2009-06-16
少年オッカムル - 序 -
少年オッカムル | | ![]()
「それで、キミは大学に入ったら何を学びたいと思ってるの?」
と、リンダさんは言った。彼女は僕の通うK塾のチューターだ。地元国立大2年。現役合格らしいからハタチってトコか?結構ファンも多いらしい。ちなみに美人というよりも可愛い系。正直、白衣はあんまり似合ってない。それで、今は高2の僕が来年ドコのクラスに所属するか?を考えるための面談中だ。
「えっと、、聞いてる?」と、少し困った顔のリンダさん。
「あ、ああ。はい。」と僕。
大学ね。。大学生活とかって、あんまりイメージ沸かないんだよなぁ、、、
流れる沈黙。
「・・・うーん。。。プログラミング、、とか?」
黙ってるのもアレだし、何か適当に思いついた事を言ってみる。
「へぇ!」 何だかちょっと嬉しそうなリンダさん。
あー、怒られないみたいで良かった。
「キミ、プログラミングとか興味あるんだ? なに?やっぱりゲームとか好きなわけ?」
ん?やっぱりって何だ?
「いや、、、ゲームとかはあんまり。。。」
「へー。そうなんだ?」リンダさんは少し意外そうな顔をする。
「。。。職人とか、、」
「え?」
「職人とか好きなんですよ。昔から。会社の看板で生きるんじゃなくて、ドコでも通用する人間になりたいって言うか・・・」
って本当はコレ、兄の受け売り。
「!」 ビックリ顔のリンダさん。
「凄いね。もうそんなコトを考えてるんだ?」
「あ。。変ですかね?」
「ううん。そんな事はないと思うけど。」ふーん、へー、と呟き続けるリンダさん。
な、なんだなんだ。とりあえず振ったバットが上手くボールに当たったみたいな・・・?
「それでキミは、、、もうプログラミングとかは勉強し始めてるのかな?」
ギクリ。
「いや、、特には。。」
「・・・そうなんだ。。。」 何か考え込むようなリンダさん。
・・・10秒・・・20秒・・・ あ、目が合った。
「知ってると思うんだけど、私、情報系なんだよね。学部。」
いえ、知りません。ごめんなさい。自己紹介聞いてませんでした。
「キミに向いてるかどうか確かめる意味でも、少しプログラミングとか勉強してみたら?」 じっとこっちを見るリンダさん。
うっ、なんだこの展開は・・・?
「大丈夫、ほら、職人に出身大学関係ないし!」 完璧なスマイル。
おいおい。この展開は・・・もしかして・・・?
「あ。いや、でも・・・」
あー、とっさに反論が思いつかない。いや、落ち着け。落ち着くんだ。
「大丈夫、受験勉強と両立できるよ。心配ないない!」手をひらひらさせて再びのパーフェクトスマイル。
「で、、具体的にはどんな事をやるんでしょうか、、?」
あ、、しまった! この質問は・・・
「ヤル気になったのね。うんうん。おねーさんは嬉しいよ」
ですよね。。
「大学に入ったとき、『むむ、コイツやるな。。』って先生に思ってもらえるくらいまで勉強しておくと絶対に楽しいよー」嬉しそうに続けるリンダさん。
「それにね。きっと受験にも役立つんじゃないかなぁ、、」
「? そういうもんなんですか?」 と僕。
「うーん。まぁ、多分。」 ニッコリ微笑むリンダさん。
「まぁ、騙されたと思ってやってみようよ!」
「・・・騙されてたら?」 ささやかに反撃する僕。
「そうねー。。。」少し考え込むリンダさん。
「そしたら、、、もしキミが受験に失敗するようなコトがあったら、、、」
ゴ、ゴクリ。
「合格するまでキミの勉強につきあってあげるよ」
「えっと・・・・・・。それって、僕、何かメリットありますかね?」
ん?いや、でも待てよ・・・?
「ケケケッ」悪戯っぽくリンダさんは笑う。
「キミなら大丈夫。だからそんなコト考える必要ないって!」と、再び手をひらひら。
なんか、これ以上は答えてくれなさそう。
まぁ、いいか。今は、特にやりたい事があるワケでもなし。参考書見てるよりは楽しいかも。
うん。そう思うことにしてみよう。
そんなこんなで、僕とリンダさんの勉強会は始まったんだ。
というワケで本編記事へのエントランス
第1話: プログラミングを始めたよ!
第2話: 関数とデザインレシピ?
第3話: プログラミング仲間が増えちゃった!
第4話: もっとプログラムっぽく!(前編)
第5話: もっとプログラムっぽく!(後編)
第5.5話: Lightweight Syntax って何?
第6話: レコードで悪戦苦闘
第7話: リストって簡単? (準備中)
かいせつみたいなもの
さて、突然始まりました「少年オッカムル」。既存ドキュメントの和訳(超訳)とかはどうしても途中で息切れして嫌になる(Eloquent JavaScript の第8章の長さにゲンナリ中・・・)ので、自分のペースで続けられる学習ネタは無いかなぁ?と考えてスタートする初の連載もの(になる予定)であります。(ちゃんと完結するものにしたいなぁ。。。)
何かを学んだ結果をブログ上で公開していく、ってのが凄く勉強になるってコトは多くの人が言ってる話だと思うので、今更私が付け加えるようなコトもないワケですが、普通に自分が理解したコトを書き進めるダケだと何だかツマラナイなぁ、、、と考え「対話形式」で進めてみることにしました。多くの方のご想像の通り、タイトルからして「数学ガール」へのオマージュであります(ちなみに、OCamlの正式な発音がオッカムルでないコトくらいは知ってますが、「少年オーキャムル」だと間延びしてて何だか頭が悪そうだったので敢えてこのタイトルにしました。)。それから、プログラマにとっての「萌え」になるかドウかは全くワカリマセン。多分「萌え」の何たるかを私が理解していないのでそうはならないでしょう。まぁ、色々な意味で「実験的コンテンツ」という事で。。
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しかし、対話形式で書いた自分の文章を読むのって死ぬほど恥ずかしいですね。尊敬する野矢茂樹先生が「論理学」の中で言われていたコトが良く分かります。ハイ。これは何故なんでしょうね?
それでは。
I hope you like it.
camlspotter
2009/06/16 18:39
第一話から、非互換!! どうなるか楽しみです。
hamatsu1974
2009/06/17 03:03
そうなんですよ。非互換な話がいっぱいなんです。無事に最後までたどりつけるやら自分でも分かりませんが、アドバイス頂けますと幸いですー。
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