Seoul で森林浴をする
朝、目覚めてココはドコ・・・？ と思った。
（ウソウソ：笑）
というよりも、寝相が凄まじい私は
なまじベッドなどに寝てしまうと寝がえりを打ち過ぎて
何度も夜中に床に転がり落ちてしまう。
しまいには、いつの間にかシーツが体にぐるぐる巻きになっていて
目覚める頃には巨大なミノムシモドキが約１匹、完成〜！だ。
体が締め付けられていたら、フツーは苦しくて目が覚めるのであろうが
あまり気にせず眠っているワタシ。
数年前、友人と一緒にツインの部屋に泊まった時など
その姿のままベッドと壁との隙間に落ちてしまい
先に起きた友人が、私が居ない・・・と大騒ぎしてたっけ。。。
さて。
部屋の窓を開けて外を見ると、既に世の中は通勤ラッシュが始まっていた。
道路を挟んだ向かい側は米国軍家族の居住地。
建物の作りを見ていても、そこは韓国ではなくアメリカ〜ンな一角だ。
どちらも車が右側通行なので交通に関する違和感は少ないんだろうね。
持参したトラベルポットでお湯を沸かし、コーヒーを淹れてまずは朝食〜。
このあたりには外国人が沢山住んでいるので
ベーカリーのパンもケーキも結構美味しいのよね。
持ち帰ってＴＶを観ながらお部屋でゆっくり食べるんだぁ^^
今日はお天気もいいので、ホテルの近隣を散策しながら地下鉄の駅まで歩き
そこから電車を乗り継いでソウル大公園まで行ってみることにした。
ホテルの隣には、去年、新庁舎が完成し移転してきた龍山区庁がある。
庁舎の敷地内にはアートセンターも併設されているので
お庭もオブジェもとっても面白い。
手前の葉っぱはサニーレタス。
花壇の周囲には、馴染みのある食用野菜の苗たちが植えられていたけれど
それぞれ収穫の時期を迎えたら、庁舎内食堂で調理されるのかなぁ。
こちらは韓国料理の必須アイテム 「コチュ」 （とうがらし） ネ。
バックは散りかけたツツジと卵のオブジェ。
お花の時期って毎年微妙〜に変わるから、ホントに難しいワ。
区庁を出て右に曲がれば皮製品で有名な梨泰院
左に曲がればノクサピョン駅の地下鉄入口がある。
ソウルの地下鉄は９号線まであるけれど
どれだけ深いところを走ってるんだ!?って、利用するたびに思ってしまう。
地震も全くないわけじゃないだろうにネェ。。。
このノクサピョン駅の地下も深い！
模型で見たら、地下５階くらいのところに線路があるみたい。
うひゃ〜〜〜〜！だ。
ソウル在住の人が言うには
「足を鍛えるには地下鉄の乗換えが一番！」 だという。
何しろ階段を昇ったり降りたり…ホントにそれだけでも相当な運動量だよね。
市内中心部から地下鉄４号線に乗って約３０分。
漢江を渡って少し行くと大公園 （デコンウォン）駅に到着〜。
２番出口を上がって行けば、もうそこから大公園に続く広い道になっている。
園内にも簡単な食堂はあるけれど、その道の両端に
トック （餅） やキンパ、アイスクリームに揚げパン
食用の蛾のさなぎを煮込んだポンテギなどなど
歩きながらちょこっと食せるものをハルモニたちがせっせと売っている。
余談だけど、この 「ポンテギ」 。
食糧が限られていた時代には非常に貴重なタンパク源だったけど
今の世の中、十分に高タンパクな食品があるからねぇ。。。
私たちの世代より若い人たちは食さなくなってきたみたい。
煮込んでいるニオイもきついし、何しろ元が元…だ。
原形をバッチリとどめているので、好んで食する人は限られているだろうな。
ものは試し！と韓国人の友人から勧められ
ひとつ（←小さな紙コップに入れてくれる）買って
みんなで食べたことはあるけれど、う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜む。
食感もね、独特だったのよ。味は悪くなかったけどね。
さてさて、この大公園。
それぞれの年代に応じてそれなりに楽しめるところの様で
子供からお年寄りまで市民に大人気の場所らしい。
遊園地あり、動物園あり、植物園あり、美術館あり。
テーマガーデンもキャンプ場も池も広場も森林浴場もある。
園内はと〜〜〜〜〜〜〜〜〜っても広いので
