温故知新

今まで、余り興味が無かったが、動画をブログに張り込むテストをやってみる。

何気に面白く、何度も聞いてしまった。*1

こう言った才能って何か羨ましいと思う。最近、運動不足だが、下手に運動しなければと構えずに、こういった曲で踊りあかすと言うのも、良いのかもしれない。

借景

春の今頃は、桜の季節だが、目を凝らすと、様々な顔がある。



それでも、今を短い盛りに咲く桜の花は、染み込むように、風景を占めて行く。


家の周りは、自然が身近に残っていて環境が良いせいだろうか、最近、古くなった団地の立替に伴い新しいマンションや住宅が盛んに開発されるようになった。しかし、海の向こうでは、低所得者向けの住宅ローンへの催促権が、債権として売り出され、巧妙にリスクを回避しているつもりが、結局は問題の先送りでしか無かった事が分かり、金融市場が随分混乱していると聞く。その影響や政治的な空白が続く事も重なり、わが国でも景気の先行きが見えず、住宅市場で需要が落ち込んでいると新聞に載っていた。

果たして道すがら、文字通り生木を裂くように、空にむなしく立っているあの松の木の無念は、朽ち落ちるに任せ、ただ風化して行くだけなのだろうか。


季節は移りゆく。

この時期の紫陽花が何となく好きだ。梅雨に備えて、次々と若芽を吹くさまは、どこか花を咲かすようでもあり、何よりも生きる力に満ちている。



若芽吹く、紫陽花の葉を、間借りして、
紅一点は、ソメイヨシノ

考葦子

話しをする場所。

大切な話をする時は、場所を選ぶ。大事なことを伝えたい時には、お腹においしいものを入れたい。満足感が心に余裕を生み、いい言葉が選べるような気がするからだ。今日、選んだ場所は、昭和の雰囲気を残す街の路地裏に合った、自然食の Cafe である。

お昼ごはんをおいしく頂きながら、今日は久々に有意義な時間を過ごす事ができた。話が弾んだので、頼んだデザートのケーキセットのチョコレートケーキが非常においしかった。語り合う事がこれほど楽しいと思ったことは、久々だと思う。

ダイエットカフェ空海【;Blue】
http://www.cafe-ku-kai.com/index.html

夕方のピクニック

ようやく休みをまともに取れるようになったが、休みの日は文字通り休むだけに成りがちである。今日も結局、昼過ぎまで寝入っていた。秋晴れだったので、何故か寝過ごした時間が、勿体無く感じた。運動不足も解消したいし、家にいるのも気分が晴れないので、散歩に出かけることにした。

家の裏に公園がある。休日なので、子供が遊んでいる。ただ、不思議な事に、皆、親と一緒に遊んでいて、子供達同士で遊んでいない。自分の子供の頃と比べて、どうだったのか、よく覚えていないが、休みの日だからなのか、平日になればまた別の光景があるのだろうか。それとも昔と比べて、なんか安心できない世の中になったのだろうか。家の前にある小学校も、普段は校門を閉じている。確かむかしはずっと開放的だったよう気がする。テレビのニュースで、子供が殺された事件が放送されていたが、そういう御時世なんだろうか。

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[こころ] 嫉妬、

お盆は先祖の霊を迎える行事であり、その時期に人は生と死について考えることも多いと思う。

夏休みに誰もいない冷房の効いたオフィスに夜通し、つめていたせいもあり、世間で話題になっているインド並みの猛暑をあまり実感する機会がなかった。8月に入り、ほとんど休みなく働いているが、担当しているプロジェクトが、工程混乱を起こし、納期直前に、目標の半分にも達していなかった事が判明した。そういった理由である。

私はSEとして5月の末に途中から参画しているが、最初から参加しているプロジェクトマネージャの疲労困憊気味は見るに耐えかねないものだった。明らかにやつれ、食も進まないので、よく吐き気を催すようだが、部屋中に聞こえるようなうめき声にしかならなかった。冗談とも取れない口調で、時々「もうこのビルから飛び降りたい。」と口癖のよう言う事が増えた。客先の担当者が短気な人であるせいもあり、客先との電話を切るたびに憔悴し、生気をうしなった顔でうつむいていた。
どうすべきかを話し合っても、まるで前に進まず、彼の憔悴と客先の焦りが朝令暮改な指示を生み、プロジェクトの混乱に余計に拍車を掛けていた。と思う。

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聖戦(ジハード)

2007/7/29 19:35 AFC Asian Cup 2007 Final
Gelora Bung Karno Stadium, Jakarta, IDN
イラク 1 - 0 FT サウジアラビア
Younis Mahmoud 71

公式 Web Siteより
http://www.afcasiancup.com/jp/tournament/fixtures.asp

明日の新聞を見れば十分だろうと思っていたので、選挙速報は見なかった。
日本が4位に沈んだサッカーのアジア杯の決勝を NHK BS2 でやっていたが非常にスリリングな展開で面白かった。今回はイラクを応援した。

  • 政情不安定で、とてもサッカーが落ち着いて出来る状況ではなく、国内で地域リーグが3つに別れて細々と開催されていたこと。
  • 代表チームは結成してみたものの、国内で集まって一度も練習できなかったこと。
  • 予選から今日までの期間内でも、親族をテロで失ったメンバーがいる状況をキャプテンが嘆いていたこと。
  • 母国では、決勝進出を祝う群衆に対してもテロが発生したこと。
  • それでも「俺たちの国では戦いが続いている。しかし俺たちは母国の希望のためにピッチで戦い続ける。」メンバー全員がその気持ちで、試合に臨んでいたこと。

準決勝の韓国−日本戦と違い、両国の選手とも最後まで相手を振り切って、精力的に攻めようとしていた。多分、日本が準決勝で勝ちあがっていたとしても、この連中には勝てなかったと思う。

恵まれた環境が、綿密な準備が、必ずしも有利に働くわけではない。不利な状況も、準備不足も、連携の悪さも、最後は使命感を支えに気迫で押し切った感じだった。

試合後、感極まってピッチで体を伏せて、イスラム式の礼拝を行っている選手がいた。イスラムの言葉にジハード(聖戦)という言葉がある。最近はテロリストに誤用・悪用されて随分イメージが下がってしまったが、本来ジハードとは、今回のアジア杯で、イラクの代表選手たちが勝ち抜いた戦いのことをさすのだと思う。

かのイラクに一日も早く、今日の祝杯と同様に希望が見える日が来ますように。