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踊る脳科学者の日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

計算論的神経科学研究者の日記。趣味は競技ダンス。
2006年度より日本学術振興会特別研究員フランス留学中。 2008年より海外学振でDuke大学へ.ある現象が実際に脳内で起こることを実験的に証明しに来ました。

2012-01-06

2012年 13:35 2012年を含むブックマーク

すっかり休止状態のこのブログですが,なんとかやってます.

昨年は,日本で震災があり,心に陰を落とすことの多い一年でした.

今年こそは全てが上向きになっていくような年になればよいな,と思っています.

我々のアメリカ生活も4年目の終わりに近づこうとしています.昨年は,研究成果のほうは,なかなか厳しいものがありました.論文は,再投稿のための実験が迷宮入りし,どこで「終了宣言」するか難しい判断を強いられる状況になりました.当たり前のことですが,モデルの上では複雑なネットワーク上で起こる活動はすべて観測可能です.しかし実験では,複数の領野にまたがった神経活動を解析しようとするばあいに,その領野をつなぐ領野の活動は観測不能な変数になり,自分の研究だけでは,その全てを明らかにすることはできないという現実にぶち当たりました.当たり前すぎる現実.

振り返れば,昨年は3月以降ずっと,論文のリバイズでもがき苦しんでいました.しかし,その9ヶ月の紆余曲折の中で得た実験結果は面白いことを示唆するものばかりで,いまからワクワクと将来の実験を妄想しています.(とどのつまり今の論文には関係ないデータを得たという事ではありますが)

自分が足踏みしている間に,家族はどんどん成長しています.子供は大きくなり,夫婦の一対一だった関係にどんどん子供が入ってきて,小さな社会が出来てきました.4歳の長女はダンス大好き・夢みる少女タイプ.2歳の次女は人の言うことをまったく聞かない自由人.それを悠々と見つめる妻.まったく性格の違う女性3人がぶつかる様子は,見ていて飽きません.実験がうまく行かないときも,家族がいるありがたみを感じた一年でした.

今年こそは,たまりにたまったデータを論文として出し,次プロジェクトを形にしたいと思います.今年こそは,日本に行く機会も作りたいと思っています.

今年もよろしくおねがいいたします.