人魚の沈没 RSSフィード

08-4-12

 拍手ありがとうございます。

◆◇

 新しい道具(というより術か?)を手に入れた。使えるかどうか とりあえず まんがで試す。

 げんしけん (まんがの方)

 その中のキャラ6人+αのうち、今日は女子だけを。判断に迷うことが多く、自信はないけれど。特に高坂大野荻上。ま。いいか練習だし。


春日部 咲

 言い方は悪いですが、彼女はげんしけんを自分のテリトリー、支配圏と思っているフシがあります。恐らく彼女は自分の支配圏や影響圏を増やしていく事が好きなのでしょう。そういえば、6巻の荻上にコスプレさせる話では嬉々としてますね。そして部の運営についてはほとんど口を出さない。征服欲は強いけれど、維持運営にはあまり興味がないのかもしれません。

 春日部にとって高坂は彼氏な訳です。けれど、げんしけんメンバーの前でいちゃつく描写はありますが、2人きりのときは残念な描写が多いですね。ひょっとしたら、部室ではいちゃついているのではなく、自慢の彼氏を見せびらかす事が目的なのかもしれません。

 私見ですが、廻りから「アネさん」などと言われている人は、意外と自分の事を繊細でナイーブな人間だと思っていることが多い気がします。そして「姉御肌」や「サバサバ系」を自称する人は姉御肌でもサバサバもしていない人が多い。

 同人誌を作るときに笹原久我山が揉めたとき彼女が口を出して解決したわけですが、本人は漫画の描き方も印刷工程も知りませんでしたし、興味もないようです。けれど、とっさに彼女が出した日程で本は完成する。深刻な空気を察知し、それに耐えられないので揉め事が起きるとサッサと解決してプレッシャーから逃れたい。それから逃げるために、いま自分に出来ることは何か。即断即決には、そういう心理があるのかもしれません。

 そういえば、大野と荻上が喧嘩を始めた5巻の新入生ドッキリの話では、春日部は困ってますね。部の女性とは小競合いはあるけれど、意外(?)と大喧嘩はありません。ひょっとしたら、彼女は女だけでいるよりも、何か問題があっても殴ると解決する男達といるほうが精神的には楽なのかも。

 もし荻上が洋服オタクだった場合、彼女が学校卒業したら自分の店で働くように口説くような気がします。


●大野 加奈子

 春日部が前衛なら大野は後衛といったところでしょうか。

 彼女、ややアンバランスに見えますね。6巻の話で、先に皆卒業してしまうといって泣きついてしまうほど、仲間意識は強い。けれど、部の中では唯一のコスプレイヤーで、衣装とカメラ担当の彼氏と2人だけの行動も目立ちます。サークルに対する想いも強いけれど、意外と集団行動が苦手なのかも。

 コスプレ撮影会で一人だけ被写体になることには抵抗はないけれど、集団の中で目立つことはしないというか、嫌っているようにも見えます。コスプレはハレの舞台で、普段は自分を押し殺して地味に暮らしている、というよりも、自分が主役になりたいと憧れてはいるのだけれど、それになるための才能も実力も自分にはない事を知っている。だから自分の属する集団のバックアップにまわりがち。役者でいえば、自分よりもスターや看板女優を輝かせ、芝居を成功させることに情熱を燃やす。そういったタイプなのかもしれません。

 荻上と初対面の時、「オタクが嫌い、特に女オタクが嫌い」といった荻上の発言で怒るわけですが、大野が荻上を嫌う理由はそれだけなのでしょうか。ひょっとしたら、荻上が自分の属している集団を脅かす驚異に見えたのではないでしょうか。先に大野にキレられたのでキレ損ねただけなのかもしれませんが、あのとき他の部員が荻上に「困ったな」とは思っても、あそこまで感情的になる人は誰もいませんでした。「和を乱す者」を正そうとして、余計に混乱を招いてしまった。恐らくあの時、そのことに対して一番責任を感じていたのかもしれません。

 7巻での、荻上の本音を部室で聞いたあと態度が急変しますね。弱者に対してとても優しい所があります。荻上と冷戦状態だったときですらも、結果はともかく、コミフェスに行くとき(6巻)には声をかけています。心の底から憎んだり嫌ったりすることを弱者に対しては出来ないのかもしれません。

 感情的になると言葉がきつくなりがちで、ガンコな所あり。


●荻上 千佳

 彼女の挑発行為。あれの真意は大まかにふたつあるそうです。

 それをまわりの親しい人に向けた場合、自分はここに居ていいのか、必要とされているのか、廻りから自分はまだ愛されているのか。そういったことを判断するための挑発。

 もうひとつは敵を作り出すための挑発。彼女は追い詰められたり敵(と判断した人間)から攻撃されたりすると、やる気が出たり、冷静になったり、本領を発揮できる。そのため、無意識に敵を作り出す。薮崎が9巻ですこし指摘してますね。

 敵か味方か、内か外か、白か黒か。そういったものが自分の中ではっきりしている。それらの線引きは自分の中では理路整然としているつもりだが、他人にはそれが理解できなくて独断と偏見にしかみられないことが多い。

 完全主義者であり、特にまんがに対しての姿勢には鬼気迫るものがありますね。たとえまわりの人間が彼女の作品を誉めても、自分の中で駄作としたならば、それを絶対に認めない。「楽」と「難」があれば、迷わず「難」を取る。傍(はた)から見ると、自分の関心のないことには興味がないというよりも、存在そのものが無いように見えます。

 自分がそういった人間だということを彼女自身しっていて、大変気にしている。他人に配慮はするものの、他人を意識しすぎてしまい、実際の対応はどうしていいのかわからなくなり、破滅的な行動を取る。宗教的な巡礼者というか、十字軍の兵士というか。個人的にそういったものを思い出します。げんしけんへ初めて足を踏み入れたときに、マシンガンをあたり構わずぶっ放すような発言をして大野を怒らせたわけですが、荻上の中で大野の反応は想定の範囲内のことだった気がします。

 意外な面では、例えばスージーを部屋に泊めたときなどですが、相手が仲間だったら、その人が嫌いだったとしても、頭を下げて頼みごとをされると断れないタイプ。仲間と認めた人間には、うっとおしいくらいの面倒見のよさがある。まんが家として一人前になり、アシスタントや弟子が出来ると、スパルタできっつい現場なため逃亡者が続出するけれど、残った人間には独り立ちするまで全精力をかけて面倒を見るのかもしれません。

 そういえば、春日部には会ってすぐに心を開いているように見えます。彼女がオタクでは無いからというよりも、春日部のようなタイプには意外と従順なのかもしれません。



 あと3人+αはまた次に。(あるいは飽きてしまって続かないかも)

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/hamanaga/20080412