しゅらにっきはちにちめ

ついでにお薬13日目。 リズムに乗れない・・・。
欲しい本がたくさん出ているけれど、いまはちょっと我慢。 明日まとめて買いに行く予定だし、我慢我慢。
りはびりバイト生活がまたしても失敗したから資金繰りが大変なのに、更に本を買うからどんどん金が無くなる。 気分も落ち込む。
あー、さっぱりする為に明日は色々買おう。 憂さ晴らしだ。

 予測と結果

舞-HIME」はサンライズ萌えアニメである。
しかし、結果はどうでしょう。
喩えて言うと、「能ある鷹は萌えの下に爪を隠す」
シグルイの解説の人っぽく言うと、「この時「舞-HIME」の見せた真剣度は 訓練によって到達しうる領域を明らかに凌ぐものだった」
増田こうすけっぽく言うと「なんだよこれ。 こんなもん萌えアニメとなにが違うんだよ」「ぜんぜん違いますよ!」
関東平野の悪い夢”っぽく言うと、「萌えなんかいらねえ!! 寝言こくヒマがあったら遺言でも考えとけ!!」
Mr.AAっぽく言うと、「ああ、やっぱり見るなら萌えが、いい・・・。」
内閣総理大臣織田信長っぽく言うと「偽萌えも、萌えじゃあーーーー!!」
小池一夫っぽく言うと、「なんで萌えアニメしないのーーーッ!」
ゆで・たまごっぽく言うと、「げえぇーー! 萌えアニメの中に針山がーーっ!」
最後にもう一度、“関東平野の悪い夢”座羅月龍頭でしめてもらうと、

てめえらァ 萌えるなツたろ! 俺が萌えるなツたら目の前で超弩級の萌えキャラが出てきても萌えんじゃねえ!!
真実(モノホン)の萌えアニメはなッ 心の底の底にある“心根”の引き裂き合戦なんだよッ! 性根を据えた心根。 それが無残にも引き裂かれる音! 引き裂かれる顔!!
そいつを拝みてえんだよ 俺は――――

こんなプロデューサーがいたら嫌だ。

 感想 橘柑子「カエルと殿下と森の魔女 緑龍亭繁盛記」

<堤利一郎・ファミ通文庫・640円・ISBN:4757721307
内容を要約すると「殿下がちゃんとしていたら」
ここは「闇の森」の前の旅籠兼料亭「緑龍亭」。 そこに住まいし看板娘の、かしましくもかしましい一日をその娘の視点でつらりつらりとつづったものにございます。
とかく、一人称というものはあれで難しいものでして、作者の自明とキャラの自明と読者の自明の三点のバランスが何より重要なのであります。 いかに説明を省き、含ませるか。 この一見して矛盾する事象を矛盾無くまとめられなければ、お話は破綻してしまうのです。
で、「緑龍亭」はこれが上手い。 それゆえに変な所で突っかかることなく、すーっと読み進める事が出来る上に内容がすこすこ入ってきまして、このご時世に真っ向勝負の和製スラップスティックファンタジー&看板娘モノをやるという、ある種「まさに逆境!」を見事に切り抜けてみせてくれます。 派手さが無い分、きっちり読める一冊でした。