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暗号、数学、時々プログラミング このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-03-09

Bクラスの人材はAクラスの人材になれるのか?

| 02:59 | Bクラスの人材はAクラスの人材になれるのか?を含むブックマーク

ウェブ時代5つの定理を読んで(第5回)」となるが、そろそろ「書を捨てよ、街に出よ」なタイミングだと思うので、この本について書くのは恐らくこれが最終回(多分…)

結局のところ「生まれついてのAクラス」な人ってのもいないと思うワケで、彼等はそこに到達するまでに沢山の対価を払ってきたハズ。例えば、人がしょーもないTV番組を見ている時に本を読んでいたり、誰かがダラダラとゲームをしている時に自分でプログラミングしていたり。要するにはこれまで使ってきた時間の濃さが違う。

所詮は「如何に効率よく時間を使ってきたか?」が生み出す差に拠るところが大きいのだから、「今の彼等」に追いつく事が不可能とは思わない(ただし、歩みを止めていない彼等に追いつくのは至難の業ではあるだろう)。では、Bクラスから抜け出せない人と、Aクラスの人との間の決定的な差とは何だろう?

おそらく「AクラスになりたいBクラス君」が抱える問題の1つは、「具体的に追いつきたい誰か」のスペックを思い浮かべる事が出来ず、「何かしなくっちゃ!」的な強迫観念の元、焦るだけ焦って実質的に時間をただ浪費している、という状況が多々ある点だろう。

例えば「すぐに陳腐化してしまう小手先のプログラミングテクニックは置いておいて、自分の基盤とすべく数学を究めたい!」なんて思ったとする。すると往々にして「あれも読んどけ、これも読んどけ」的な状態になり、沢山本を購入した後で、何から手をつけたら良いのか分からず挫折してしまったりする(本を買って満足してしまうような人は、Bクラスですらないと思うので考察から除外)。本を読んでいて分からないところがあると眠くなってしまって止めてしまう。悪くすると2度と開かない。Bクラスの人間は、多分、よく言えば真面目すぎる。悪く言えば、自分への言い訳を作るのが上手い。分からないものに出会うと、そこを自分の限界にしてしまう。

しかしAクラスに達する事のできる人間は、恐らくここで萎えない。分からないものは分からないと記録した上でとにかく読み進める。とにもかくにも、毎日一歩でも前進しようとする。そして自分に自信があるからこそ、分からない事を分からないと言う事を憚らない。自分の知らない事を他人が知っている事を当たり前と思える。相手に対して自分も何かしらGiveできると絶対的な自信を持っているからこそ、「こんなのも知らないの?」という質問に恐怖を感じない。「ああ、知らないッス」と平然と言える。結果として、習得速度が他者よりも速くなる。そして何より、Aクラスに至ってもそこをゴールと思わないのではなかろうか?

学習を邪魔するのは、往々にして自分。ネットを使えば、昔の人が1ヶ月かけてたどり着くような知識を30分で発見出来る事だってある。我々は今、とても恵まれた時代に生きている。知識を増やすのに遅すぎる事なんて無い。そして創造性も若者だけのものなんかじゃない。Aクラスへの道は常に開かれている(扉はとても重いケド、少なくとも鍵はかかっていない)。

どんな事でも8割程度のレベルにまで到達するのはさほど難しくない。きっとそこがBクラスの世界。問題は、そこから如何に伸びるかだ。Aクラスの人間と、自分達との差が圧倒的に感じるかも知れない。そして確かに、きっと一生追いつけないだろう。それでも、下の人間に追いつかれたり追い越されたりしたくないのならば、自分が伸びる以外に道は無い。

毎日一歩でも良いからとにかく前進する。しなければならない。

と、本棚に沢山詰まっている本を眺めながら考えた。

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