RHSのブログ

立教大学ハーモニカ・ソサイアティー(RHS)の公式ブログです!

四大レポート!〜寸劇の裏側を語る、および語りまくる〜

みなさん、こんにちは!
例によって例のごとくweb担です。


さて、去る6月22日(日)に四大学ジョイントコンサートを行い、無事に完走することができました。一週間経ち、すでに部内での打ち上げも済ませたわけですが、今回も四大について裏側からレポートさせていただきたいと思います。本当はあと1〜2回ほど、演奏会前に記事を出しておきたかったのですが、ご勘弁くださいませ…!


今回は1〜3年生で臨む初の演奏会です。1年生は初めてのハモソの演奏会、2年生にとっては来年の四大幹事校へのステップ、そして3年生にとっては二度目の幹事学年としてのコンサートでした。SPFの時に比べるとだいぶ貫禄が付いてきたのではないでしょうか(笑)。役職によってそれぞれの苦労や楽しさを満喫できたのではないでしょうか。さて、今回はその役職のこぼれ話の中から、自分が兼任している企画担当について、演出面についてお話ししていきますね。主にご来場いただいた方に向けた内容になることはご了承ください…!(他の役職の人も何か書いてくれるかも?!)


今回のテーマはタイムトラベル。事の発端は年度明け前のステマネ会議。各大学のステージ間に共通性を持たせてテーマ縛りの選曲をしようということになりました。企画会議によって決まったテーマは年代曲。時を操る魔法使いの案内で1970年代〜2000年代の曲を見ていくという設定になりました。


今回、立教大学ステージおよび合演メイン担当曲は以下の5曲。


君という名の翼
相棒 OPテーマ Season8〜Season4
Precious
Over Drive
ハレ晴レユカイ(合同演奏ステージ)


さて、立教ステージには曲間のMCを減らして寸劇を挟むという風習がありまして、今回ももちろん続投です。台本を担当することになりましたが、それはそれは苦労の連続でありました。『4曲なので曲間はわずか3ヶ所』、『4曲目は魔法使いと他大学MCさんの絡み縛り』、『25分間という制限時間』といった様々な制約がありました。あと、これは自分の好みの問題ですが、劇やMCの台詞と曲のタイトル・演出に1ミリでもいいから関連性を持たせたいというこだわりがありました。たとえば、『君という名の翼』の前には「魔法の翼をはためかせて…」というナレーション、『precious』を演奏するのが劇の登場人物、といった具合に。


最終的に、縛りの制約である魔法使いや、『相棒』に合わせる形での警察を劇の登場人物にすることで脚本を構成しました。出演者も無事に決まり、話の流れに合わせてセリフを打ち込んでいく作業に入っていきます。今回は主に役者が活躍できるようなアテ書きとなっています。一瞬だけ登場して名演技を披露してくれたとある男なんかは絶対に代役が立ちませんからね!結局のところ、あまり考えずに書き上げてキャラクターが固まらずにやたらと苦労していたのは自分の役だったりします…。ちなみに魔法使い自体にはそれなりのキャラ設定がされています。得意な魔法はお洗濯の魔法で、苦手科目は算数と魔法美術。この辺の設定は演じた本人には知らされていますが、それが演技にどう活きたのかは本人のみぞ知るところでしょう。さて、完成した台本でも納得がいかず、ここからは出演者や企画メンバーの協力も得た推敲作業に入っていきます。不要な台詞を削ったり書き換えたりすることで、かなりテンポが改善されました。それでも十分な時間の余裕ができず、テンポを重視させる意味でも、最終的に指揮者・アレンジャー・ソリスト紹介をカットさせていただくことに。


今回、魔法使いを担当してくれたのは、演奏会の寸劇初登場の三年音担・Kさん(仮名)。合演ステージの『ハレ晴レユカイ』の指揮者として再び魔法使いとして登場、変身シーンまでこなしてくれました。さらに本人からの持ち込み演出で最後のサビでダンスも披露してくれました。なお、魔法使いの衣装に使ったのは『オペラ座の怪人』のコスプレグッズ。前回のハモソブログに登場したパンダの意味、ご理解いただけましたか?今回の合演ステージでは一年生もダンスを披露。今回踊りの指導をしてくれたもう一人の三年企画さんは本番ではドラムを叩いていました。おつかれさま!


さて、ご来場いただいた方にはおわかりの通り、今回の立教ステージは25分では留まらず、合演のハレ晴レユカイでエンディングを演出することにしました。中央大学さんの合演ステージ曲が四大学ならではの演出をしたのとは逆に、立教は構成を越えた演出にチャレンジしてみたわけです。Kさんに魔法使い役をオファーしたのも、立教ステージと『ハレ晴レユカイ』の整合性を持たせたかったため。やってるほうはなかなか楽しかったですが、観客のみなさんにも伝わったでしょうか…?


さて、寸劇演出についてはまだまだ色々ありまして、本番でのNGや演出確認も含めた劇練習などまだまだ話し足りないこともありますが、長くなるのでこの辺で。しかしながら、この寸劇ひとつとっても音担さんやステマネさん、よその企画さんや早稲田さんのMCの方など様々な人たちとの連携のもと無事に完成まで至ったという良い経験をできたと思っています。中には結構細かい小ネタも仕込んでありまして、演奏会にお越しいただいた方はぜひもう一度パンフレットを手に取って『立教ステージ』のページを見ていただきたいのです。背景には劇のテーマとなったオブジェクトのイラストが描かれています。そして、ページの右下にとある英単語がうっすらと表記されていることに気が付いた方はいらっしゃるでしょうか?劇を見てくださった方が思わずニヤリとしてしまう、みたいな一度はやってみたかった演出にも挑戦してみたりしました。こちらはアナログ広報さんの仕込んだ名デザインとなっております、ありがとう!ちなみに寸劇の仮タイトルはその単語にかけて『止マレ!』だったわけですが、これは『ハレ晴レユカイ』の出典となったテレビアニメのエンディングテーマのタイトルと同じ、という小ネタもありました。結局、パンフレット原稿の入稿までに確定まで至らなかったため、お蔵入り設定に。


といった具合に、演奏やダンスはもちろんのこと、さらに新しい部分(や、地味〜な部分)でもエンターテイメント性を存分に発揮していきたい、そんな総合エンターテイメント系サークル・立教ハモソをこれからもよろしくお願いしますね!


最後になりましたが、今回で三年生の四大学ジョイントコンサートは幕を閉じました。一・二年生の目にはどう映ったかはわかりませんが、自分たちなりにやるべきことをよく考え、それ以上の成果を目指して活動できたのではないかと思います。あとは、来年度からは今年の四大を見て自分たちらしくより改善した四大を作り上げていってほしいなと改めて感じました。ハモソは300ばりのスパルタンな部活動ではなく、サークルという一つの生活の場なので、楽しむことを忘れずにね!私ですか?それはもう、十分楽しみましたとも!


このたびはご来場いただき、本当にありがとうございました!


企画・Web担