駄目社員はむの日記

USO800 certified.

朝。

  • 6時半に目が覚める。
  • ここは歓楽街の中にあるだけあって、夜はお外の声が少々聞こえやすいホテルではあった。
    • とはいえIHG系列だけあってお部屋のクオリティはビジホレベルを超えており、トータルで十分快適。IHG基準を満たした室内設備(欧州相当=国にもよるが3〜4つ星。米州の同ブランドのホテルより明らかにイイ)があって安心感がある。
  • 国連の補助機関系列なツラして募金募金言ってくるのほど信用ならん奴らもそうはいない。
    • もっというと、その路線をとるNGO系列はそのさらに上を行く。知ってると思うが、WWFってただのNGOだからな?

中島公園さんぽ。

中島公園へと歩みを進める。
定宿は北大付近なのでどうしても北大キャンパス側に足が向くのだが、今回はススキノ。
せっかくなのでススキノの更に南側に位置する中島公園を散策しようではないか。




「都会のオアシス」という陳腐なフレーズがあり、札幌においてはおそらく「大通公園」に対して主に用いられている印象であるが、真のオアシスはこの「中島公園」だと思うのだ。



高々150年の歴史しかない札幌だが、その文化的中心は「道立近代美術館」「札幌芸術の森」そしてここ「中島公園」の3ヶ所と思って間違いない。NYCのセントラルパークや東京の上野公園にははるか及ばない規模であるが、この公園は都市におけるグリーンベルトであり、かつ文化の舞台でもある。

まずは我が思い出の地、中島児童会館。


すすきの側の入口から中島公園に入ると、最初に見えるのはプレイグラウンドと児童会館。次いでそのすぐ左に、市営の「こども人形劇場」(市営ですぜ!)。


なおその児童会館にはかつてJA8YAX、中島児童会館アマチュア無線クラブが存在し、多くのそこからハムが育った。かくいう僕もその末裔である。
児童会館は今も昔のまま、ファサードは緑色のタイルで彩られていた。一部朽ちてたのだろうか、歯抜けのように黒いタイルであちこち補修されていた。昔YAXの設備としてルーフタワーと3エレトライバンダーが建っていた屋上には現在、太陽電池パネルが設置されていた。
ご参考:やまびこ座・こぐま座 総合トップ

二百万都市の中心には、なぜか天文台がある。

札幌市天文台。現在は札幌市青少年科学館の管轄にある。

市内中心部にほど近い(空がめちゃ明るそうな)公園内に屈折望遠鏡が設置されており、夜は公開イベントがしばしば行われている。
ご参考:札幌市天文台 | 札幌市青少年科学館

昔から公園に建ってる迎賓館・豊平館


北海道開拓使が建てた西洋式滞在施設だ。ザッツ洋館。重文。建物は歴史的価値があると思われる。
この手の建築物を見慣れた者からすると、建築物の意匠としてはそんなにワクワクでもないはず。ただしマリンブルーのカラーリングの魅力はなかなか。昼は日差しに映え、夜ライトアップされてもまた美しい。
ご参考:豊平館 | 国指定重要文化財

この町の文化の中心、それはキタラ

クラシックにおいて日本屈指の音響を誇るという札幌コンサートホール・キタラはこの公園内に位置する。
著名アーティスト・楽団のジャパンツアーが行われると、かなりの確率でキタラでも公演が行われる。

ご参考:札幌コンサートホール Kitara

夕暮れを河岸でゆったりと過ごす。

中島公園を出て少し歩くと、札幌の中心を流れる一級河川豊平川の広々とした河川敷の風景が開ける。
豊平川河川敷もまた、札幌を緑あふれる都市と感じさせる素晴らしいグリーンベルトだ。

豊平川って、水運としては余り役に立たなかったようである。

日本で江戸時代ないしはそれ以前に建設され大きく発展した内陸都市は、たいてい水運を前提としている。欧州の歴史ある都市も基本的にはそうだろう。
一方札幌ってには縦横無尽の水路があったわけじゃないし、豊平川両岸を中心に発展したわけでもない。キレイな碁盤目状をなす都市計画に基づいた都市の割に、水路は極端に少ない。新しいタイプの都市構造なのであろう。
中島公園・ススキノ・大通と、街の中心部は豊平川の左岸側のみに集中している。

夜。十五になったあたしを置いて女王は消えた〜

ハンパにハラヘッタ。
仕方なしにホテル周辺を歩こうとすると、ここは歓楽街。「歌舞伎座の女王」を口ずさみたくなる。
コンビニで適当に弁当を調達し戻ってくる。

もう20年前ですよこの曲。椎名林檎さま声出てますねー。