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Classic 8-bit/16-bit Topics

Classic 8-bit/16-bit Topicsでは、海外での出来事を中心に、旧世代のコンピュータ/ゲーム機に関する雑多な話題を書き散らしています。ただしゲームミュージックやチップチューンなどに関してはVORCで専門に扱っていますので、ご興味がおありのかたはそちらもどうぞ。

2014/05/29 長年放置しておりまして、申し訳ございません。ここやVORCで書いていたような研究は現在、主に各種『ゲームサイド』誌に書き綴っております。よろしければご覧くださいませ。またそのほか最近の動向に関してはtwitter:@hallyvorcにてお知らせしております。いずれ更新を再開したいとは思っております。



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03.25.2005

[] KMOS, Amiga Inc.に社名変更

昨年夏にアミーガ・インクを買収した謎多き企業・KMOSが、3月16日付で社名をアミーガ・インクに変更しました。あわせてホームページも改装されていますが、アミーガ・インクの元では今後クラシックAMIGA OSを一切ディストリビュート/サポートしない (開発を手がけているHyperion/Eyetechに全面委任) とのこと。ゲイリー・ヘアCEOは決して切り捨てではないということを強調していますが、アミーガの名の会社がアミーガをサポートしないと言い切るのは、ちとうら寂しくはありますね。

[] Amstradのプラグ・アンド・プレイ機はありえない?

C64 DTVの成功によって、いよいよパソコンゲームにもプラグ・アンド・プレイ化の道が拓かれたといえますが、いまのところまだ他社が続こうとする姿は見えません。これはどうしたことかということで、「レトロゲーマー」誌の記者がアムストラッド社員・クリフ・ローソン氏に質問をぶつけました。しかし彼はC64 DTVの販売実績は疑わしいと述べ、同じことをCPCでやっても利益は出ないだろうと語ったそうです。研究開発と試作だけで50万ポンド (約1億円) はかかるとのこと。ううむ、アムストラッドCPCはゲートアレイ1個を除いてほぼ汎用部品だけで構成されているうえ、そのゲートアレイもKC Compact (旧東独製の互換機) がTTLで95%再現しているという話なのですが、それでもそんなに費用が掛かりますか。まあどちらにしても、CPCでは北米での需要がまったく見込めませんから、厳しいことには変わりないのでしょうけどね。

from CPC Zone

BKCBKC 2005/03/26 17:50 研究開発と試作に1億も掛けられるのなら、もっと凄い製品が作れるような(^^;
FPGAとかCPLDとか、何のためにあるのかって話ですよね。
もっとも、売れないというのは正しいのかもしれませんが(^^;

hallyhally 2005/03/27 00:44 FPGA方面でのアマチュア層による成果を知らないだけだと思いたいですね^^; CPCはともかく、同社が権利を持っているスペクトラムなら商売になりそうな気がします。

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03.15.2005

最近レスポンスが滞りがちでご迷惑おかけしております。所用につきしばらくお時間をいただいています。

[] Ultracade Technologies, MAME商標権出願取り下げ

MAME開発チームの重鎮、アーロン・ジャイルズ氏のホームページにおいて、先日お伝えした MAME商標権出願の件が取り下げられた旨が発表されています。かわってMAMEのオリジネイタであるニコラ・サルモリア氏による出願が行われたとのことで、いずれにせよ今後はMAMEの名前を表記するにあたって、原則的に権利者の許可が必要になります。もちろんROMサイトへのリンクがあるホームページなどを含め、違法性の明白な場合には使用許可が下りなくなるので、どうあれウルトラケード側の目的も達成されたといえるでしょう。MAMEファンたちの批判運動も、ようやく収束に向かいそうです (アーロン氏が「大人の態度で接しましょう」と嗜めているところを見ると、水面下でよほど荒れていたようですね)。

miraimangamiraimanga 2005/03/17 16:18 「やっぱり」という落ち着き方ですが、対企業を考えると何されるか分かんないですね。今回はウルトラケードの思惑と合致したんで引き下がったわけでそうでない場合はやったもん勝ちなんでしょうか?(訴訟するにも金がいるし)よかったと素直には喜べない気がします。

hallyhally 2005/03/25 02:30 原則的にはやったもの勝ちです。今回のケースは数年前のタカラ・ギコ猫商標登録に似た推移を見せましたが、消費者を敵に回してまで強硬突破する例は少ないので、ユーザーサイドの監視強化が肝要だと思います。にしても、今回はどっちに転んでもウルトラケードに利がある巧みなシナリオでしたね。背後で海千山千の旧アタリ重役が暗躍していたのかもしれないと思うと、若い会社とはいえ侮れないです。

