hamaji junichi

composer saxophonist

採譜。密度尋常ならざる時間を過ごした後はほとんど抜け殻に近い状態が続くが、それに抗うのはシンプルな作業をすることだろう、、、と考え黙々と音をとる。ほれぼれするような音の組織が譜面というメディアに移されて(写されて)いく。ほんと、よく出来たシステムだよ。と思う。

密度が高い時間は速度も速い。時間を細分化して拡大し、引き延ばし顕微鏡で見るように目まぐるしく事象は変化していき、反応の連鎖が起こる。そしてそれを楽器に反映させる。反映させるためのテキストは脳を含む身体に蓄積されたこれもシステムであり、そのシステムの更新は絶えず為されなければならない。そうやって為された終わり無き進行形のシステムの表白する技術が結節する時を待つ。いつでもそれを待っているわけだけれど、そんなに機会を与えてはくれない。誰が、、、と問われようと、それはわからないと言うしかないのだけれど。



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今は午前4時半。between yesterday&tomorrowを見る。
順に、
池田泰教さんの作品。前田真二郎さんの作品。安野太郎さんの作品を。


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雨がたたく音だけが響く。