往路はスカイリフトなるものに乗ってみることにした。
一番奥のエリアに行くためには、途中でリフトを乗り換えなければならない。
料金は１回券₩５０００、２回券₩９０００、１日券₩１２，０００也〜。
乗車してすぐに、うひょ〜〜〜！の光景！！！！！
広い池の上を渡っていくのだけれど、座っているだけで足の置き場がない。。。
うっかりモノを落とそうものなら、サヨーナラーになってしまう。
一応、安全のためにセーフティネットが敷かれているけれど、高度があるからねぃ。
上から見たら、サンバイザーや帽子、サンダルなどが落ちて引っかかっていた。
幼稚園生が沢山遠足に来ていたし、学校の課外授業で来ていた学生たちもいた。
緑の中でスケッチに励む人たちもいたよー。
上空から園内の様子をきょろきょろ眺めながら、しばし空の旅を楽しむ。
それなりに距離があるので楽しいね♪
終点に到着し、外周をまわれば木立の中を歩く森林浴のトレッキングコース。
約７キロ：２時間半コースの散歩道だそうで
リュックを背負って運動靴をはいた中高年の男女がいっぱい歩いていた。
街歩きの装備で７キロは流石に辛いので
今回は内周の緑の散歩道をゆるゆると歩くことにした。
ちょうど新緑の時期ゆえに、木立の緑が目にも優しく
こういうのっていいよね〜〜〜。
母は緑もお花も自然も、とっても大好きなのだけど
ニョロ系の生き物たちはかなり苦手らしく
トカゲもヘビもミミズも大・大・大〜〜〜〜〜っ嫌いみたい。
藪や茂みの中でコソっと音がすると、「出るなァー！！！」なんて言っていた。
この手の道を２キロほど歩き、ぐるりと巡って植物園へ。
・・・面白い実がなっている樹を発見〜〜〜！
コレ、何の木なんだかねぇ。初めて見たよ。
…初めて見た、といえば
ナスが木の様に栽培されていて、これにも驚いたなぁ〜。
見上げると、そこには巨大なすびがいくつもぶら下がっていて
これを見ちゃった日にゃ〜子供たちに 「なすびは木だよ」 って言われても
間違い！って言えないよね。
お国変われば・・・の如く、珍しい植物もあったけれど
ひとつひとつ撮影していたらこれ、キリがないワ。
簡単に韓食のランチを済ませ、帰路は地下鉄の銅雀 (ドンジャク) 駅で途中下車。
銅雀大橋の端にある展望カフェから
ひとつ先に架かっている盤浦 （バンポ）大橋が見えるのだけど
この盤浦大橋には噴水の吹き出し口が付いていて
時間になると噴水ショーが始まる。
ちょいと歩き疲れたので、大橋の見える席に陣取り
ココナツのアイスとパイナップルのシャーベットでしばしのレストタイム〜。
・・・正直、うす曇りの空がバックでは噴水の水しぶきも白いので
はっきりと認識できず〜だった。残〜念っ。
夜には音楽や光の色彩も加わり華やかさを増すみたいだけど
近くで見たら、かなりのワクワクものなのだろうなぁ。
カフェで休憩した後は、そのまま階段を降りて
盤浦漢江公園をちょこっと散策した。
ちょっとしたお花畑になっていて、カメラ片手に写真を撮りに来ている人たちもいた。
木の植え込みの向こうはオリンピック大路と呼ばれる高速道路。
柵を越えれば別世界〜って感じで、なんか面白い光景だよね^^
橋の下にも行ってみた。
対岸まで何キロあるんだろうね。
陽が傾いてきたので、そろそろ帰ろうか。。。
地下鉄４号線でソウル駅に向かい、今日もまたロッテマートで食事の買い出し。
ついでに、自宅でも簡単にキンパが作れるように
「木製」 ではない、流行り素材のまきすを買ってきた。
これで６００円ちょっと…は少々お高めかなぁ。
ま、どんどん使えば安いもんだね。
作るぞ〜〜〜〜〜、キンパ！ 待っててね〜〜〜〜 ^0^／
ホテルに戻ってきたら、併設している結婚式場で挙式があった。
ロビーにはお祝いの大きなお花たちがいっぱい！
丸ごとでは携帯カメラに治まりきらないので、一か所だけね。
ダークスーツに身を包んだ恰幅のいい男性たちが
ホテルの入口にぞろりと並んで挨拶していたので
私ゃてっきり、その筋の方々の集まりでもあるのかね…と思ったよ。
旅も３日目の夜。。。
明日はお家に帰るんだなぁ〜。
