続税税の節税対策で誰も触れないのが「実子をたくさん作ること」です

(Q)相続税の節税対策で養子縁組をすると税金が安くなると聞きました。私には孫が二人います。中学生と高校生です。養子縁組の話を持ちかけると「節税の道具に使ってほしくない」と承知してくれません。


(A)「節税の道具に使ってほしくない」というお孫さんの神経は正常です。お孫さんがまともに育っていることを喜ぶべきです。
 養子縁組で相続人の数を増やそうとしても実子がいる場合、相続税では養子の数を一人までしかカウントしません。そんなに相続税を安くしたいのなら、あなたが本当の子供を作ればよいのです。奥さんがダメなら他に若い女性を見つけてボコボコ何人でも産ませればよいのです。これが究極の節税策です。


(Q)……う〜ん、でも、それでは“相続争い”のもとになりますし、それに私にはもうそんな元気はありません。


(A)桃太郎はおじいさんとおばあさんが桃を食べて25歳若返ったから出来た子供というじゃありませんか。あなたも桃を食べて頑張るのです。
 相続税の節税対策で誰も触れないのが「実子をたくさん作ること」です。奥さんとの間の子供でなくてもよいのです。実子なら税法上、人数制限はありません。
 もともと相続税の節税対策をするということ自体“相続争い”のリスクを孕むものです。“相続争い”を心配するような気弱な根性では相続税の節税はできません。相続税の節税対策に必要なことは「常識から抜け出すこと」と「精力絶倫であること」です。