糸杉  

年の瀬の慌しさが増してきた小晦日の今日、雨の中メトロポリタン美術館展を観てくる。館内があまりに暗いので戸惑う。作品にはライトが当てられているが近づかないとよく見えない。それほど混雑してないからいいようなものの、不便さを感じてしまう。現地の照明なのかと思い解説員に尋ねたら、メットはもっと明るいが、作品のため規定の明るさにしているとの返事だった。かなり前、‘みんなの歌’で歌われていたことを思い出した。大作がこんなにたくさん並んでいるんだ。そして圧巻はチケットにもある、ゴッホの糸杉。この圧倒的な迫力は作品を前にしてこそ感じることなのだろう。
新しくなった東京駅に足をのばす。クリスマスはもっと賑わったことだろう。否、今日は新幹線の周辺は大勢の帰省客だった。