暑い。そんな中だらだら第2次αをしながら「学校の階段」を読む。青春の情熱が常軌を逸しているように思え、「ああ、こいつら虎眼流なのか」と思ってしまうシグルイ脳。「でも虎眼流ならここで音速因果応報だよな」と思ってしまってだからシグルイ脳。
にしても、あれだ、青春物は痛い。たまにぐさっとクル。やっぱり汗の似合う青春なんか過ごせなかった頃の思い出が、こういうのを心の臓に鋭く突き刺さらせる要因なのだろうか。
ああ、やばい。ラノサイ杯まで後もうちょっとだ。ノルマというか罪というか積みをどうにかせんとぉ。階段が終わったらストラトスじゃないされ竜だ。
感想 『学校の階段』(ISBN:4757725981)
<櫂末高彰:甘福あまね:ファミ通文庫:580円+税>
内容を要約すると「階段部はシグルイである」。
階段部に対する想いが理屈不能だったり、階段部活動に対する情熱のパトスが溢れ過ぎに横溢していたりを見るにつけ、青春の無軌道がどうというより「ああ、虎眼流なんだ」という理解の方が先に立ってしまいました。あかん。シグルイ脳はあかん。
さておき。
内容が亜型のスポ根とはいえ、そのスポ根する対象スポーツがまったくの架空ながら、もしかするとあるかも、という微妙な線にある「廊下&階段疾走」というのを考え付いた所は素晴らしい。通常ではありえないけれど、「走った後は掃除」みたいにあるとするとこういうことになるな、という話が読んでる側からしても得心がいき、その上で例えばその掃除に対する一種異様な態度からその真意を語られると、そういうものなのかなぁ、と妙に納得させられます。架空と現実が上手くかみ合ってる、と言えばいいんでしょうか。
この話はその架空以外はオーソドックスな展開といえばそうなのですが、そこでてらわずに「オーソドックスだからどうした!」といわんばかりにさーっと書いちゃってるのが結構好感が持てました。特に従姉妹四人とかは「ベタな話を書きますがかまいませんねッ!」って言われているような心境になりました。私としてはかまはないのでじゃんじゃん書いて欲しいです。
このベタなのが、次にどうなるのだろうか。気になるなぁ。って次はされ竜読むんだっけ…。<追記>
書くのを忘れてた事に、学校のマップがあったらよりよかったのになぁ、ってのがあったんですが、2巻目にはちゃんとついてました。さすがはファミ通文庫! 良いお仕事です。
そのネタ、貰い受ける。
id:capskanaさんのネットゲームを物語の題材とする事についてを見て、なんかこう、わさわさ来ました。なんかこう、なんかこう、話全体の雰囲気が立ち現れてくるような。なに言ってんだろう。
やりようはそれなりにあるなぁ。机上の空論としないように、なんとかしてみようか。
第2次α日記
徐々に敵がうッとうしくなってまいりました。
- 第27話「ファルコン壊滅の危機」
- 内容的に前後編っぽく、取り立てて強い敵もいなかったので、サクッと。
- 変な病気に罹って気力が下がった時は、かなりあせった。
- ボルフォッグに前線を任せて、他の味方はぼんやりしてターンを潰す。
- 第28話「我が拳に命を懸けて」