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03.09.2005

[] Capcom TV Games 続編 発売決定

一年ほど前に、Jakks Pacific TVゲームズシリーズの新作として「カプコンTVゲームズ」が発売されるとお伝えしたのを憶えておいででしょうか。同時期にアナウンスされたタイトルが次々と出荷されていくなか、何故かこれだけはいまだに完成していないようなのですが (移植に手間取っているのでしょうかね)、それにも関わらず、気が早いことにその続編の発売がアナウンスされました。今度は「ストリートファイターII・チャンピオンシップエディション」「ロックマン2」「ロックマン3」ほか多数という組み合わせです。

すでにライバルメーカのラディカがメガドライブ版「ストリートファイターIIスペシャル・チャンピオンエディション」を柱とするコントローラ型ゲーム機の発売を決定しているわけですが、そこに同じタイトルをぶつけてきたのは、いったいどういう勝算があってのことでしょうか。あちらを上回る完成度を期待できるのか、単に安さを武器にするのか、それとも脇のラインナップに思わぬ伏兵でもあるのか。少し気になりますね。

価格は約19.99ドルを予定しており、今年秋に出荷予定とのことです。また先日発表されたゲームキイのカートリッジとしても発売されるそうで、こちらは9.99ドルとなります。ゲームキイのカートリッジってこんなに安いのですか。

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03.01.2005

[] Sesame Street TV Games 発売決定

Jakks PacificTVゲームズシリーズは、旧世代ゲームの復刻とともに、もうひとつの柱として版権もののオリジナルゲームを展開しているわけですが、そちら方面の新作として「セサミ・ストリート・TVゲームズ」の発売が決定しました。就学前の幼児を対象としたアクションゲーム主体の内容で、登場は2006年中頃を予定しています。

[] ジェフ・ラスキン氏 逝去

急な訃報に驚きました。癌宣告から他界まで、わずか2ヶ月ほどだったようです。謹んでご冥福をお祈りいたします。

ところでこの記事を読んでいて、アップル入社以前の彼についてあまり知られていないことに、改めて気付かされました。彼は2年前にホームページをオープンし、その頃から折に触れて過去のエピソードを紹介していたのですが、それももしかすると死期を悟った上でのことだったのかもしれませんね。

ラスキン氏が近年綴ったなかでとりわけ興味深いのは、DigiBarnコンピュータ博物館のwebサイトに寄稿した「Merlinとの出会い」というエッセイでしょう。Merlinというのは、ENIACから派生した水爆設計用コンピュータ・MANIACの改良型で、原子力の研究機関であるブルックヘヴン国立研究所において開発されたものです。メモリユニットの設計にはあのウイリアム・ヒギンボザム氏が貢献していたそうで、後日その詳細をご子息から伺ったという話も、エッセイには綴られています。

ラスキン氏は中学生時分に校外見学でこのコンピュータに接し、特別にプログラムを体験する機会を得ました。そしてそれがのちにコンピュータを理解するうえで少なからず助けになったと述べています。もしMerlinと出会わなければ、彼はゼロックス・パロアルト研究所と接触することもなかったかもしれず、したがってマッキントッシュも生まれなかったかもしれないわけです。

ラスキン氏がブルックヘヴンを訪れたのは、記憶が確かなら1956年頃ということですが、Merlinの完成は1960年頃のはずなので、正確な時期ははっきりしません。しかしいずれにせよ「テニス・フォー・ツー」公開の前後だったことは確かです。市民に開かれた親しみやすい施設であることをアピールしようとしていたブルックヘブン研究所が、こんな形でヴィデオゲーム史のみならずパソコン史にも影響を与えていた事実は、なんとも興味深いといえるでしょう。

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