古賀志連峰縦走

お手頃なロングコースの第五弾は、以前から一度歩いてみようと考えていた古賀志連峰(?)の縦走。

具体的には、古賀志山に連なる低山を東は半蔵山から西は赤岩山まで一気に歩いてしまおうというもので、スタート地点は駐車場の確保しやすい男抱山に決めていたのだが、午前7時前に着いたろまんちっく村の駐車場にはチェーンが張ってあって利用不可能。やむを得ず、男抱山の登山口付近の駐車スペースに車を止め、7時6分に出発する。

昨年2月に鞍掛峠からここまで歩いた経験はあるが、今回はそれを反対方向に進むということで記憶の方はかなり曖昧。7時24分に着いた男抱山の山頂から古賀志山方面を眺めた後、「北口ルート下山道」という見覚えの無い標識に導かれて尾根を下っていくが、どうも期待した方角には向かわないようなので、途中の薄い踏み跡をトラバースして正しいルートに復帰する。

林道(8時8分)に出たすぐ先にある半蔵山への登山口を入ると、薄暗い斜面には先週降った雪が思ったよりも沢山残っており、そんな中を半蔵山(8時18分)〜羽黒山(8時31分)〜池ノ鳥屋(9時1分)と進んでいく。前回見つからなかった無線中継所(9時27分)の階段の先には薄い踏み跡が続いており、それを辿って9時33分に鞍掛峠到着。

ここから鞍掛山頂まで正式なルートは存在しないということで、その先の分岐(9時36分)を右に入った廃道の最終地点から尾根伝いに上っていく計画だったが、途中に作業道(9時41分)があったのでとりあえずそこに入ってみる。しかし、(当然のことながら)しばらく進むと行き止まり(9時49分)になっており、ここからは覚悟を決めて道なき雪の急斜面をよじ登っていく。

20分弱の悪戦苦闘の末、大岩のすぐ手前で尾根上の正規ルートに辿りつきホッと一安心。ここからは通い慣れた鞍掛尾根を鞍掛山(10時14分)〜富士見峠(11時56分)と進んで12時4分に古賀志山に到着する。いつもより遅い時刻なので559ピーク付近から人口密度はかなり高くなっており、満員が予想される東稜見晴し台は当然パス。

さて、御岳(12時14分)の先のルートもこちら側から歩くのはこれが初めてということで、痩せた岩場のアップダウンを慎重に進んでいく。赤岩山(12時50分)を過ぎた先の大きな岩場では、一度左手の巻き道に入ったものの、少し行ったところで思い直してその岩場を上っていくと頂上には篭岩(13時8分)の表示があり、その先の三角点(13時20分)を通過して13時41分に西登山口に下りてきた。

その後、県道に出てからしばらく東南に向かって歩いていると、あらかじめメールで救援を依頼しておいた妻と合流(13時56分)し、これで今日の山歩きは全て完了。男抱山の登山口まで車で乗せていってもらい、止めておいた俺のワゴン車を回収して無事帰宅した。

ということで、今回の歩行距離は17.2kmとまたもや目標の20kmには及ばなかったが、里山から始まって岩場に終わるという変化に富んだコースはなかなか歩き応えがあった。反省点としては、過去に歩いた経験があるせいで事前学習が疎かになってしまったことであり、途中2度ほどルートが分からなくなり、ちょっと焦ってしまいました。