4月10日(日)「駿河湾&富士山ツーリング」


※薩田峠からの眺望①

※薩田峠からの眺望②
  クラブの月例ツーは、3月は大震災の直後であったために中止となったものの、今月は、被災地支援のチャリティツーリングと銘打って決行されることとなった。悲しみを共有するという連帯感はもちろん大切だが、直接の被害に遭わなかった地域の住民は、被災地への支援の気持ちを常に忘れないようにしつつも、仕事にも日常生活にも邁進して日本経済を活性化させていかなければ、今後、長期に亘る復興の財政基盤も確立できない。
 というわけで、私もクラブの会長が打ち出した、月例ツー再開の趣旨に積極的に賛同し、勇躍、集合場所の西湘バイパスの下りPAに向かった。6時半頃出発、給油のためにスタンドに寄ったのに7時20分にはPAに着いて、私が一番乗り。あまり早く着きすぎても張り切りすぎているようで恥ずかしい。先週の日曜日はとても寒い日だったが、今日は温かくなると予報されていたためか、オートバイの数がものすごい。ライダーはみんな元気だ。滅多に参加しない方も含め、15名が集まって、8時半にPA出発。
  今日のルートは、高速が使えるところは徹底的に使って、現地での観光をたくさん楽しもうという趣向らしく、西湘バイパス、箱根新道から三島に出て、そこから東駿河湾環状道路、東名高速を使って、一気に由比へ。最初の目的地は薩田峠。由比の一般道から狭く急峻な坂道を登っていくのだが、対向車(4輪)が来て全員が停車を余儀なくされ、その場所から坂道発進という場面が何回かあって、これにはやや緊張した。それでも、苦労しただけあって峠からの眺望は抜群。海に面して東名高速国道1号線が立体的に交差するロケーションが直ぐ真下に望め、しかも、我々がいる峠には蜜柑の木や花木がすぐ手の届くところにのどかに広がっている。ここに来たのは初めての私は、夢中でカメラのシャッターを押しまくった次第。
 その後は、由比海岸に近いところで、名物の桜海老料理。ここで今日のチャリティツーのメインとなる義援金が集められた。食べた料理代の半額相当額を寄付するという決まりだったが、15人で1万5千円以上となり、会長から日本赤十字に寄託されることとなった。料理が来るのを待つ間、同じテーブルのMさんから、私も入ろうとしている某ライディングスクールの様子を詳しく聞けたのは役に立った。この方は仕事が忙しいためにクラブツーには七夕参加(年に1回程度の参加!)ですとのことだったが、結構いろいろと楽しんでおられる。
  昼食後は、浜石岳という、これも私にとっては初めての場所に向かう。ここがまたくねくねと狭く、かつ、舗装も荒れた道を登って行かなくてはならない。いい加減飽きが来たところで山頂(といっても標高707メートルしかないが)下の駐車スペースに到着。さらに少し歩いて行くと、なんと薩田峠よりもさらに素晴らしい眺望が広がる展望台に出た。名前も初めて聞くローカルな山というよりも近所の裏山のようなところだが、眼前に駿河湾が広がり、左右を見れば由比や清水の町並み、さらに、残念ながら少し霞んでいて良くは見えなかったが、石づくりの円形の方向案内板には、遠くは富士山、伊豆諸島、北側には南アルプスも刻字されている。ここでチョンボは、カメラをトップケースに忘れてきたこと。せっかくの景色を1枚も残せなかった。
  ここまでで予定時間を過ぎたので、幹事がみんなに諮った結果、次の目的地、白糸の滝はパスして、同じ富士山麓の奇石博物館に向かうことになったのだが、このルート上、県道72号線の登りのワインディングのコーナーで私が痛恨の転倒事故を起こしてしまった(以下は別記)。
  ツーリングの楽しさと厳しさを同日に味わう結果となったが、くじけずにこの楽しさを追い続けたい。
走行距離  305 km (オドメーター1,423km) ※ディーラー工場まで
 平均燃費① 21.25km/L(前回給油時から今朝の給油時まで)
平均燃費② 20.00km/L(今朝の給油時から夕方の給油時まで)