるアダプタゲームギアのソフトをマスターシステムで動作させるパッチなど、興味深い研究成果がいろいろと発表されています。

NESリバースエンジニアリング界にその人ありと謳われたクリス氏は、現在岩手県にお住まいで、 ホームページには日本でのゲーム生活について記したセクションもあります。カナダのNESエキスパートにとっても、日本のゲームライフはなかなか快適なようですが、それでもひとつだけ好きになれないことがあるのだとか。

それは日本人のヴィデオゲーム雑誌への接し方です。捨てているのですよ!!! これまでに京都、東京、名古屋、札幌…と、日本をあちこち旅して巡ってきたわけですが、どこの書店やゲーム屋に行ってみても、古ゲーム雑誌の収穫はほとんどなしです。探し方が悪いだけなのかもしれません。でも大規模な店にいけば、あらゆるサイズ、種類、年齢向けの古雑誌が、車、コンピュータ、映画、アイドル、プレイボーイ、音楽といった範囲にわたってあるのです。ヴィデオゲーム関連のものだけが全然ない。何か変だってことは分かるでしょう。

うーん、まあそう思われても仕方ないですね。これはむしろ「中古ゲーム雑誌なんて商売にならない」と判断してきた古書店側に責があるわけですが、なんでそういう風潮が出来あがってしまったのか、説明するのも簡単ではありませんし。

そんな彼も、15年前の『ファミコン通信』を最近安価に入手したそうで、試作段階のゲーム写真が盛り沢山の誌面に、なかなかご満悦のご様子です。

mgkillermgkiller 2005/01/07 11:29 ゲーム系に限らずコンピュータホビー系の雑誌もオークションサイトの台頭やBookoff系の大型リサイクル書店が出てこなければ今のように陽の目を見なかったでしょうね。正直もったいないことだと思います。
と言いつつかくいう私も置く場所が無くなってしまって泣く泣く必要な記事を切り刻んで残りを捨てたり地元にUターンする際に創刊から集めていた雑誌をBookoffにどかんと送ってしまったりしたのですが…

hallyhally 2005/01/14 10:42 かつては住宅事情が退っぴきならなくなると、泣くなく塵紙交換に出すしかなかったわけですからね。手遅れになる前に風向きが変わったことには、正直ほっとしています。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/hally/20050103
旧世代機専門ニュースサイト (日本語) :